青函トンネル通過のためにLCXアンテナを設置した“カシオペア”の カハフE26-1

先日、数ヶ月振りに“夏の臨時列車のお知らせ(写真は GV-E197-202)”について書きましたが、それ以外はまったくブログの更新ができませんでした。
本ブログのアクセスのほとんどは、ネットにはほとんど掲載されていないJR車両など地味な形式写真ばかりです。
アクセス数などの反響が多いと気持ちがいいので、さらに形式写真をアップしていきたいと思っていますが、昨年(2024年)末ぐらいから書庫兼事務所の本の山が看過できないレベルに達してしまいました。
これ以外にも自分自身では調整できないことが押し寄せ、動きが取れなくなってきたので、この3月からブログの更新をあきらめて、本の山の片付けを始めることにしました。
単に本を書棚に移動するだけでは在庫管理が進ないので、山積みされた本を1冊ずつデータベースに入力し、表紙をスキャンする作業を繰り返しています。
ちょうど同じ時期に執筆のお話をいただいたり、確定申告ですべてが中断したり、尿路結石の激痛でのたうち回ったり…
形式写真の撮影に出られない日々が半年近く続いてしまいました。
本の山は少し低くなり、書庫の通路も一部復活〜
1年半も尿管に留まっていた結石も自然に排出するなど、懸念事項が少しずつ解決してきた矢先、こんどは義父がガンを患い栃木市との往復が始まることに…
1年半も居座り続けた尿路結石
それでも、以前から計画していた奥さんとの九州旅行と奥能登旅行は決行できたので、最悪の時期は脱せたのかなぁ〜 と。
まだまだ本の山は消滅していませんが、これは古本屋としてある程度許容しないといけないこと…
書庫内で移動困難だった最悪な状況も解消できたので、少しずつ形式写真のレタッチを再開し、形式写真のアップを再開したいと思っています。
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1999(平成11)年に寝台特急「カシオペア」としてデビューしたE26系客車が、今月(2025年6月)末に引退するようです。
※ 秋ごろまではイベントなどで走る可能性はあるとのこと
「カシオペア」は、2016(平成28)年3月の北海道新幹線開業にともない一般運行を終了しました。
しかし、新在共用区間となった青函トンネルでも走行できるように新幹線用デジタル列車無線システムのLCX(漏洩同軸ケーブル)アンテナを カハフE26-1 に取り付け、同年6月以降は周遊タイプの「カシオペアクルーズ」や夜行寝台列車タイプの「カシオペア紀行」などの団体臨時列車として使用されました。
JR貨物のEH800形とDF200形の牽引で北海道への乗り入れも一時復活しましたが、それも翌2017(平成29)年2月で終了。
同年5月に北海道へ乗り入れする「TRAIN SUITE 四季島」がデビューしたため、「カシオペア」の活躍の場はJR東日本管内となりました。
24系客車に比べれば新しいと思っていたE26系も、車齢25年以上…
JR東日本は電気機関車を全廃する方針でしたので、E26系“カシオペア”編成の引退もそう遠くないと思っていましたが、いよいよなんですね。
LCXアンテナを取り付けて床下機器カバーの形状が変わった後の電源車 カハフE26-1(東オク)をたまたま北上駅で撮影していましたので、今回はそのときに撮影した形式写真をアップしたいと思います。
床下機器カバーの真ん中約1/3くらいの平たい部分に、LCXアンテナが取り付けられています。
カハフE26-1(東オク) 2019年6月30日 北上駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
今だったらE26系客車にカメラを向ける人たちで溢れそうですが、このときは私以外に誰もいない一人撮影会といった感じでした。
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