「トレインブックス」の新入荷情報や形式写真撮影の活動成果を掲載

関西本線から東海道本線に転用された313系1500番代(クモハ313-1502)

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前回、315系第1ロット車の クハ315-4 をアップしましたが、今回は315系の投入により形式写真が撮りやすくなった形式区分を採り上げたいと思います。

 
神領車両区(海シン)に315系が新製配置され、2022(令和4)年3月のダイヤ改正で中央本線名古屋〜中津川間のすべての普通・快速列車が8両編成に統一されました。

この影響で、中央本線や関西本線の名古屋口で使用されていた3両編成の313系1500・1600・1700番代は大垣車両区(海カキ)に転属、東海道本線名古屋地区で使用されていた311系の一部は淘汰されました。

転属により編成番号も変更、1500番代のシンB101〜B103編成はカキJ151〜J153編成に、1600番代のシンB104〜B107編成はカキJ161〜J164編成に、1700番代のシンB151〜B153編成はカキJ171〜J13編成にそれぞれ変更となり、番代区分と編成番号の関係が以前よりも分かりやすくなりました。

 
神領車両区から大垣車両区に転属した313系3両編成

神領車両区から大垣車両区に転属した313系3両編成

上の図をクリックすると大きく表示されます。

 

東海道本線の名古屋地区は4両または6両、8両編成で運用されるため、3両編成の313系1500・1600・1700番代は2本を連結し6両編成として使用されるようになりました。

 
東海道本線に転用されると以前よりも撮りにくくなるかと懸念してましたが、2022(令和4)年3月改正で熱田駅旧荷物ホームでのお昼寝運用が変更。ベストポジションでお昼寝するのが、4両編成から6両編成に変わりました。

117系時代からの形式写真の聖地〜

海シン時代、クモハ313形1500・1600・1700番代は乗客が少ないときに撮るのが難しい形式区分でしたが、2022(令和4)年3月改正以降は簡単に撮れるようになったのです。

 
ならば撮れるうちに撮っておいた方が、と思っていましたが、これだけのために名古屋方面に行くわけには…

今年(2023年)に入ってからキハ85系車両の採寸のため何度も名古屋に訪問するようになったので、その合間にクモハ313形1500番代を撮ることができました。

 
ということで、今回は約1年前に大垣車両区に転属したクモハ313形1500番代、クモハ313-1502(海カキ)をアップしたいと思います。

 
313系としては初期形(1・2次車)に分類されるグループですので、正面窓と貫通扉窓の窓枠底部(黒色部分)が太いためワイパーと手すりの取り付け部が目立なく処理されています。
また、行先表示器も従来車と同様の幕式となっています。

313系3次車の クモハ313-5007 と見比べてみては如何でしょうか?

 
クモハ313-1502

クモハ313-1502(海カキ)  2023年4月5日 熱田駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

クモハ313形1600・1700番代は未撮影ですが、次のダイヤ改正まではまだまだ余裕があるので、足元の雑草の状況を確認してから再訪してみたいと思います。

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