“夏の臨時列車のお知らせ”について(写真は「ワイドビュー南紀」の キロハ84-2)
昨日(5/20)、JR各社から“夏の臨時列車のお知らせ”についての発表がありました。
7月からの撮影計画のためにリストにしてまとめてみました。
なお、JR九州は9月の臨時列車については検討中ということで、9月分については別途発表するそうです。
新型コロナウイルスの影響が残っているため、新幹線と在来線特急列車はほとんど発表に含まれていません(JR東海・九州を除く)。
イベント列車などはかなり復活してきた印象ですが、定期列車の臨時増発分については検討中のところが多く、追加の発表もウォッチングする必要がありそうです。
JR東日本(全体)
JR東日本(盛岡支社)
JR東日本(秋田支社)
JR東日本(仙台支社)
JR東日本(新潟支社)
JR東日本(高崎支社)
JR東日本(水戸支社)
JR東日本(千葉支社)
JR西日本
JR西日本(福知山支社)
JR西日本(岡山支社)
JR西日本(米子支社)
* * *
JR東海のプレスリリースに「7月1日以降、一部の特急『ひだ』は新形車両のHC85系で運転します」と臨時列車とは直接関係ない情報が記されていました。
これによると、HC85系化される定期列車は、
7月1日以降、「ひだ 1・4・10・17号」の2往復
8月1日以降、「ひだ 1・2・4・10・15・17号」の3往復
段階的にHC85系の運用本数を増やしていく計画のようです。
JR東海の「ひだ」の編成を確認してみると、「ひだ 1・2・4・10・15・17号」はすべて以下のような4両編成でした。
(JR東海サイトより引用)
この編成を形式区分で見てみると次のようになります。
① キハ85形200番代
② キロハ84形
③ キハ84形0番代
④ キハ85形1100番代
現在、このタイプの4両編成は、4両単独で運転される「ひだ」と、岐阜で大阪発着(3両編成)を解結して高山本線を走行する名古屋発着側の編成で使用されています。
7月1日以降は、4両単独運用の「ひだ」をキハ85系から切り離して、HC85系に切り替えていくようです。
この3月ダイヤ改正で「ひだ」の全列車にグリーン車が連結されるようになりましたが、これは「ひだ」のHC85系化を見据えた動きだったのですね〜
となると、キハ85系の運用減で余剰車が出そうなのはキロハ84形。
ほかの車両は繁忙期の増結にも使用されますが、基本的にキロハ84形は1編成に1両だけです。
2021(令和3)年11月から「南紀」のグリーン車が廃止されて余剰気味だったキロハ84形ですが、「ひだ」全列車でのフル稼働も約4ヶ月だけで終わろうとしています。
量産先行車として1988(昭和63)年に製造された キロハ84-1・2 の2両は真っ先に廃車…
なんてことがあってもおかしくないのかなぁ〜、と。
実際は、状態の良し悪しや全般検査(全検)のタイミングなどが大きく作用するので分かりませんが…
ということで、今回は「ワイドビュー南紀」にグリーン車が連結されていたときに撮影したキロハ84形の量産先行車、キロハ84-2(海ナコ)をアップしたいと思います。
キロハ84-2(海ナコ) 2020年7月30日 富田駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
量産先行車は、行先表示器の一部がLED式となっていることが大きな特徴です。
キハ84形(キハ84-1・2)のように量産先行車だけドアの配置が違っているともっと分かりやすいのですが、キロハの場合はそこまでの仕様変更はありませんでした。
でも上の写真をよく見ると、当車は幕式とLED式を組み合わせた表示器を設置していますが、隣の量産車(キハ84-7)は行先表示器は上下とも幕式で、天地サイズも小さくなっています。
形式写真では分からないレベルの仕様変更がもっとあるかも知れないので、HC85系が投入される前にキハ85系の車両観察をしてみるのも面白いでしょうね〜
コメント
キロハ84-2、廃車
大当たりでしたね。
さすがです。
2022.07.18 23:46 | ていみん
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