1区分1両が多い721系のなかで特に忘れ去れがちなクハ721形2000番代
今回は北海道遠征4日目、最終日(5/27)の話しです。
ゆっくりと遠征記録を書き過ぎましたね、もう10日以上も前のことになりました。
この日は全道で雨予報だったので、早朝起床はやめてゆっくり寝坊しました。
毎日6時には札幌駅にいて、ホテルに戻るのも夜中でしたので寝不足が続いてましたので、久しぶりに気持ちよく朝を迎えました。
でも、外は予報どおり雨…
どこに行っても無駄だろうと雨雲レーダーをチェックしていたら、雨の降っていないエリアを発見!後志の小樽地区です。
もし雨が降っていたとしても小樽駅の発着番線がチェックできるから無駄足にはならないだろう。そう思って札幌運転所(札サウ)の状況をチェックしつつ小樽に向かいました。
小樽駅に着いてみたら目を疑うような光景が…
“uシート”先頭車 クハ721-1009 を含むF-1009編成が側線に留置されていたのです。
何とラッキーなことでしょうか。
札サウ721系 F-1009編成(右側が岩見沢・新千歳空港方)
クハ721-1009 と モハ721-1009 は撮影済みですが、この編成の小樽方に連結されている クハ721-2009 は未撮影。
721系の未撮影区分は快速「エアポート」用の721系5100・5200番代のみだったと以前書いていましたが、1つ忘れてました。1区分1両のクハ721形2000番代(クハ721-2009)です。
F-1009編成は“uシート”なのに先頭車という クハ721-1009 にばかり目が行ってしまいますが、反対側の クハ721-2009 もレアな車両です。見た目は地味ですが…
ということで、小樽駅の1番ホームから クハ721-2009 を撮影しようと三脚をセット。
でも、雨が上がったばかりで車体の水滴が目立っていたので乾くの待つために時間潰しをしていたら、いつの間にかF-1009編成は余市側に引き上げてしまいました。
奥側の側線に移動してしまうのかと心配しましたが、嬉しいことに2番ホームに入ってきました。
F-1009編成を目撃してから30分以上経ったので、車体の水滴も乾いてサッパリ。
しかも、充当列車の発車時刻にはまだ余裕があるので、我先に乗車するお客もいない。
完全に1人撮影会状態… こんなことがあるのですね。
今回はそんな状況で撮影した クハ721-2009(札サウ)をアップしたいと思います
クハ721-2009(札サウ) 2017年5月27日 小樽駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
クハ721-2009 が落成したのは1994(平成6)年です。
このときは千の位の数字(奇数または偶数)が連結方向を示してました。
2010(平成22)に721系0番代をVVVFインバータ制御に改造したときにクハ721形2100番代(←クハ721形0番代)とクハ721形2200番代(←クモハ721形0番代)が誕生しましたが、こちらは百の位が連結方向を示しています。
この前後に登場した「エアポート」用の721系3100・3200番代、4100・4200番代、5100・5200番代は、百の位を見れば連結方向が分かるようになっています。
でも、同時期の誕生したクハ721形5000番代は例外的にどちら側の先頭車も方向転換が不可なのに同じ区分を名乗っています(クハ721-5001・5002)。まるで昭和40年代の国鉄形式のようです。
とは言え、最近は百の位が連結方向を示している例が多いので、これが定着したのかと思っていましたが、2016(平成28)年に登場した「はこだてライナー」用の733系1000番代は千の位が連結方向を表すかたちに戻りました。
クハ733形1000番代の反対側に連結されているのはクハ733形2000番代、という区分です。変ですよね…
JR北海道の721系は車両形式と番代区分の付け方が滅茶苦茶で感覚的に理解するのが難しいのですが、現場では混乱しないのでしょうか?
もう少し今後のことを考えて形式や区分を割り当てた方がいいと、素人目に思ってしまいます。
余計なお世話ですが…
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