非電化区間を走る蓄電池電車のBEC819系量産先行車(クモハBEC819-1)

今回は九州遠征2日目(2/23)の話しです。

 
この日は、午前中から筑豊本線(若松線)の架線式蓄電池電車(DENCHA)のBEC819系量産先行車を撮りに行きました。

 
二島駅は1月の九州遠征のときに2回行きましたが、雪または晴れてしまったために撮ることができませんでした。
今回の遠征でも前日(2/22)に寄ったものの、こんどは雨。

ここでは、クモハBEC819形のほかにも3月4日ダイヤ改正で引退予定のキハ47形とキハ31形も撮りたかったのですが、みごとに天気にはハズされっ放し。

うまく曇ってくれれば2時間ぐらいの滞在で済むはずですが、何しろうまく曇ってくれません。特にトイレなしのキハ31形は他線区への転用が難しいので、ここで撮っておきたかったのですが…

 
でもこんな執念が通じたのか、ようやく4度目の正直で二島駅の滞在中に安定して曇ってくれました。

座席の大部分がロングシートに交換された キハ31 10(定員:111名)とドア付近だけ座席が撤去された キハ31 15(定員:98名)、そしてキハ47形8000番代を撮影。

そのあと、今回アップする クモハBEC819-1(本チク)も撮影。

すぐに直方に移動し、普段は日田彦山線で使用されている キハ140 2041 が何故か撮影でき、今回も大満足。

 
門司港に移動して811・813・817系を撮るつもりでしたが、お昼からの晴れ予報どおり雲が薄くなってしまいました。

門司港での撮影は期待していなかったので、すぐに小倉に戻って博多発の「のぞみ」に乗車。1月に引き続き新幹線の5時間の長旅を堪能して帰路に就きました。

 
クモハBEC819-1

クモハBEC819-1(本チク)  2016年2月23日 二島駅

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明日(3/4)からは筑豊本線の非電化区間(若松線)がすべてDENCHA(BEC819系)化されるので量産先行車が撮れる確率が低下します。でも、一方で直方駅で撮れる可能性も生まれるので急いで量産先行車を撮る必要もありませんでしたが、筑豊篠栗鉄道事業部(本チク)のキハ31形撮影の副産物ですので、ありがたく撮影させていただきました。

 
パンタグラフを降ろして非電化区間を電車が走る光景にはまだ慣れませんね…
つい目を疑ってしまいます。

明日(3/4)のダイヤ改正でJR東日本の烏山線も全列車が架線式蓄電池電車に置き替えられます。このような動きが進んでいくので、そのうちに馴染んでくるのでしょうね。



この形式写真に関連するタグ: BEC819系 , JR九州

筑豊本線に投入された蓄電池電車のBEC819系量産先行車(クハBEC818-1)

先月末の九州遠征の撮影報告をしている途中でしたが、確定申告の準備と買い取りした本山の整理に没頭してしまい、遠征2日目(1/23)の報告が延び延びになってしまいました。

すみません。

青色申告書の作成がだいたい終わったので、こちらの更新を再開したいと思います。

 
当初から、今回の九州遠征は福岡県内という狭い地域を1泊2日で撮影する行程を考えていました。

前回アップしたように遠征1日目(1/22)は福岡空港到着後にすぐに香椎線宇美駅に向かいましたが、2時間少々の滞在で少数派の キハ40 2037 と一通りの番代区分のキハ47形が撮影できてしまったので、こんどは20数年ぶりに直方に立ち寄り筑豊本線の非電化区間(若松線)に移動しました。

曇り予報で実際に曇る確率ってかなり低いと思っているので、雪雲の動きを気にしながら電化された筑豊本線(福北ゆたか線)を北上しました。

 
以前、筑豊本線に乗車したときは直方気動車区(本カタ)のキハ66・67形が頻繁に走っていた時代ですからね…

まだ、屋根上機器が原形のまま。箱形の押込式通風器とラジエーターが残っていた時期で、塗色だけ九州地域色になっただけ。国鉄分割民営化のときの外観が残っていた最末期のときだったと思います。

 
キハ66 10

キハ66 10(本カタ)  1994年5月4日 直方気動車区

 

そんな筑豊本線(篠栗線)も今では福北ゆたか線なんて愛称が付いた電化路線になっています。

非電化で残っていた若松〜折尾間(若松線)も、架線式蓄電池電車(DENCHA)の先行投入区間として2016(平成28)年10月からBEC819系量産先行車が走っています。

