シングルアーム式パンタグラフを搭載した ED79 12

北海道遠征の2日目(7/1)です。

 
この日は夕方まで函館に滞在、夜までに苫小牧に着けばいいという緩い予定。

でも、ここで函館運輸所(函ハコ)の車両がたくさん撮れれば残り2日間の自由度が上がりますので、意外と重要。

ということで、朝から寝台特急「カシオペア」の牽引機、ED79形0番代を撮影し、それ以降は雑草が伸び放題の足元を気になりながらキハ281系とキハ40形を撮影しました。

 
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今年3月ダイヤ改正までは「北斗星」「はまなす」が定期運行し、臨時列車の「カシオペア」「トワイライトエクスプレス」がかなりの頻度で走っていましたので、津軽海峡線の旅客列車を担当していたED79形0番代は最大3.5往復していました。

しかし、ダイヤ改正で「北斗星」が臨時列車に格下げされたので、3月以降は「はまなす」のみが定期運行。

これでED79形の運用に余裕が出てきたので、稼働機はシングルアーム式パンタグラフ(PS79)を搭載する特別保全工事施工車ばかりになりました。

 
前回の函館訪問は2010(平成22)年8月で、まだパンタグラフの換装が始まって間がなかったので、シングルアーム式パンタ搭載機は撮ることができませんでした。

でも、現在は稼働機すべてが特別保全工事施工車になりましたので、難なくシングルアーム式パンタグラフを搭載した ED79 12(函)を撮影することができました。

 
函館駅では「カシオペア」のヘッドマークを前に記念撮影をする人たちにED79形が囲まれていましたので、すぐ目の前に止まっている ED79 12 が撮れませんでしたが、列車が発車すると人だかりは機関車のまわりから消えました。

皆さん現金なものですね。

これからが形式写真の撮影タイム、といった感じでゆっくり撮らせていただきました。

 
ED79 13

ED79 13(函)  2015年7月1日 函館駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

ED79形0番代は昭和63(1988)年3月に開業した青函トンネルを擁する津軽海峡線専用の貨客両用の交流電気機関車で、当時まだ車齢の浅かったED75形700番代を種車に21両が改造されました。

2002(平成)年12月の快速「海峡」の特急電車化やその後の寝台特急列車の減便や廃止、さらに2006(平成18)年3月にJR貨物からの運用受託が解消されて貨物列車の牽引を後継のEH500形へと譲りました。

2002〜2004(平成14〜16)年に ED79 4・7・12・13・14・20 の6両について特別保全工事が施工されましたが、2003(平成15)年以降は余剰車が数多く廃車されたため、在籍両数が8両にまで減少しました。

2009(平成21)年度からは第2エンド側のパンタグラフをシングルアーム式の PS79 に換装する工事が始まり、特別保全工事施工車の ED79 4・7・12・13・14・20 と工事未施工車の ED79 9・10(2012年廃車)・11(2013年廃車)・18 の合計10両が施工されました。

 
北海道新幹線新青森〜新函館北斗間が開業すると、青函トンネルは在来線の貨物列車と北海道新幹線の双方が走行することなります。
在来線と北海道新幹線は同じ交流電化でも架線電圧が違うため、在来線側の牽引機の電気機関車が新幹線の電圧に切り替えて走行する複電圧式交流電気機関車が運用されることになります。

北海道新幹線が開業するとED79形が活躍する余地はありません。

そうなるとED79形は引退と考えるのが妥当ですので、日の出が早いこの時期を狙ってED79形を撮りに行ってきたというわけです。



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「北斗星」の ED79形0番代(ED79 4)

青函トンネル開業に合わせてED75形700番代を改造した津軽海峡線専用の交流用機関車、ED79形0番代です。

快速「海峡」の廃止や老朽化により21両から10両に減少し、稼動車の一部(いまのところ3両)はパンタグラフがシングルアーム式(PS79)に換装されていますが、函館に行ったときに「北斗星」を牽引していたのはパンタ未換装の ED79 4 でした。

 
ED79 4

ED79 4(青函)  2010年8月1日 函館駅



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