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AU75搭載の方転改造車 クハ115形2000番代(クハ115-2041)

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前々回は クハ115-1051、前回は クハ115-2035 、とAU712形冷房装置を搭載した新潟所属のクハ115形を続けてアップしましたので、今回は一般的な集中式冷房装置(AU75系)を搭載した クハ115-2041(新ニイ)をアップします。

 
クハ115-2041 が新潟で活躍するようになった経緯はクハ115-2035と同じで、もともと クハ115-2124 として1981(昭和56)年6月に製造された115系2100番代の奇数向き制御車(Tc)でした。

1984(昭和59)年1月に沼津から新潟に転属となったあともしばらくは奇数向きで使用されましたが、1989(平成元)年11月に偶数向きの2000番代(T’c)に改造されました。

2000番代への改番は編成組み替えにより方向転換がな実施された順番で行われたため、新番号 クハ115-2041 は2000番代のラストナンバーとなってしまいました。

クハ115-2041 は中間電動車が1000番代に組み込まれたので、冷房化の際は集中式冷房装置(AU75)が搭載されました。

 
クハ115-2041 はJR東日本所属車としてはめずらしく前位寄りの通風器(ベンチレーター)が1か所撤去されています。

JR西日本の体質改善車やJR九州の国鉄形車両などではよく見られる後年改造ですが、JR東日本では車両そのものの取り替えを進めているためなのか、通風器の撤去は一般的ではありません。

この車両を見たとき、JR東日本の115系も通風器の撤去が進められて、JR西日本の岡山地区や広島地区の車両のように屋根上が寂しい外観になるのかと心配しましたが、この車両がイレギュラーだったようです。

 
クハ115-2041

クハ115-2041(新ニイ)  2010年7月6日 吉田駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 
クハ115形2000番代は201系登場前後に製造されたため、1000番代初期形とは冷房装置脇のランボードの形状が201系のように大きなものに仕様変更されています。

もし、鉄道模型で1000番代と2000番代を作り分けるようなときは、ランボードに注目してみてください。クハ115-1051 と見比べるとその違いがわかります。

 

追記
クハ115-2041の通風器撤去について、「とれいん2012年10月号」で“115系電車を観る”を執筆された前納さんから以下のようなコメントをもらいました。

「初期のクモハ115・クハ115・モハ114の冷房準備車はクーラー部の前位側、クーラー部から2番目のベンチレータが、冷房車と比較して、やや後位寄りについています。これは室内の扇風機の位置との兼ね合いです。ところが、1981(昭和56)年に製造された大糸線&身延線新性能化用の115系の冷房準備車は扇風機の位置を変更し、通常の冷房車と同じ位置にベンチレータを設置しました。
この車両の冷房改造に当たり、本来なら冷房車の位置に通風器の室内側整風板を設置しなければならないところ、新潟所属車に多い初期タイプの冷房準備車の位置に整風板を間違って設けてしまい(室内天井に板で塞いだ跡がある)、屋根のベンチレータの位置と合わず、それで結果的にベンチレータが撤去されてしまったものと推測しています。」

ありがとうございました。

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