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3月改正でワンマン化された鶴見線のE131系1000番代(クハE130-1004)

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今年も各撮影地の雑草状況が気になる時期に突入しました。

 
この冬は例年になく暖かかったのと、ウォッチングしている各地でまとまった雪が降らなかったため、立ち枯れした雑草がそのままになっている場所が多いようです。

こうなると雑草を刈ってくれた駅構内は貴重な撮影地〜 本当にありがたいです。

そんな場所の一つが鶴見線の大川駅。

 
今年(2024年)の3月ダイヤ改正で205系1100番代がE131系1000番代に完全に置き換えられたので、雑草が落ち着いているうちに、と思って4/12(金)に同駅へ行ってきました。

 
鶴見線用に投入されたE131系1000番代はぜんぶで8編成ですが、そのうち1編成には線路設備モニタリング装置を搭載した1080番代が2両連結されています。

 
E131系1000・1080番代 編成表

E131系1000・1080番代 編成表

 

1080番代のような珍しい車両を追いかければ一般の1000番代がオマケのように撮れると思っているので、この3月から1080番代のナハT8編成ばかりウォッチングしていました。

しかし、特別な装備の編成だからなのか、定期運用になかなか就いてくれません。

 
3月下旬に大川運用に入りましたが、そのときは不眠が酷くて体調を崩していたので身体がボロボロで… パスしました。

それ以降もチャンスはあると思だろうとウォッチングし続けましたが、大川に入るときはいつもいい天気☀️か雨☂

そのうち駅構内の雑草が伸び放題になって撮れなくなるのでは?
さらに、雑草放置が数年続いて冬になっても立ち枯れが邪魔で撮れなくなるのでは… なんてネガティブな妄想を抱いてしまいます。

 
そんな気分を晴らすために、先ずは普通のE131系1000番代を押さえておかなきゃ、と思って撮影したのが今回アップする クハE130-1004(横ナハ)です。

ナハT4編成の鶴見方先頭車で、床下の3位寄り(写真左側)に補助電源装置のSIVと電動空気圧縮機などの補機類が搭載されています。

 
クハE130-1004

クハE130-1004(横ナハ)  2024年4月12日 大川駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

鶴見線用のE131系1000・1080番代は、車両限界の関係で車体幅 2,778mm のストレート車体を採用しています。

鶴見線では分割併合運転を行わないため、前面に貫通ホロや電気連結器(自動解結装置)がなく、貫通扉のように見える部分も完全なダミーで開閉機能はありません。

拡幅車体をもつ既存のE131系(0・500・600番代)と同形の前面窓ユニットなどを狭幅車体に取り付けたため、前面上部の行先表示器まわりが少々窮屈な感じになっています。

 
車体側面を見ると、外板のセギリ(板継ぎ部)をなくすためにレーザ突合せ溶接を採用し、扉フレームや窓フレームを内嵌め構造にして車体側面をフルフラット化しているため,既存のE131系よりも東急電鉄の2020・6020系に近い雰囲気に仕上がっています。

あと、これは撮影するときに影響が受けることですが、各扉の表面仕上げが艶消し処理からやや黒っぽい光沢処理に変わっているので、撮影時に沿道のトラックなどが写り込むようになりました。

それにしても、ガンメタ系塗装を施したドアに見えますね〜

 
拡幅車体が当たり前になってきたこの時代、少々私鉄っぽい車両が元私鉄路線を走るというのは必然なのでしょうね〜

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