NHK“解体キングダム”で783系の解体作業を放映(CM5編成の モハ783-107)
一昨日(10/11)のことですが、“ハイパーサルーン”こと南福岡車両区(本ミフ)の783系CM5編成の解体作業が、NHK総合テレビ「解体キングダム」の“密着!鉄道車両工場 特急を解体せよ”で放映されました。
NHK総合テレビ 解体キングダム(NHKサイトより)
番組内で、小倉総合車両センターで元格闘家・タレントの魔裟斗が説明を受けていたときに解体線に駐まっていたのは、下り方の先頭車 クモハ783-7(Mc)。
クモハ783-7(本ミフ) 2012年3月16日 大分駅(再掲)
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そして、実際の解体作業で重機の餌食となったのは クロハ782-5(Thsc)でした。
テレビ番組なので運転台のある特急形らしい車両が選ばれましたね〜
783系 ミフCM5編成
上の編成図をクリックすると大きく表示されます。
CM5編成は、2021(令和3)年3月ダイヤ改正までは特急「にちりん」「きらめき」「ひゅうが」「きりしま」などで使用されており、クロハ782-5 と サハ783-5 のあいだに モハ783-8(M1)を組み込み5両編成で運用されていました。
しかし、同改正で日豊本線系統の783系の運用が消滅したため、モハ783-8 を引き抜いて4両編成となりました。
それ以降は「みどり」「ハウステンボス」の予備編成として代走などで使用されましたが、2022(令和4)年9月の西九州新幹線(武雄温泉〜長崎間)開業したため失職。
運用離脱後はしばらく(使用停止となった)佐世保駅の5・6番ホームの5番線に疎開留置されましたが、その後は早岐での留置を経て今年(2023年)7月に小倉総合車両センターに配給されました。
そして、先月(9月)、「解体キングダム」密着取材のもとでCM5編成は解体されました。
もし、番組を見逃したのでしたら、10/18(水)までは NHKプラス の配信で見られますので、是非チェックしてみてください。
* * *
ということで、今回はミフCM5編成の3号車に連結されていた モハ783-107(本ミフ)をアップしたいと思います。
番組のなかでは映りませんでしたが、現役時代は先頭車 クモハ783-7 の隣りに連結されていた車両です。
モハ783-107(本ミフ) 2012年3月16日 大分駅
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783系の電動車は1M方式を採用していますが、M2車のモハ783形100番代はパンタグラフを搭載していません。
クモハ783形(Mc)が集電した電力が、連結部上部の高圧渡り装置を介して供給されるからです。
主変圧器や整流装置などの主回路機器はMc車やM1車と同じように搭載されているので、前位側(写真左側)にパンタグラフを追設すればM1車(モハ783形0番代)に変更できるように設計されています。
783系のM車系は編成組み替えなどでパンタグラフを取り付けたり、撤去する改造工事が実施されていました。
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