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2階建てグリーン車の組み込み準備のためトイレを設置したモハE233形800番代(モハE233-857)

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中央快速線向けの2階建てグリーン車2両が7月に落成し、E233系0番代の6両基本編成(トタH57編成)の3号車と4号車のあいだに組み込まれました。

これにより H57編成の基本編成側はグリーン車を2両連結した8両編成となりました。

 
7月27日から豊田〜国府津間(山手貨物線・品鶴線・東海道貨物線経由)で性能確認試運転が何回か実施され、8月29日からは大月方に4両付属編成を連結した12両編成で運転されました。

 
この試運転は豊田車両センター(八トタ)から方向転換なしで国府津に来るので、国府津基準で見るとトタH57編成は東海道本線の列車編成(E231系・E233系3000番代など)とは逆向きで進入します。

そのため、国府津でグリーン車の試運転を待ち構えていれば、中央快速線の高尾では撮影できないモハE233形800番代のトイレ側とモハE232形200番代の静止形インバータ(SIV)側が簡単に撮れることになります。

でも、障害物なしで撮れるのは12両編成のときだけ…

 
このことを形式写真仲間に教えてもらい、12両編成の試運転を待ったところ、ちょうど曇りの日だった9/7(水)に試運転が実施されました。

試運転の目撃情報を確認してから自宅を出ても国府津の折り返しに間に合うので、青春18きっぷの消化を兼ねて国府津に向かいました。

現地では何人か鉄道ファンがいましたが中間車を撮る人はいなかったので、1人撮影会のようにマッタリと2両のグリーン車(サロE233-1・サロE232-1)とトイレ付きの モハE233-857、SIV を増設した モハE233-257 を撮りました。

 
パンタグラフ側からの中間車を撮影する場合、ややサイド気味の方が収まりがいいので、中3線空きは構図のバランスとしてちょうどいい感じ〜

1つ手前の二宮駅周辺で局地的な豪雨に見舞われたので車体濡れを覚悟していましたが、東海道貨物線経由のため二宮は通過、走行中に乾いたみたいだったので特に問題ありませんでした。

 
ということで、今回は2階建てグリーン車の組み込み準備のために4位車端部にバリアフリー対応トイレを設置したモハE233形800番代、トタH57編成の モハE233-857(八トタ)をアップしたいと思います。

 
モハE233-857

モハE233-857(西トタ)  2022年9月7日 国府津駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

国土交通省の“バリアフリー整備ガイドライン(車両等編)”により、一列車ごとに車いす使用者が円滑な利用できる構造の(バリアフリー対応)トイレを1ヶ所を設置しなければならない、と規定されています。

中央快速線に組み込む2階建てグリーン車は平屋部分が狭いので、同車に設置面積を要するバリアフリー対応のトイレを設置してしまうと座席数が減ってしまいます。

でも、グリーン車は接客サービスの点でトイレは必要不可欠。ならば、グリーン車には一般的な洋式トイレを設置し、バリアフリー対応トイレについてはグリーン車の隣りの車両に設置しよう、ということになりました。

 
中央快速線の場合、グリーン車の隣りに連結される車両(形式区分)は貫通編成と分割編成で異なります。

分割編成(トタH43〜H59編成)ではパンタグラフ付きのモハE233形200番代が連結されるので、トイレを設置した車両は番号に600をプラスした800番代に改番されました。

トタH57編成の場合は、モハE233-257 → モハE233-857 のように車両番号が変更されました。

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