「トレインブックス」の新入荷情報や形式写真撮影の活動成果を掲載

キハ85系量産先行車の中間普通車(キハ84-1)

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先月の岐阜遠征は、1日目(4/6)は高山、2日目(4/7)は美濃太田と、それぞれの駅にほぼ1日ホームに滞在し、入ってくる列車の車両をとにかく撮るというスタイルで写真を撮ってました。

 
美濃太田車両区(海ミオ)のキハ40系とキハ11形がキハ75形とキハ25形に置き替えられている真っ最中で、これまでの車両と新しく入る車両が両方撮れるのを期待して遠征しましたが、高山駅は残念ながら湿っぽい時間が長くて、満足できるほど写真が撮れませんでした。

でも成果はゼロではないので、レタッチが終わった写真からアップしていこうと思います。

 
こうやって形式写真をアップして印象付けていかないと、自分でも何を撮ってきたのか分からなくなるのでね…

 
 * * *

 
今回は特急「ワイドビューひだ」で使用されているキハ85系の中間車キハ84形のトップナンバー、キハ84-1(海ナコ)をアップします。

 
キハ84-1

キハ84-1(海ナコ)  2015年4月6日 高山駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

国鉄が分割民営化されてJR東海が誕生したとき、同社管内の在来線用車両は老朽化がひどく、ステンレス製車体の車両は名古屋地区に投入された211系0番代の4両編成2本だけでした。

 
キハ40系が淘汰されると鋼製車体の車両が全滅する現在のJR東海からは信じられないほどの状況で、民営化直後は在来線のほぼ全車両が置き替え対象車でした。

特に老朽化がひどかったのが、ディーゼル特急「ひだ」「南紀」のキハ80系と、JR東海管内全域で走っていた113系電車と、当時関西本線などに追いやられていた165系電車。

 
電車については、国鉄末期に開発された車両のマイナーチェンジした211系5000番代と213系5000番代が1988(昭和63)年から投入されました。この動きは1991(平成3)年まで続き、これに並行してJR東海独自開発の311系も1989(平成元)年から投入されました。

一方、気動車は、特急「ひだ」の所要時間短縮も合わせて実現するためにカミンズ社の駆動機関 C-DMF14HZ(350PS/2,000rpm)を1両あたり2基を搭載する高出力形気動車のキハ85系が開発されました。

 
当時は日本の貿易黒字が大きな問題となっていた時期で、貿易摩擦を和らげるためにアメリカなどからの輸入を増やすように強く言われていたので、このようにカミンズ製のエンジンが採用されたようです。

C-DMF14HZ は当時のキハ40形5000番代(のちにキハ40形3000・3300番代へ改番)やキハ48形3500番代(のちにキハ40形3800番代へ改番)といった機関換装車にも搭載され、その後の新形気動車や機関換装車にもカミンズ製のエンジンが搭載されました。

2001(平成13)年9月にキハ58系機関未換装車およびキハ65形が廃車となった時点で、すべてのJR東海所属の気動車がカミンズ製エンジンを搭載する車両となりました(保留車の キロ28 2303 を除く)。

 
キハ85系は1989(平成元)年2月から特急「ひだ」で運用開始されましたが、この時点では1988(昭和63)年12月に製造された1次車(量産先行車)の キハ85-1・2(非貫通形)、キハ85-101・102(貫通形)、キロハ84-1・2、キハ84-1・2 の8両のみでした。

1990(平成2)年3月改正ですべての「ひだ」がキハ85系化されたときに2次車が増備されましたが、2次車は細かい部分で仕様が変更されました。

しかし、遠目からでも分かるような仕様変更が行われたのは中間車のキハ84形(0番代)のみで、量産先行車(キハ84-1・2)では後位車端部に配置されていた出入台が、2次車(キハ84-3〜14)では客室側に移動しました。

これは、自動販売機・車販準備室・電話室と出入台の位置関係が逆転したためで、これにともない車体側面の行先表示器も客室と出入扉のあいだから後位車端部に取り付け位置が変更されました。

 
キハ84形のドア配置が量産先行車と2次車とで違っているのは見付けやすいハズですが、何故か見落としていました。

量産先行車の行先表示器が一部LED式になっていることばかりに目が行きすぎてしまい、肝心なところに気付きませんでした。反省です…

 
なお、キハ84-1・2 はJR北海道のジョイフルトレイン「フラノエクスプレス」の先頭車と番号が重複していました。

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