さらに、来月のダイヤ改正には若松線のすべての列車がDENCHA化される予定で、この区間を走るキハ40系とキハ31形はBEC819系に置き替えられます。

 
ということで、香椎線宇美駅のあとに若松線の二島駅に向かいましたが、遠征1日目(1/22)は残念ながら雪が強くて撮れませんでした。

 
気を取り直して遠征2日目(1/23)にもう1回二島駅に訪問。

天気予報がハズレ気味でやや晴れベースの天候でしたが、何とかBEC819系量産先行車の2両が撮れましたので、今回は床下機器の主回路用蓄電池が印象的な クハBEC818-1(本チク)をアップしたいと思います。

 
クハBEC818-1

クハBEC818-1(本チク)  2017年1月23日 二島駅

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BEC819系は、JR九州が非電化区間で運行しているキハ40系などの国鉄形気動車の置き替えを目的に開発された世界初の交流方式による架線式蓄電池電車の新製車です。

817系改造の試作車による試験結果を踏まえて実用化した量産形式で、車体構造と接客設備は817系2000番代をベースとし、305系で採用された改良点も反映されています。

今のところBEC819系は、クモハBEC819-1 と クハBEC818-1 の1ユニット2両編成(Z001編成)の1本のみが在籍し、2016(平成28)年10月に営業開始しました。

「“D”UAL “EN”ERGY “CHA”RGE TRAIN」の頭文字をとった「DENCHA」の愛称も817系改造車から引き継いでおり、車体のロゴもクリーン・エネルギーをイメージした水色になっています。

 
BEC819系は交流電化区間では通常の交流電車として走行しますが、走行中や停車中に架線からの交流電力を蓄電池に充電するので、非電化区間では蓄電池を電源として走行し、ブレーキ時に回生エネルギーを蓄電池に充電することもできます。

JR東日本が烏山線に投入したEV-E301系も同様のシステムを採用しているが、こちらは直流用蓄電池電車となっています。

 
来月のダイヤ改正では、BEC819系をベースとして耐寒耐雪対策を強化したEV-E801系がJR東日本秋田支社の奥羽本線・男鹿線(秋田〜男鹿間)に投入されることになっているので、当面はこのタイプの架線式蓄電池電車が交流区間では標準となると思われます。

キハ40系も安泰ではなさそうですね。



この形式写真に関連するタグ: BEC819系 , JR九州 , キハ66系

香椎線では少数派のキハ40形2000番代(キハ40 2037)

ほぼ1週間前に九州遠征に出てましたので、今回はそのときのことを書きたいと思います。

 
冬から春にかけては駅構内の雑草の心配がほとんどない時期なので、今シーズンは九州遠征の固め打ちをしようかな〜、と。

その先陣として12月に九州遠征に出掛けましたが、残念な結果に終わってしまったので、もう一度作戦を練り直して遠征に出るタイミングを図っていました。

前回の遠征は天気予報がハズレたのが敗因でしたが、それ以外にも臨時列車の運転にこだわり過ぎたのもよくなかったようです。

 
なので、こんどは遠征期間を1泊2日に、さらに撮影エリアを狭く絞れば失敗を最小限に抑えられると考えました。

そのような条件で天気予報をウォッチングしていたところ、北九州地区で1/22(日)、1/23(月)と2日間連続で曇りときどき雪の予報が出ました。

 
日曜日出発なので羽田発福岡行きの早朝便の予約が簡単に取れる状況。
この時期の九州地方は日の出が遅いので、当日入りしても福岡近郊ならそれほどデメリットにはなりません。

これならば現地に前日入りする必要がないので、旅費を圧縮できます。

福岡近郊で思い浮かぶ撮影地として鹿児島本線の香椎駅か鳥栖駅がありますが、今回は以前から気になっていた香椎線の終着、宇美駅で撮ることにしました。

 
香椎線は次回のダイヤ改正では大きな影響を受けない路線だと思われますが、いつまでもキハ40系がのんびり走る路線だとは限らないので、昼間の運用に入っているキハ40形2000番代とキハ47形0・1000・8000・9000番代をターゲットとすることにしました。

