若桜鉄道へ譲渡されなかった オロ12 10
「ムーンライト高知」で使用されていたJR四国の12系のうち若桜鉄道へ譲渡されたのは、スロフ12 6 + オロ12 9 + スロフ12 3 と、隼駅でライダー向けの休憩所として使われる オロ12 6 の合計4両だったようです。
スロフ12 3 はだいぶ色褪せていたようですが、3両編成の両端を緩急車にして、真ん中の1両をカーペット車にするために スロフ12 3 も選ばれたのではないでしょうか。
JR四国時代は、オロ12形4両とスロフ12形2両の合計6両を3両編成×2本に組成していた関係で、座席車の オロ12 5・10 の妻面にはテールランプが取り付けられていました。
しかも取り付け位置が貫通路に近いので、めずらしい形態でした。
座席車のオロ12形は残念ながら今回の譲渡車両リストから漏れてしまいましたが、模型ネタとしてはちょうどいい車両ではないでしょうか？
手元に オロ12 10 の写真がありましたので、ご覧ください。
オロ12 10（四コチ） 2009年5月17日 讃岐財田駅
コメント
白桜さん、はじめまして。お褒めのお言葉をいただき、ありがとうございます。
形式写真については、マメに撮影に出ている訳ではないので、手持ちのものを勝手気ままに公開しているだけです。私のまわりの形式写真仲間の皆さんに比べると撮影枚数が少なく、車両解説の執筆のお話しがあると写真集めに苦労するくらいです。
1枚の形式写真が持つ情報量には限界があると思っているので、屋上・床下機器や室内など各パーツについても撮影したいのですが、力及ばすです。
レタッチなどの電子暗室については専門ではないので試行錯誤ですが、フィルム時代の暗室テクニックをデスクトップで再現するように努力してます。でも、コントラストが強い、一般ウケのいい綺麗な写真と違って、形式写真は車体各部のトーンが落ち着いているためアラが目立つのが厄介なところですので、その点についてはいつも気を付けるようにしています。
調子が整っているかどうかは微妙で、時間が空いているときに3ヶ所のMacで作業していますので、色調などがバラバラになっていると思います（そろっているのは構図ぐらいでしょうか）。また、OSやブラウザによっても色調が変わるので、この点については自前の環境で統一が取れるようにするしかないと割り切っています。
これからも定期的に撮影に出られるかわかりませんが、時間を作ってマイナーな形式を中心に撮影し公開していきたいと思っています。
今後ともよろしくお願いいたします。
2011.07.08 12:37 | 管理人（伊藤正宏）
初めまして。白桜と申します。見事に調子の整った形式写真の数々に感嘆すると共に、これだけのものを撮っていかれるのは大変なご尽力あってのことと推察いたします。
私自身は関西の私鉄電車ファンですので、貴殿と撮る対象は異なりますし、好きな車両しか撮らないという勝手気侭なものですが、好きな車両であればこそ、屋根から足回り迄調子を整えて再現し、歪みなく、そして何よりも美しく再現したいと思うとき、形式写真は走行写真とは異なる難しさがあることを実感いたします。
私の場合、デジタル・手持ちというスタイルですので、撮影時は光の具合と露出とカメラを水平に構えることに注意して、あとは現像・レタッチで調子を整えるようにしていますが、思うようにいかないことも度々です。印刷系のグラフィックデザインを生業としていますので、レタッチは慣れているのですが、それでも形式写真のレタッチは難しいです。工夫と観察と試行錯誤が欠かせないと思っています。
また、形式写真を撮られる方はそれなりにいらっしゃると思いますが、美しく調子の整った形式写真をWEBに公開されておられる方はあまりなく、貴殿の写真を見て勉強させて頂いています。
これからも、宜しくお願いいたします。
2011.07.08 11:25 | 白桜
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