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「リゾートしらかみ」の“くまげら”編成の4号車 キハ48 704

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2010(平成22)年8月の北東北遠征のときに北金ヶ沢駅で“くまげら”編成と出会いましたが、このときは駅構内の線形の関係で1号車の キハ48 703 しか撮れませんでした。

その後も、何回か秋田と川部に遠征しましたが、運転スケジュールのタイミングやお天気に嫌われてばかり。
2017(平成29)年4月に中間車(セミコンパートメント車)の キハ48 1521 が撮れただけで、いつもロケハンで帰っていました。

 
今回は、天気予報どおりずっと曇ったわけではありませんが、川部駅の1番線ホームに列車が入線するときだけは予報どおりになってくれたので、未撮影だった“くまげら”編成の2両を含め一般のキハ40系も無駄な立ち寄りにはなりませんでした。

 
待ち時間に弘前を往復して食事を調達したり、車両運用の状況を確認していたので、今回は“津軽フリーパス”という切符を使いました。

2日間有効の切符なので、東青森での撮影にも対応できるので、大人の休日倶楽部パスが使えない期間に夜行バス利用で弘前・青森界隈をウロウロするには好適なフリー切符です。

 

 

弘前・川部界隈は1日だけの滞在ですぐに北海道新幹線で函館に渡ってしまいましたが、新青森もフリー区間内になるので夜行バスで弘前入りして辺りを巡って元を取ってしまえば、すぐに北海道に行ってもいいと思います。

 
ということで、今回は前回に引き続き 快速「リゾートしらかみ」の“くまげら”編成からの1両をアップしたいと思います。
弘前〜川部〜青森間では弘前方に連結されている4号車(リクライニングシート車)の キハ48 704 です。

常用レンズの Carl Zeiss の Milvus 50mm 1.4/50 ZF.2 では引きが取れなかったので、このカットのみ TAMRON の SP 45mm F1.8 Di VC(Model F013)を使いました。

 
キハ48 704

キハ48 704(秋アキ)  2020年9月15日 川部駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

“くまげら”編成の両端の先頭車(1・4号車)はキハ40形500番代初期形車両から2006(平成18)年3月に改造されました。

改造工事は土崎工場で行われ、前頭部が“橅(ブナ)”編成の キハ48 701・702 に準じた形状に変更され、前位出入台と従来の客室部分のうち乗務員室(運転室)の後部に展望室が設けられ、客室はシートピッチ1,200mmで回転リクライニングシートが並ぶ豪華な仕様に改装されました。

後位側の運転台を潰して同部分にトイレ・洗面台を設置したため、後位出入台の位置は後位車端部から少し離れた客室寄りに設けられています。

 
キハ40形初期形車両を種車としているため、軸箱直上にエリゴばねを採用したDT44台車を履き、角張った形状のスカートを装備するなど、種車の特徴が改造後も残った外観になっています。

 
“くまげら”編成の1・4号車は残り少なくなったDT44台車を履く貴重な車両なので、これらの車両をホッパ車(ホキ800形)や障害物がないときに撮れたのはラッキーでした。

この1週間以内に何らかの構造物がこの写真の手前に建造されたようなので、ギリギリのタイミングで現地を訪れていたみたいです。

 
やっぱり撮れるうちに撮っておくというのは大事なんですね〜

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