香椎線で使用されるキハ40系は筑豊篠栗鉄道事業部直方車両センター(本チク)の竹下運用車ですが、筑豊本線や日田彦山線、後藤寺線で使用される直方運用車とは完全に運用が分けられています。

こちらのキハ40系は南福岡車両区竹下車両派出(竹下駅構内)に常駐しているグループで、キハ40形の2両とキハ47形の23両が基本的に2両編成を組成して香椎線内だけで運用されています。

 
香椎線用のキハ47形は、客室の座席を撤去して立席部分を広くしてクロスシートの一部をロングシート化するなどの通勤化改造が施され、さらに窓枠がオレンジ色で囲まれた部分に行先表示器を取り付けているのが特徴となっています。

一方、香椎線では少数派となるキハ40形は、キハ47形と異なる工事が施工されているので撮影の題材として面白い車両です。

そんな車両が撮れたらいいなぁ〜、と思っていたところ、運よく宇美駅で本チク竹下運用車の キハ40 2037 の形式写真が撮れたので、今回は特徴側となるトイレ側の4位側から撮影したものをアップしたいと思います。

 
キハ40 2037

キハ40 2037(本チク)  2017年1月22日 宇美駅

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上述のとおり、香椎線用のキハ47形は目立つように処理された行先表示器が取り付けられているのでネタにされることがありますが、一方のキハ40形はどのような状況か分からないと思いますので、キハ40 2037 の行先表示器もアップしたいと思います。

 
キハ40 2037の行先表示器(車外側)

キハ40 2037 の行先表示器(車外側)

 

キハ47形やもう1両の キハ40 2053 のようにオレンジ色の枠がないので目立たない車両ですが、行先表示器はトイレ窓の2つ横の狭窓部分に取り付けられています。

キハ40 2037 は香椎線用のキハ47形のように座席の撤去が行われていないので原形どおりの客室で、定員96(座席66)名のままですが、下の写真のようにLED式の行先表示器が狭窓部分にビス止めされています。

 
キハ40 2037の行先表示器(車内側)

キハ40 2037 の行先表示器(車外側)

 

形式写真では気が付かないようなレベルの後年改造ですが、アクアライナー色と連結するちょっと変わったキハ40形は模型としてもいい題材のようなので、注目してみては如何でしょうか?

なお、この行先表示器は4位寄りの1ヶ所のみの設置となっています。



この形式写真に関連するタグ: JR九州 , キハ40系

今となってはピコ太郎にしか見えないJR九州の“或る列車”(キロシ47 9176)

あけましておめでとうございます。

2017(平成29)年のブログ「店長のツブヤキ」は本日より始まります。

あまりに当たり前すぎてスポットライトが当たらないJR車両などをどんどんアップして行きたいと思いますので、本年もよろしくお願いいたします。

鉄道専門の古本屋「トレインブックス」も、どうぞよろしくお願いいたします。

 
 * * *

 

12月に九州遠征に出掛けて以来、形式写真のメイン機 D800E には触れていません(サブ機はありませんが…)。

しばらく撮影していないと勘が鈍ってしまうので D800E を持って撮影に出たいのですが、気軽に日帰りで出掛けられる首都圏近郊はほとんど晴れ続き。

九州遠征で使い切れなかった“青春18きっぷ”の残りを消化したいのですが、今回は厳しそうです。

 
この年末年始に出掛けたのは、元日に娘の高校受験の合格祈願のために鎌倉市の荏柄天神社にお参りしたくらい。

 
元日の荏柄天神社

 

鎌倉駅のそばで奥さんがお土産を買っているときに、娘を撮ってみたり…

 

 

鎌倉から帰りに江の島弁天橋に寄って黄昏時の富士山を見たり、ほんの2区間だけども小田急ロマンスカー「えのしま」に乗車して新年早々少しだけリッチな気分に浸ったたり。

近場の家族旅行みたいなものでしたが、お正月休みは十分に楽しみました。

 
江の島弁天橋からの富士山

 

ところで、

つきみ野からは富士山がほとんど見えません。

手前に丹沢の山々がそびえ立っているからで、日常生活で見える富士山は山頂部分の少しだけ。
丹沢に雲が掛かるとそれすら見えなくなります。

この写真のように富士山の左右の稜線が揃って見えると何かワクワクしてしまいます。

 
小さいときにヒガハス(東北本線東大宮〜蓮田間)の沿線に住んでましたが、そのときの方が富士山がよく見えました。私にとっては遠い過去のことですけどね…

 
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年末年始にテレビを見ているとピコ太郎が売れているのに気付きます。

