「トレインブックス」の新入荷情報や形式写真撮影の活動成果を掲載

日本一遅い新幹線「鉄道ホビートレイン」に改造された キハ32 3

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今回は遠征2日目(5/24)の話しです。

 

前日(5/23)は寝不足を押し切った強行スケジュールで、1日で1,000kmも走行したので、日暮れには翌朝の撮影地に近い、予土線松丸駅の“森の国ぽっぽ温泉”に移動。

いつもの遠征のように温泉を楽しんでから近所の道の駅で車中泊しました。

 
学生の貧乏旅行に通じる感覚ですが、今回は朝5時過ぎには予土線江川崎駅(高知県四万十市)に向かいたかったので、鉄道移動という選択肢がなかったからです。

駅の周りには何もない僻地ですからね。

でも、天気予報は翌朝まで雨。
去年の遠征のように空振りの可能性が大でしたが、四国入りしてからは天気予報が好転気味でしたので、未明のうちに雨が上がっていると読みました。

 
日頃の行いがよかったのか、翌朝5時過ぎに江川崎駅に着いたら、ホームに“鉄道ホビートレイン”の キハ32 3 と“海洋堂ボビートレイン”の キハ32 4 が並んでいました。

当たり前の光景なのは分かってましたが、昨年の遠征のときは前日の豪雨の影響で着いたら空っぽでしたからね…

感動したので、普段は撮らない駅構内の様子を撮ってしまいました。

 
江川崎駅の早朝

江川崎駅の早朝  2015年5月24日

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

この写真の手前が今回のメインターゲット、“鉄道ホビートレイン”の キハ32 3 です。

 
愛媛県の宇和島と高知県の窪川を結ぶ予土線の利用促進を図るために、「予土線3兄弟」と名付けられる“鉄道ボビートレイン”“海洋堂ボビートレイン”“しまんトロッコ”が運行されています。

このうち、“鉄道ボビートレイン”がJRの常識を一線越えた変わり種の車両で、外観を初代新幹線の0系に似せた車体に改装されているのです。

いつもならこういうネタもの車両には興味持たないのですが、ここまでぶっ飛んだセンスはほかのJRには真似できません。こういう車両は運転終了などであっさり原形に復帰されてしまうことがあるので、早いうちに撮っておこうと。

 

キハ32 3(鉄道ホビートレイン)

鉄道ホビートレイン キハ32 3(四マツ)  2015年5月24日 江川崎駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

今回はローカル線を活性化させるために改造された“鉄道ボビートレイン” キハ32 3 に興味を持ってもらい、できれば四国まで実際の車両を見に行って乗ってもらいたいという気持ちを込めて、Nikon D800E で撮影した「等倍画像」の形式写真をアップします。

 
撮って出しは恥ずかしいので、レンズ補正済み・レタッチ済み・リサイズなし・最低限のシャープネスを掛けた等倍画像です。
そのため、オリジナルより若干サイズが小さくなっていますが、7,100 × 4,700 px の3,337万画素です。

あと、やや後ピンにして遠い部分の車体標記がボケないようにして撮影していますので、写真としてはイマイチです。その点はご容赦ください。

 

キハ32 3

キハ32 3(20.5MB)

 

※ シャッタースピード:約0.8秒、絞り値:f/11、露光補正量:+0.3EV、ISO感度:100

 
レンズは、いつものように Zeiss の標準レンズ Planar T*1.4/50 を使っています。

描写力のいいレンズですので、“定員 98”という標記や、車内に飾ってある鉄道模型の形式もだいたい分かるのではないでしょうか?

でも、この描写力はこの解像度がギリギリだと思っていますし、撮影時のシャッター幕の振動の影響を排除するのが大変ですので、約5060万画素を誇る Canon EOS 5Ds R
のカメラ性能に負けないレンズがあるのかどうか懐疑的です。

Nikon が推奨しているレンズを使って描写力のなさに落胆したことがありましたのでね…

 
そう思っていますので、しばらくは Nikon D800E を使って全国のJR車両をきれいに記録したいと思っています。

Nikon D800E は販売終了となっているので、現在は Nikon D810 がラインナップされています。

 

 

遠征2日目は、午前7時ごろに八幡浜駅に移動し2000系量産車を撮影し、すぐに松山駅に移動。

松山への移動中から晴れてしまい、8000系電車のリベンジは叶わないと諦めていましたが、なぜか現地に着いた途端に曇り空に。前日に続いて2日目も天気が味方をしてくれました。

でも、神がかった天気はこれまでで、徳島線の阿波加茂駅に移動しましたが、ピーカンになってしまったので「ゆうゆうアンパンマンカー」の キロハ186-2 は撮れず仕舞い。

すぐに徳島駅に向かいましたが、曇りそうな予感がしなかったので、早々と帰宅の途に就きました。

 
2日目も走行距離はだいたい1,000km。

2日間で合計2,000kmの長旅で、撮影時間はわずかの遠征でしたが、リベンジを果たすことができたので大満足でした。

 
江川崎駅を押さえることができたので、こんどはクルマ車中泊の遠征ではなくて鉄道旅で四国を回ることができそうです。

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