JR貨物独自仕様のEF66形100番代2次車(EF66 120)
電気機関車ばかり続いていましたので、これを脱しようとクハ651形1100番代をアップしましたが、あとが続かなくて… すみません。
撮影地や情報収集の効率、撮影そのものの効率から、同じような車種を固めて撮っていると効率が上がります。
撮影場所探し、撮影可能な運用探し、運用に就いている車両のチェックなどなど、これらを全方位的に見るのは不可能ですからね。
特に電気機関車はそれまでメインに追いかけることをやってなかったので、それまでのやり方を変えるだけで急に撮れるようになった、それが8月下旬以降のできごとなのです。
でも、すべてが撮影対象車だった時期は終わり、これからは個別の車両を追いかけるという段階になってきましたので、
(1) 撮りたい車両が
(2) 撮れる場所にやって来る、
そして
(3) 曇り予報が出る、
この3つが揃わないと出撃しない、そんな待機状態に入ることになりました。
ただ電気機関車の場合は、個性のある車両が多いので、撮っておきたい車両が多いというのが問題です。
首都圏の電車については待機状態の車両ばかりで、先日のように土休日にしか撮れないクハ651形1100番代を撮る、そのようなスタイルが続いています。
今朝もプチ出撃するか悩みましたが、台風の影響で暴風雨になってしまったので見送りました。
数年前までは両親の介護、そして娘の入院ばかりで撮影なんて二の次の状態が長かったので、そのときに撮り逃した車両を追いかけているといったところです。
* * *
今回は先日(9/19)の成果の中から地味に感動が大きかった1枚をアップします、吹田機関区(吹)の EF66 120 です。
EF66 120(吹) 2014年9月19日 富士駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
製造が終了してから14年も経過していたEF66形のマイナーチェンジ車として登場したのがJR貨物のEF66形100番代で、1989〜1991(平成元〜3)年に33両が製造されました。
民営化された直後の1989(平成元)年当時、JR貨物は次世代の新形機関車の開発を進めていましたので、本来ならばEF200形に相当する新世代量産機が登場する計画でしたが、バブル景気にともなう貨物輸送の増強が喫緊の課題になっていたため苦肉の策として登場したのです。
当時の機関車不足は深刻なもので、国鉄分割民営化のときにJR各社に引き継がれなかった国鉄清算事業団所有の車両を買い戻して車籍復活して機関車を調達していましたが、それでも足りなかったくらいだったのです。
関門トンネル用のEF81形450番代、日本海縦貫線用のEF81形500番代、青函トンネル用のED79形50番代も、同じような経緯で増備された車両でした。
なお、このような機関車の車籍復活はJR貨物だけでなく、貨物輸送を一部委託されていたJR旅客会社でも見られましたが、こちらは増備車を新製するには至りませんでした。
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