721系1次車の制御電動車(クモハ721-6)
前回の写真に引き続き、今回の北海道遠征のときの形式写真をアップします。
JR北海道が発足した翌年の昭和63(1988)年に登場した721系1次車(3両編成×8本)の1両で、小樽方に連結される制御電動車の クモハ721-6(札サウ)です。
クモハ721-6(札サウ) 2014年5月13日 江別駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
721系は、北海道向けの新製交流電車として初めて3扉を採用した車両で、客室に転換クロスシートを配置して接客サービスを改善するなど、民営化直後ではほどほど豪華な装備を有した近郊形電車です。
国鉄が分割民営化して1〜2年ほど経った昭和63〜平成元(1988〜1989)年は、JR東海に311系、JR西日本に221系、JR九州に811系がそれぞれ投入され、これらの転換クロスシート車が快速列車などで使用されました。
一方、JR東日本の近郊形電車211系は、国鉄時代に設計されたロングシート車の211系2000・3000番代だけを増備していましたので、JR各社の近郊形電車がうらやましく見えました。
今もシートが堅いE233系がどんどん量産されているので、その状況はあまり変わっていません。
JR東日本の置かれている状況を考えるとロングシート車が量産されるのは仕方ないのですが、もう少し座り心地のいい車両を作ってくれないかなぁ〜 その気持ちはここ10年ほど変わっていません。
こうやってJR初期の車両を見るたびにJR東日本の残念さに目が行ってしまいます。仕方ないのは分かっているのですが、どうにかならないのでしょうか…
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