グリーン車組込準備工事が実施されたトタT15編成の クハE233-15
本日(7/12)、中央快速線向けの2階建てグリーン車 2両が総合車両製作所横浜事業所を出場しました。
2日掛けて豊田車両センター(八トタ)に甲種輸送される予定になっているそうです。
豊田車両センター(八トタ)に向かっているのは サロE233-1 と サロE232-1 の2両。
東京〜大月間と立川〜青梅間の地上設備が整ったあと、何処かのタイミングでE233系(0番代)編成の3号車と現4号車のあいだに2階建てグリーン車2両を組み込むことになっています。
営業時に東京駅での折返し時間が問題になることから、E233系3000番代(近郊タイプ)のような片引きドアではなく両開きドアに変更されているのが大きな特徴です。
2階建て構造の客室が拡がり(台車中心距離が拡大)、ドアの開口幅が広くなった分、平屋部分の客室が狭くなっているようです。
定員標記を撮影した tweet を確認したところ サロE233-1 の定員は86名、サロE232-1 は94名となっているので、この定員から推測すると、サロE233形の後位側に車掌室とトイレを集約し設置しているのではないかと思われます。
2階建てグリーン車が組み込まれる八トタのE233系0系(T編成およびH編成)についてはグリーン車組込準備工事が着々と進められており、現4号車(サハE233形500番代またはモハE233形200番代)へのトイレ設置工事やホーム検知装置・補助電源装置(SIV)の取り付けなどが行われています。
すでに半数以上の編成はグリーン車組込準備工事が済んでいますので、今回ご覧いただくトタT15編成の クハE233-15(八トタ)のように前頭下部の両脇にホーム検知装置を備えた先頭車が目に付くようになってきました。
クハE233-15(八トタ) 2022年7月3日 高尾駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
これまでのペースで準備工事が進めば、約2年後には工事が完了します。
グリーン車の組み込みを一気に行うのか2期ぐらいに分けて行うのか分かりませんが、グリーン車組み込み時期について正式発表があってもいいように思いますが…
いつ頃でしょうね〜
そういえば、今回アップした写真の撮影場所の高尾駅でもグリーン車連結に向けた12両化工事が着々と進んでいます。
高尾駅の北側には5本の留置線がありましたが、線路の有効長が10両と短いので写真後方のポイント近傍の線路が剥がされています。
4年前に同じ場所で撮影した クハE233-8 の後ろには別の車両が駐まっていますが、今回の写真と見比べてみると留置線の状況が変わっているのが分かると思います。背景の線路と架線がなくなりました…
計画では(今回撮影した)クハE233-15 が駐まっている収容2番線と一番奥の収容5番線を廃止して留置線を3本に減らし、さらにポイントを設置し直すみたいみたいなので、ここでE233系が撮れるのも残りわずかだと思われます。
早起きしないとE233系が撮れない場所ですが、ノンビリしていると撮り損ねてしまうので、睡眠障害をうまく利用して日の出前に家を出て現地に向かうようにしています。
梅雨が明けてから曇りの日が多くなったので、しばらくは高尾通いが続きそうです〜
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