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函館〜長万部間のローカル列車で活躍する“道南 海の恵み” キハ40 1809

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先週の金曜日(6/3)、JR北海道は「JR北海道グループ 経営改善に関する取り組み」を発表し、この中で2022(令和4)年度にH100形を8両新造し、“H100形気動車の観光列車化改造”を4両実施することを明らかにしました。

 
JR北海道グループ 経営改善に関する取り組み

「経営改善に関する取り組み」発表資料より引用(抜粋部分に赤点線を追記)

 

この春のダイヤ改正で根室本線新得~釧路間のキハ40形がH100形に置き替えられるなど、H100形の勢力は道央・道東地区を中心に拡大しているので、H100形の観光列車用に改造するのは今後を見据えた動きとしては当然といえます。

 

H100-3(札ナホ)  2020年5月24日 長万部駅《再掲》

 

2021(令和3)年6月に発表された「移動等円滑化取組計画書」によると、2022(令和4)年度から2024(令和6)年度にかけてH100形を24両増備するとのこと。

この24両という数字は、旭川運転所(旭アサ)の稼働車31両から根室本線滝川口(滝川〜東鹿越間)の運用車6両を引いた両数とほぼ一致します。

恐らく、北海道新幹線の札幌延伸開業時にJR北海道から切り離される函館〜長万部間にはH100形を投入しないと思われるので、キハ40形の置き替えは2024(令和6)年度の時点で一旦終了となるでしょう。

 
現在、キハ40形は苗穂運転所(札ナホ)と苫小牧運転所(札トマ)にも配置されていますが、これらは両数が少なく他形式による置き替えが可能なので、上表中に記載されている“2両ワンマン電車”が投入されればH100形の手を借りなくても淘汰されると思います。

 
この計画が順調に進めば、2025(令和7)年3月にはJR北海道管内でキハ40形(1700番代)が走るのは函館本線函館〜長万部間だけになりそうです。

 
ここ数年のキハ40形の転配実績から、状態のよさそうな車両と塗色変更車を積極的に現役配置区に転属させているので、“北海道の恵み”シリーズ(4両)や“山紫水明”シリーズ(2両)、首都圏色(2両)、国鉄一般気動車標準色(2両)の多くは函館運輸所(函ハコ)の配置になるかも知れません。

そうなれば、自然環境の厳しい道央・道東地区は新しいH100形のイベント列車が走り、道南地区はほとんどの車両が特徴車という、鉄道ファンが喜ぶような車両運用になっていてもおかしくないですね〜

 
 * * *

 

ということで、今回は函館〜長万部間で活躍する唯一のラッピング車両、“道南 海の恵み”の キハ40 1809(函ハコ)をアップしたいと思います。

 
キハ40 1809

キハ40 1809(函ハコ)  2020年5月24日 長万部駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

“道南 海の恵み”の キハ40 1809 は、2018(平成30)年に整備された“北海道の恵み”シリーズのうちの1両です。

 
“北海道の恵み”シリーズ車両は4両が改造され、車体外装に北海道の4地域(道北・道東・道央・道南)をイメージしたラッピングを各車両に施し、客室の床を木目調に変更して木材を使用した背もたれに改装してイベント列車としても使用できる装いとなりました。

 
4両の外装テーマは以下の通りです。

キハ40 1720 “道北 流氷の恵み”(旭アサ)
キハ40 1779 “道東 森の恵み”(釧クシ → 旭アサ)
キハ40 1780 “道央 花の恵み”(札トマ)
キハ40 1809 “道南 海の恵み”(函ハコ)

 
普段は一般のキハ40形と同じ定期運用に就いていますが、イベント列車のときは“山紫水明”シリーズの“山明”(キハ40 1790)“紫水”(キハ40 1791)などと連結します。

 
“H100形気動車の観光列車化”も同じように通常は定期運用に就くかたちで運用されるのでしょうね〜

それが現実的でいいと思います。

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