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“冬の臨時列車のお知らせ”について(写真は「あずさ」送り込み回送列車の クハE256-5005)

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昨日(10/17)、JR各社から“冬の臨時列車のお知らせ”についての発表がありました。

 
1週間前に秋臨をまとめたばかりですが、今回はすぐにリストにしてみました。

 
JR北海道
JR北海道(キハ261系“ラベンダー”編成の運転計画について)

JR東日本(全体)
JR東日本(盛岡支社)
JR東日本(秋田支社)
JR東日本(東北本部)
JR東日本(新潟支社)

JR東海

JR西日本

JR四国

JR九州

 
 * * *

 
コロナ禍以降、JR東日本は収益環境の改善と着席ニーズへの対応を目的に、「ホリデー快速」などの土休日に運転されていた臨時快速列車を、全席指定の特急列車に格上げしました。

それまでは特急形車両を使用した、いわゆる“乗り得列車”も各地で走っていましたが、国鉄形の185系が姿を消す時期と重なったこともあり、首都圏ではこうした臨時快速はすべて姿を消してしまいました。

 
近年は、特急形車両の運用見直しによって所要編成数に余裕が生まれたことから、「ひたち」「ときわ」で使用されているE653系が臨時「草津・四万」の一部に充当されたり、「踊り子」のE257系2000番代が臨時「アルプス」に使われたりするようになりました。

185系651系の引退後、車両運用がどうなるのか少し心配していましたが、結果的にはやや綱渡りながらも、うまくやり繰りしている印象です。

 
国鉄民営化以降、首都圏の直流電化区間における波動輸送用の車両は、急行形の165・167・169系から特急形の183・189系へと移り変わりました。その後を185系が受け継ぎ、現在はE257系がその役割を担っています。

E257系は登場当初、「あずさ」「かいじ」系統向けの0番代と、房総特急用の500番代の2系列しか存在しませんでした。しかし、E353系の登場と房総方面の特急削減により、「踊り子」用の2000・2500番代と、波動輸送向けの5000・5500番代が新たに登場しました。
その結果、0番代は消滅しましたが、房総特急用の500番代はいまも健在です。

 
かつては国鉄形車両の陰に隠れて注目されなかったE257系も、いまではすっかりベテラン車両の域に入りました。

転用改造で登場した4桁番代のE257系車両はとにかく種類が多い。
真面目に追いかけていかないと、すべての形式番代を記録するのはなかなか大変です。

臨時列車にしか使われない5000番代ともなると、撮影の機会はそう多くありませんからね〜

 
ということで、今回は臨時「あずさ82号」の送り込み回送列車が甲府駅に入線した際に撮影した、クハE256-5005(都オオ)をアップしたいと思います。

 
クハE256-5005

クハE256-5005(都オオ)  2025年10月5日 甲府駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

クハE256-5005は、大宮総合車両センター(都オオ)所属のOM91編成の偶数方先頭車です。

OM91編成は、編成番号が示すとおり9両編成で、定期「あずさ」「かいじ」の基本編成と同じ長さですが、5000番代編成では電源コンセントの追設工事が実施されていません。

 
E257系5000番代はほとんどの週末に「あずさ」として使用されているので、後継車のE353系と同等のサービスレベルに揃えた方が良いと思いますが、工事期間を確保するのは難しいのでしょう。

団体集約臨(修学旅行)にも使われる“スーパーサブ”なので、閑散期も大忙しですからね〜

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