臨時特急「北斗84号」に連結された キハ282-108
今回は、先月末の北海道遠征で7つ目か8つ目のターゲットとしていた車両の形式写真をアップしたいと思います。
キハ283系で運転された臨時特急「北斗84号」に連結されていた札幌運転所(札サウ)の キハ282-108 です。
最近は車両基地など現場で撮影することができないので、少しでも妻面が写るように、キハ283形が中間に入るタイミングを狙って キハ282-108 を撮影しました。
キハ282-108(札サウ) 2016年7月30日 登別駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
キハ283系は増備途中の2001(平成13)年3月に形式番号の付番ルールが変更されて、中間普通車がすべてキハ282形に統一されました。
このときにキハ282形は接客設備ごとの番代区分が以下のように設定されて、
・ 0番代 : トイレ & 多目的室付き(定員51名)
(キハ282-1〜5:車号変更なし)
(キハ282-6〜14 ← キハ283-101〜109)
・100番代 : トイレなし・ミニラウンジ付き(定員64名)
(キハ282-101・102:車号変更なし)
(キハ282-103〜105 ← キハ282-1〜3)
(キハ282-106・107 ← キハ282-1001・1002)
・2000番代 : トイレなし・簡易運転台設備あり・ミニラウンジ付き(定員60名)
(キハ282-2001〜2006:車号変更なし)
・3000番代 : トイレなし・簡易運転台は準備工事のみ・ミニラウンジ付き(定員60名)
(キハ282-3001〜3004:車号変更なし)
のように整理されました。
それまで、先頭車の他に中間車の一部にもキハ283形という形式が与えられていましたので理解できない状態でしたが、このときの形式変更や改番整理によって形式を見るだけで先頭車か中間車かが分かるようになりました。
トイレのある車両をキハ283形にまとめるという考え方には無理がありましたからね…
JR北海道は形式の付け方や番代区分の付番ルールに一貫性がないことが多く、このキハ283系と721系電車はブレまくった理解不能な形式でしたが、キハ283系については国鉄以来馴染みのあるかたちに収まりました。
キハ282形の形式変更について少し整理してみましたが、今回アップした キハ282-108 は2001(平成13)年6月に増備された5次量産車ですので、当初から新しい形式番号で落成したため旧番号は存在しません。
普段、キハ283系は「スーパーおおぞら」で使用されているので気軽に形式写真が撮れませんが、2回の遠征で臨時特急の「北斗84・91号」を追いかけるだけで3つも形式区分を押さえることができました。
キハ283系の残りの形式区分は釧路地区に行くか、光線の具合を妥協して苗穂で撮れば何とかなるので、あとはゆっくり追いかけてみようと思います。
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