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E127系への一部置き替えが発表された南武支線の205系1000番代(クモハ204-1002)

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もうだいぶ前の話しになりますが、JR東日本横浜支社は、南武線尻手〜浜川崎間(通称、南武支線)にE127系(0番代)を投入することを発表しました。

 
投入される予定のE127系0番代は、2022(令和4)年3月改正まで新潟地区で使用された車両です。

1995(平成7)年に登場した通勤形電車の基本番代グループですが、2015(平成27)年3月に信越本線妙高高原〜直江津間と北陸本線市振〜直江津駅間がえちごトキめき鉄道に経営分離する際にグループの大半が同社に譲渡されたため、JR東日本所属車は2両編成2本(4両)しか在籍していません。

 
2015(平成27)年3月改正以降は弥彦線などで使用されましたが、後継車E129系の増備と運用の見直しが行われたため、2022(令和4)年3月改正でE127系0番代の定期運用は消滅しました。

E129系が落雷事故により予備車不足に陥ったため、越後中里~長岡間の限定運用などで復活しましたが、それも被災車両の復旧整備により終了。

そして、今回の発表という流れです〜

 
南武支線に転用されるE127系0番代は、車体カラー帯の変更や車内への防犯カメラ設置、転落防止ホロの取り付けなど、幾つかの改造が実施される予定ですが、具体的な投入時期は未定とのこと。

南武支線用の205系1000番代は2両編成3本に対し、投入されるE127系0番代は2本のみ。

足りない1本編成はどうするのでしょう〜

 
普通に考えれば、全般検査(全検)を通したばかりの元山手線用のワ4編成を1本残して3本体制にすると思われますが、どうなるのでしょうね?

 
ちょうど先週末は神奈川県内で撮影してましたので、今回はそのうちの1枚、南武支線で使用されている鎌倉車両センター中原支所(横ナハ)のワンマン2編成の クモハ204-1002 をアップしたいと思います。

 
クモハ204-1002

クモハ204-1002(横ナハ)  2023年4月22日 川崎新町駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

クモハ204-1002 の種車は モハ204-282 です。

1989(平成元)年10月に京浜東北線用として浦和電車区(北ウラ→東ウラ)に配置された中間電車(M’)で、当時はスカイブルー帯を巻き、ウラ2編成の5号車に連結されていました。

京浜東北線の103系淘汰のために209系が投入され、同系列に車種統一されたため、ウラ2編成の10両は1993(平成5)年3月に三鷹電車区(東ミツ)に転属となり総武緩行線に転用されました。
その際、カラー帯は黄色に変更、編成番号もミツ2編成に改められました。

 
こんどは総武緩行線の103系淘汰のために209系500番代とE231系0番代が投入され、ここでも205系を除く2系列に車種統一されたため、2002(平成14)年3月にミツ2編成10両のうち中間電動車の2両を除く8両は武蔵野線に転用(→ケヨM1編成)、電動車ユニットの2両は先頭車化のうえ南武支線に転用されました。

 
このような経緯ですので、山手線の中間電動車を改造したワ4編成の2両よりも車齢は若いです。

しかし、1985(昭和62)年製に対して4年若いだけですから、全検のタイミングの方が重視されてもおかしくない気がしています。

 
ワ4編成が残ることが決まっているわけではないので、足元の雑草が伸びきる前にワ4編成の2両も撮っておいた方がいいでしょうね…

中判ポジフィルム時代に撮影済みですが、パンタグラフ(PS21→PS33E)や帯の一部が変わっていますからね〜

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