普段はほとんどテレビを見ないのでとても新鮮ですが、このキャラクターを見ているとどうしても先月末に撮影した「或る列車」を思い浮かべてしまいます。

 
「或る列車」はJR九州がキハ47形の2両編成を改造した豪華スイーツ列車です。

JR九州の前々身にあたる九州鉄道が発注したアメリカ製の豪華客車(のちに“或る列車”と呼ばれた)をモチーフにしてますが、これは一ひねりが加えられたためにややこしい物語に仕上げられました。

 
素直に「当時のアメリカ製客車を現代風に!」となればよかったのですが、JR九州の“或る列車”は原信太郎氏が当時実際に見た車両をもとにオリジナルのデザインを加えて製作した真鍮製模型車両をプロトタイプにしました。

 
水戸岡鋭治氏のデザインでスイーツ列車として現代風にアレンジされた。

そこまではいいのですが、真鍮製未塗装の模型がプロトタイプだったので、JR九州の“或る列車”は、日本人のデザインとは思えない品位のない金色の豪華車両に仕立てられてしまいました。

何しろ真鍮製の模型をモデルにした本物の車両なのですからね…

 
そして、最近のピコ太郎の活躍です。

 
JR九州のD&S(デザイン&ストーリー)列車は応援していますが、もう少し多様性がないと飽きられてしまいそうで怖いです。

もう少し若手のデザイナーを育てるように路線を拡張した方がいいのでは、とお節介な気持ちが出てしまいます。

 
キロシ47 9176(或る列車)

キロシ47 9176(分オイ)  2016年12月23日 長崎駅

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この形式写真に関連するタグ: JR九州 , キハ40系 , ジョイフルトレイン

青い快速「シーサイドライナー」の増結車(キハ220-209)

まだ帰宅途中ですが、九州遠征に行ってました。

今回も現地入りを晩にしたので、前泊を含めて九州内で4泊し、現地では4日間丸々撮影できる行程にしました。

九州遠征でこんなに長く滞在したのは久しぶりです。

 
当初から4泊もするつもりはありませんでした。2泊か3泊くらい…

あまりに天気予報が当たらないのと、駅構内の雑草に翻弄されっぱなし。完全に消化不良の遠征でした。

このままでは往復の交通費が無駄になってしまいそうだったので、帰りを今日(12/23)まで延期しました。

 
いつもなら日記代わりに、“現地●日目(▲/▲)は〜”みたいに撮影報告していますが、今回は現地で4日間も動き回っていたのに曇天の下できれいに撮れたのは4両だけ。

行程を思い返すと自己嫌悪に陥りそうなので、数少ない成果の中から1枚をアップしたいと思います。

 
今回は快速「シーサイドライナー」の増結車として使用されているキハ220形200番代の キハ220-209(崎サキ)です。

 
キハ220-209

キハ220-209(崎サキ)  2016年12月23日 大村駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

長崎鉄道事業部佐世保車両センター(崎サキ)には「シーサイドライナー」の増結用としてキハ220形200番代が3両配置されています(キハ220-207〜209)。

崎サキのキハ220形は熊本・大分地区のように1両単独で営業運転されないので、キハ200形0・1000番代の上り方(佐世保方)に増結されます。

キハ220形の2両編成も運用されますが、こちらはキハ200形との共有運用というかたちになっています。

 
キハ200-207 は全検のタイミングの関係で大分時代からの塗色のままで、「赤い快速」の伝統を受け継ぐ赤色をまとっています。

でも、赤いキハ220形200番代は大分地区でも走っていますので、どうせなら青色車を撮りたいと思っていました。

 
撮るならば特徴側を押さえたいですが、崎サキのキハ220形は何故かトイレ側を障害物なしで撮るのが非常に困難。

そのため、今回の遠征でも大村駅に何度も足を運びましたが、いつ行っても雨か晴れ。

やっと撮れたのがこの1枚です。

 
非トイレ側は大分車の キハ220-210(分オイ)をアップしていますので、こちらもご覧ください。トイレの有無で外観の印象がぜんぜん違うのが分かると思います。



この形式写真に関連するタグ: JR九州 , キハ125・200系