軌道材料モニタリング装置を搭載している川越・八高線の クハ208-3502
先週の木曜日(9/20)のプチ出撃したときの本命をまだアップしてませんでしたので、今回は2018(平成30)年5月から川越・八高線の営業運転に就いている209系3500番代をアップしたいと思います。
これまでに209系3500番代は51〜54編成の4本がデビューしていますが、そのうちの2本のクハ208形(八王子方)には線路モニタリング装置が床下に搭載されています。
今回はそのうちの1両をご覧ください。
川越車両センター(宮ハエ)の52編成の偶数向き制御車、クハ208-3502 です。
クハ208-3502(宮ハエ) 2018年9月20日 高麗川駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
JR東日本は自社管内を走行している営業車両の一部に線路設備モニタリング装置を搭載し、線路状態の変化をモニタリングして線路の保守・管理に役立てています。
線路設備モニタリング装置は、軌道材料モニタリング装置と軌道変位検測装置から構成されており、これまでは1両にすべての機器が搭載されることになっていました。
しかし、川越・八高線の209系はこの2つの装置が別々の編成のクハ208形に分割搭載されています。
具体的には、
・軌道材料モニタリング装置は、52編成の クハ208-3502
・軌道変位検測装置は、53編成の クハ208-3503
恐らく、クハ208形は保安装置(ATS-P)の制御機器と共通配電箱(SBB)が床下に均等に離れて配置されているので、線路設備モニタリング装置をすべて搭載するには大掛かりな移設工事が必要になるからではないかと思われます。
軌道材料モニタリング装置と軌道変位検測装置はそれぞれ測定している対象が異なるので、別々に搭載しても問題がないように思いますしね…
軌道材料モニタリング装置は、距離を測定するプロファイルカメラと濃淡を識別するラインセンサカメラを使ってレール締結装置の状態やレールの継目板ボルトの状態などを記録するものです。後位台車の横(前位側)に搭載されたライトグレーの装置を使ってモニタリングしているのでしょう。
軌道変位検測装置を搭載している 53編成の クハ208-3503 が撮れれば、川越・八高線用の209系3500番代の特徴車の撮影はひとまず終了します。
あとは、線路モニタリング装置を搭載していない クハ208-3501・3504 が撮れればコンプリートできますが、川越・八高線用の209系3500番代はまだ増備途中なので、同区分が出揃うまで待った方が簡単に撮れそうです。
線路モニタリング装置はJR東日本管内の営業車(電車)に搭載され始めていますので、しばらくは他線区の搭載車を追いかけるのもいいかなぁ〜と思っています。
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