“夏の臨時列車のお知らせ”について(写真は『GV・SLぐんま横川』牽引予定の GV-E197-202)

もう2週間以上も前のことですが、5/16(金)にJR各社から“夏の臨時列車のお知らせ”についての発表がありました。
7月からの撮影計画のためにリストにしてまとめてみました。
JR北海道
JR北海道(キハ261系“はまなす”“ラベンダー”編成の運転計画について)
JR東日本(全体)
JR東日本(盛岡支社)
JR東日本(秋田支社)
JR東日本(東北本部)
JR東日本(新潟支社)
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昨年(2024年)11月にぐんま車両センター(群)の電気機関車やディーゼル機関車が引退した関係で、春季の臨時列車では「SLぐんま よこかわ」「SLレトロぐんま 横川」などの後継列車は設定されませんでした。
しかし、今回発表された夏臨には、事業用車両のGV-E197形を補助動力車とする「SL・GVぐんま横川」「SL・GVぐんま桐生」などが含まれていました。
クモヤ143形を併結した横浜線経由の「ホリデー快速やまなしピクニック号」以来と思われる、事業用車両が先頭に立つ臨時列車です。
GV-E197形は、EF65形やDD51形などの機関車よりも出力が劣るので、旅客車両はこれまでの5両から3両に減少…
GV-E197形を2両連結、反対側の編成端に蒸気機関車を連結し、信越本線(高崎〜横川間)や両毛線(高崎〜桐生間)で運行されます。
GV-E197形をSL列車の補助動力車とするのはどうかとの批判はあると思いますが、蒸気機関車などの自動ブレーキ搭載車による被牽引に対応するための読替装置を搭載できるGV-E197形200番代を用意したのですから、SL の動態保存のために何とか頑張ってほしいものです。
昨年(2024年)12月からGV-E197形と D51 498、12系客車の6両編成が試運転で横川に入っており、そのときからGV-E197形200番代が撮れないかタイミングを図っていましたが、夏臨発表後になってやっと撮影することができました。
GV-E197形200番代は砕石(バラスト)輸送には使用されない区分なので、SL列車に相応しいラッピングがいつ施されてもおかしくない車両です。
また、営業運転ではヘッドマークが付いてしまうので、マークのない素の状態はある意味貴重です。
横川を訪れた 5/29(木)は天気予報がハズれて ☀️
現地で3時間も曇り ☁️ 待ちしましたが、撮れてしまえばこっちのモノ〜
曇天のもと下回りまできれいの撮れましたので、今回はぐんま車両センター(高クン)のGV-E197形200番代、GV-E197-202 をアップしたいと思います。
GV-E197-202(高クン) 2025年5月29日 横川駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
GV-E197形は、狭小トンネルを有する中央本線に入線可能なクモヤE493系と車体断面を共通化しているので、下の写真のように屋根高さが12系客車よりも低く抑えられています。
GV-E197-201 と スハフ12 161 の連結部
GV-E197形側からSL列車を見ると、やっぱり…
GV-E197形を高崎方に連結した試運転列車
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
GV-E197形200番代がSL列車以外ではどのように使われるか分かりませんが、和式客車“くつろぎ”の車体色に合わせて塗色変更された DE10 1705 のように、茶色(ぶどう色2号)か青15号に塗り変えられてしまうような気がしています。
EF59形のように、ぶどう色2号に黄色・黒色のゼブラカラーが警戒色として加えられたり、なんてことも。
119系以来、数10年ぶりに登場した“嫌われ者”に見えて仕方がないGV-E197形ですが、頑張って欲しいですね…
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