シングルアーム式パンタグラフを搭載するモハ185形(モハ185-212)

新前橋常駐車でパンタグラフ換装のOM03編成が快速「碓氷」に充当されましたので、タイトル通りシングルアーム式パンタグラフを搭載しているモハ185形200番代(モハ185-212)を信越本線横川駅で撮影してきました。

 
モハ185-212

モハ185-212(宮オオ)  2014年11月8日 横川駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

185系は奇数形式のモハ185形の前位側にパンタグラフが搭載されていますが、基本番代の0番代にはPS16、耐寒耐雪形の200番代にはPS16Jがそれぞれ取り付けられています。

でも、オリジナルのパンタグラフがモハ185形全車に搭載されていたのは、185系が出揃ってから7年間だけでした。

 
1985(昭和60)年3月の「新幹線リレー号」廃止などによって新前橋電車区(高シマ)の185系200番代の一部が「踊り子」系統の田町電車区(南チタ→東チタ)に転属してチタB編成となりました。

それから数年後の1989(平成元)年度にモハ185形200番代(モハ185-205〜210・213・214・219・220・223・224・231・232)のパンタグラフがPS16Jから折りたたみ高さの低いPS24に換装されました。これによって狭小トンネルが数多く存在する中央東線に入線できるようになり、その後「はまかいじ」にB編成が使用されるようになりました。

 
1990・1991(平成2・3)年には、伊豆箱根鉄道修善寺に乗り入れる東チタの5両付属編成(C編成)のモハ185-4・8・12・19・20・24・25のパンタグラフがPS16から追随性のよいPS21に換装されました。これは、5両編成に1基しかないパンタグラフが離線してしまうのを防ぐための措置です。

 
一方、「踊り子」系統の基本10両編成はPS16でも大きな問題はありませんでしたが、側窓の一部が防弾ガラスと思われる固定窓に交換された サロ185-11 を組み込むチタA6編成の モハ185-21〜23 については1991(平成3)年にPS24に取り替えられました。

チタA6編成は御召し列車の予備編成として使用することが想定されていた編成で、中央東線に入線できるようにするための措置だったと思われます。

 
このように最近までは3種類のパンタグラフを搭載した185系編成がそれぞれの用途に使用されていましたが、2013(平成25)年3月に田町車両センター(東チタ)が廃止され、高シマから185系200番代を引き継いでいた大宮総合車両センター(宮オオ)にすべての185系が集結したことで、185系編成の運用合理化が図られました。

さらに、2014(平成26)年3月改正で高崎線系統の特急「草津」「あかぎ」が651系化されて定期特急列車の運用が激減したため、4両や6両、8両への編成組み替えが行われて、一部余剰車は廃車となりました。

 
このときの組み替えは搭載しているパンタグラフと用途に応じて行われたため、中央東線へ入線する可能性がある波動用の6両編成は狭小トンネル対応のPS24を搭載した元東チタの旧B編成(7両編成)から中間のグリーン車を抜き取って充てられました。

 
それだけでは所要編成数に達しなかったみたいで、一時湘南色に塗り替えられていた元宮オオのOM03編成も6両編成に改められて波動用編成になりました。

でも、OM03編成は中央東線に入線できないパンタグラフ(PS16J)を搭載していたため、モハ185-211・212 はシングルアーム式で折りたたみ高さの低いPS33Fに交換されました。

 
モハ185-212のパンタグラフ

モハ185-212 に取り付けられたシングルアーム式パンタグラフ(PS33F)

 

185系のパンタグラフに注目してみると最近の編成組み替えに必然性が見えてきますが、今回はそれに関連する話しをしてみました。

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