189系の先頭車化改造車(クハ188-102)
来春3月に北陸新幹線長野〜金沢間が開業しますが、一方でこの開業によって並行するJR路線(並行在来線)が第三セクターに引き継がれることになっています。
並行在来線のうち信越本線の長野〜直江津間には車齢約40年となった長野総合車両センター(長ナノ)の183・189系が走っており、今でも愛称付きの普通列車「妙高」で運行されています。
長ナノの183・183系は北陸新幹線の延伸開業に合わせて引退すると思われますが、夏休みに入るとお別れ乗車や葬式鉄が増え始め、撮り直しが難儀になるのでは!ということで、木曜日(7/17)の晩から長野遠征に行ってきました。
もちろん、今回もワゴンRの車中泊です。
最近はガソリンが高騰し、遠征先でウロウロすると宿代を浮かせた意味がなくなってしまうので、撮影地を牟礼駅に絞り、途中空いた時間にしなの鉄道の大屋駅に、そして帰りに松本・上諏訪駅に寄ることにしました。
もともと長野近郊のJR線には障害物のない中線ありの駅が減ってきているので、長野からあまり離れないようにするとなると牟礼駅が無難。そう判断しました。
松本・上諏訪の両駅については形式写真仲間の情報を参考にしました。ありがとうございました。
早速ですが、今回アップするのは25年ぶりに撮り直したクハ188形100番代、クハ188-102(長ナノ)です。
クハ188-102(長ナノ) 2014年7月18日 牟礼駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
25年前に撮影した写真は「形式183系」に掲載していますが、当時の特急「あさま」は国鉄特急色が当たり前で、まだ“あさま”色が登場する前でした。
そのときの189系についての関心ごとは、
・分割民営化以降もJNRマークが撤去されていなかったクハ189形
・減車により編成から外されたサロ189形0番代をどうやって撮るか?
そんな時代でした。
記憶が確かなら、先頭車化改造車のクハ188形はさっさとJNRマークが撤去されていたので、撮影の優先順位は下の方。
189系が国鉄特急色なんて当然だったし、189系「あさま」もたくさん走ってましたからね。
今回アップした クハ188-102 はサハ481-106からの改造車ですが、もともとは1976(昭和51)年に製造された485系の車販準備室付きの付随車でした。
先頭車化する際に車販準備室が客室に改造されていますので、デッキ脇の狭窓はなくなっています。
車体断面は485系のままなので、従来からの後位側のドアにはステップが設けられていますが、先頭車化する際に増設されたドアは183・189系のようにステップなしとなっています。
このような形状は183・189系の先頭車化改造車の特徴で、クハ183形100・150番代、クハ182形0・100番代、クハ188形600番代にも見られます。
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