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キハ261系1000番代の中間増結車 タイプ⑤(キハ260-1406)

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JR北海道は、2021(令和3)年3月ダイヤ改正の概要を発表し、特急列車の減便や快速「エアポート」などを含む札幌圏の列車などの運転取りやめ、そして利用客の少ない18駅を廃止することを明らかにしました。

 
鉄道ニュースやブログなどでは宗谷本線の12駅を含む18駅が廃止されることが話題となりましたが、車両の動きが気になる立場からすると、特急「北斗」「おおぞら」の編成両数が7両または6両から5両に短縮され、新製されたばかりのキハ260形1400番代が余剰になってしまうのでは?と心配になってしまいます。

2020(令和2)年3月下旬から一時的に特急列車の減便や減車が実施されましたが、このときも編成から外されたキハ260形1300・1400番代が函館運輸所(函ハコ)に留置されていました。

 
列車本数の削減や編成の短縮は新型コロナウイルス(COVID-19)やライフスタイルの変化に対応したものなので致し方ないですが、こんどのダイヤ改正で所定ダイヤそのものが見直されることになったので、今後の「おおぞら」「オホーツク」の車両置き替えの計画にも影響が出てきそうです。

 
 * * *

 

キハ261系1000番代は4両を最短編成として設計されているため、それ以上の編成両数にするには編成の真ん中に中間増結車のキハ260形1300番代(M3車)を組み込む必要があります。

 
現在、特急「北斗」は7両編成を基本としているので、所定の編成ではキハ260形1300番代が3両組み込まれています。

多客期などでは9両編成が組成されることがありますが、このときはキハ260形1300番代が5両も連結されます。

しかし、キハ260形1300番代には乗務員室や業務用室が設置されていないので、編成端の車両まで行かないと車内放送などの簡易的な車掌業務ができないなどの問題がありました。

そこで、キハ261系1000番代の2018(平成30)年度落成車(7次車)はキハ260形1300番代の代わりに業務用室付きの新区分、キハ260形1400番代(M4車)が製造されました。

同車は「北斗」編成の5号車に組み込まれ、2人以上の車掌乗務にも対応できるようになったようです。

 
しかし、7両編成だった「北斗」が5両に減車されると増結中間車は1両だけに。

5両編成まで短くなるなら増結中間車の1両に業務用室は要らない…

そうなるとキハ260形1400番代は1300番代と共通運用に?

 
ということで、今回は、宝の持ち腐れになってしまいそうなキハ260形1400番代をアップしたいと思います。

コロナ禍の影響で「北斗」が5両編成に減車されたときにキハ260形1300番代と共通に運用されていたときに撮影した キハ260-1406(函ハコ)です。

 
キハ260-1406

キハ260-1406(函ハコ)  2020年5月24日 登別駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

キハ260形1400番代は7次車なので、車体構体の組み立てにレーザー溶接が採用されたため側窓上部の継ぎ目がなくなってスッキリしています。

また、妻部にもビード加工が施されています。

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