イカロス出版から「形式 115系」が発売になりました(クモハ115-321)
昨年末から準備していました115系の車両ガイド、「国鉄直流近郊型電車の完成形! 形式115系」がイカロス出版から発売となりました。
「ブルトレ 新系列客車のすべて」「国鉄標準形特急車両 形式485系」に続く3作目ですが、今回も形式写真満載の車両解説のパートを担当しました。
今回はいままで以上に難産で、書店で見かけたら手に取っていただきたいので、大きめの表紙写真をアップします。
私自身、小学3年生まで東北本線東大宮〜蓮田間の線路沿いの団地に住んでいたので、115系は幼少のときからのお気に入りの電車で、ず〜っと前から準備ができればやりたいと思っていた形式でした。
そして、今回ようやく念願が叶いました。
113系のようにグリーン車が花を添えるような目立った運用もなく、山間部での運用をこなす地味な存在の形式ですが、国鉄末期以降の先頭車化改造などで番代区分が複雑になりすぎて、追いかけるには十分すぎるくらい魅力的になりました。模型ネタとしてもってこいの形式だと思っています。
そんな115系の各形式番代を簡単に解説し、可能な限り形式写真を集めて、すべての写真を私自身がレタッチ(およびスキャンを)しましたので、形式写真の構図や色調が揃った写真 & 形式図集に仕上がりました。
今回も大先輩の五十嵐六郎さんには昭和40〜60年代の貴重な形式写真を提供していただきました。
また、Facebook「形式写真会」メンバーの「I TRENI ~失われし鉄道車両を求めて」の冨田さん、「デジタル形式写真館」の横山さん、市原さんからは広島地区の改造車を中心に数多くの写真を提供していただきました。
「とれいん」の115系特集を担当された前納さんにも広範囲にわたって助言をいただきました。
そして、巻頭カラーには大学鉄研時代の先輩、吉原さんにもご協力いただきました。
このほかに、1/150の形式図は「鉄道CAD製作所」の奥井さんにCADで作図していただきました。
国鉄詳細図およびJR各社より提供していただいた形式図は、実車と異なる部分がいくつかありましたので、「かけやま写真館」のかけやまさんから提供されたサイドビューをもとに実車に即したものに直していただきました。
皆さま、本当にありがとうございました。
今回は「国鉄直流近郊型電車の完成形! 形式115系」には掲載できなかった形式写真をアップします。
最後の最後に差し替えてお蔵入りになった写真で、岡山地区でいまも湘南色で活躍する クモハ115-321(岡オカ)です。
クモハ115-321(岡オカ) 2013年5月10日 庭瀬駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
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