中判フィルムのデジタル化を再開しました(写真は クハ711-205)
毎日、殺人的な暑さですね…
関東甲信地方は8月1日(土)ごろに梅雨明けし、それまで1ヶ月間も続いていたスッキリしない天気はこれを境に一転して、太陽が強く照りつける日ばかりが続くようになりました。
梅雨が長かったこともあって身体が猛暑に慣れる暇なく殺人的な暑さが続いているので、睡眠障害が治まるタイミングの到来はまだまだ先になりそうです。
でも、梅雨の最中に壊れていた書斎のエアコンを更新できたので、以前よりも快適に時間を使うことができるようになりました。
「ダブルデッカーの軌跡」(イカロス出版刊)を執筆したときに PENTAX フィルムデュプリケーター と645判のスリーブホルダーを購入していましたので、梅雨明けを機にフィルムのデジタルデータ化を少しずつ始めることにしました。
(RICOH サイトより引用)
実は、最近になって2社から形式写真の提供依頼の話しがあったのですが、何れもリストにはフィルム時代の写真が含まれており、自前でデジタルデータ化ができた方がいいと判断しました。
2年前にフィルムスキャナ(Nikon SUPER COOLSCAN 9000ED)が壊れてからは、必要に応じて HASSELBLAD 社の高精細フィルムスキャナー(FLEXTIGHT X5)が使える写真スタジオに行ってスキャンしていましたが、白黒フィルムに関しては理想的なダイナミックレンジは得られませんでした。
期待が大きかっただけに落胆も相当なものだったので、執筆が落ち着いてからはフィルムのデジタルデータ化は止めました。
でも、今回、FUJIFILM X-T2 と Carl Zeiss Touit 2.8/50M で試し撮りした感じでは FLEXTIGHT X5 よりも床下機器のディテールが無理なく描写されされていたので、これを Nikon D850 でフルサイズ化すればもっと解像感の向上が期待できそうな気がします。
フルサイズのマクロレンズは持っていないので、しばらくは X-T2 と Touit 2.8/50M に頑張ってもらいますが、ゆくゆくは D850 に切り替えてフィルムのデジタルデータ化を進めていこうと思っています。
今回は試しに、函館本線滝川駅でお昼寝をしていた非冷房時代の クハ711-205(札サウ)をデジタルデータ化してみましたが、防雪板が取り付けられた床下の水タンクがきれいに描写されていました。
こんな感じですが、どうでしょうか?
クハ711-205(札サウ) 1993年7月25日 滝川駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
ただ、カラーポジの色調整が未熟で、色被りを自然な色合いに戻すには時間が掛かるので、当面はモノクロフィルムのデジタルデータ化から進めていこうと思っています。
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