711系奇数向き制御車の冷房改造車(クハ711-109)
JR北海道は、快速「エアポート」に通勤形電車733系3000番代(6両編成×5本=30両)を投入し、これにともない711系は今年度末で引退すると発表しました。
この発表は5月のことでしたが、その後、8/30(土)のJR北海道のダイヤ改正で711系は運転本数が半分以下に減るとの追加発表がありました。
711系は日本で初めて量産された近郊形交流電車で、1967(昭和42)年に試作車(900番代)が製造され、第1次量産車(0番代)は1968(昭和43)年8月の小樽〜滝川間の電化開業に向けて量産されました。
その後、1969(昭和44)年の滝川〜旭川間の電化延伸に備えて第2次量産車(50番代)が増備され、千歳線・室蘭本線の札幌〜苫小牧〜室蘭間の電化に合わせて改良形の100番代が増備されました。
国鉄末期の1986(昭和61)年からだいたい毎年北海道に行ってましたので、北海道の電車の代名詞である近郊形711系と特急形781系の2系列についてはほとんどの形式区分を撮影しました。
急行「かむい」のサボを付けていたモハ711形なんて撮った記憶もあるくらいです。
モノクロですけどね。
でも、それは鉄道趣味をやめた1994(平成6)年までのことで、その後登場した車両や後年改造についてはまったく記録していませんでした。
その後、711系100番代は、
(1) 非冷房車(旧塗色復元車)… 2編成
(2) 冷房改造車 … 9編成
(3) 3ドア改造車(非冷房車)… 5編成
と3つのタイプに分かれましたが、最近の姿を撮ったことがなかったので5月に北海道に行きました。
でも、(2)の冷房改造車については1両しか撮影できませんでした。
8月30日のダイヤ改正までにもう1回渡道できれば711系の撮影ができますが、多分行けないでしょうね。
秋ごろに行けるように調整するつもりですが、ダイヤ改正後に運用離脱するのは何番編成か?来年3月の引退ギリギリまで活躍するのは何番編成か?そんなことを気にしている今日この頃です。
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今回は、岩見沢駅で撮影した711系の冷房改造車、クハ711-109(札サウ)をアップします。
クハ711-109(札サウ) 2014年5月13日 岩見沢駅
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