下枠交差形パンタを搭載するJRFマークなしの旧塗装機 EF210-105

EF210形は最近のJR車両の中ではバリエーションがかなり豊富なので、追いかけたり撮影するのが楽しい形式です。
番代区分は、量産先行車の900番代、量産車の0・100番代、そして後補機仕様の300番代の計4区分しかありませんが、その後の塗装変更や全般検査(全検)のメニュー変更などが加わったため、外観上のバリエーションがかなり増えました。
現在は新旧の塗装が入り乱れた過渡期なので、ここまでバリエーション豊富な状態はあと2年くらいで収まると思いますが、既に採用されなくなった仕様のカマも次の全検までは異端車として残るでしょう。
客貨分離が完了したこの時代に、JR貨物の機関車を網羅的にきれいに撮るのは至難の業です。
しかも、最近は雑草の影響なども無視できないので、気軽に形式写真が撮れる場所が見つかったら、何度も足を運んで撮るようにしています。
先日、コキ105形をアップしたときに触れた高速貨物列車「トヨタ ロングパス・エクスプレス」もそのうちの一つで、この列車が沼津駅できれいに撮れるのは夏場のこの時期だけ。
コキ105形だけでなく牽引機も撮影できるので、日が長いうちに撮っておこうと考え、新鶴見機関区(新)のEF210形の運用を追っていました。
新鶴見に配置されているのは100番代と300番代だけですが、同区には吹田機関区(吹)から転入したカマも配置されているので、運がよければ異端車が撮れます。
しかも、EF210形は運用上で車両の向きが統一されておらず、第1エンドと第2エンドの両方が狙えるため、5月から沼津通いをしてEF210形の各バリエーションを記録してきました。
ということで、今回はEF210形100番代で唯一JRFマークのない旧塗装機、EF210-105(新)をアップしたいと思います。
EF210-105(新) 2026年9月3日 沼津駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
JR貨物の機関車は2017(平成29)年ごろからJRFマークを省略するようになり、その時期に全検を受けたカマの多くはJRFマークのないスッキリした外観に変わりました。
EF210形もその時期に全検を受けたカマは何両がいますが、JRFマークを省略して出場したのは何故か EF210-105 のみ。
2018(平成30)年からは従来車となる900・0・100番代の塗装を白帯タイプに変更したので、JRFマークなしの旧塗装機は EF210-105 だけの異端車となりました。

EF210-104 の車体側面

EF210-105 の車体側面
単にJRFマークがないだけで、旧塗装機と“桃太郎”ロゴの位置が変わっていないので、少しアンバランスな印象を受けます。
下枠交差形パンタグラフ(PS22D)を搭載するEF210形100番代の初期グループもちょうど第3全検の時期に入っているので、JRFマークの有無にかかわらずPS22D付きの旧塗装車は来年(2027年)くらいには消滅するでしょう。






















