東海地区でオールマイティーに活躍する373系(クハ372-1)
2月初旬に「列伝シリーズ01 あずさ列伝」の赤入れが終わり、これでやっと形式写真が気兼ねなく撮れると思って“青春18きっぷ”を購入。といきたかったのですが、太平洋側を中心に曇ってくれません。
それまでの冬型の気圧配置が崩れて曇るようになると踏んでいましたが、この春は形式写真が量産できそうにない予感が…
でも、青春18きっぷの有効期間に5日ぐらいは曇るだろうと、無駄を覚悟のうえで購入することにしました。
何時間もドン行に揺られて〜 なんてできない性分なので、遠征先までクルマで行って現地では青春18きっぷ、というプランをいくつか考えていました。
が、今年の春は2日連続で曇るような予報がぜんぜん出ないので、日帰りで行ける地域に遠征することにしました。
つきみ野から日帰り圏内となるとJR東日本管内になりますが、50歳を過ぎると“大人の休日倶楽部パス”という年寄りの味方が使えるようになるので、今回はJR東海管内を目指すことにしました。
JR東海方面となると“魔の静岡”。
この区間と手前の神奈川県をドン行で通り抜ける自信がなかったので、東海道本線の片浜駅(静岡県沼津市)までクルマでショートカットすることにしました。
片浜なら青春18きっぷが無駄にならないですし、駅の真ん前のコインパーキングでも1日300円と安い。しかも、東名高速道路から降りても沼津市内の渋滞を気にしなくていいので、費用対効果を考えてそうすることにしました。
豊橋駅に留置される373系を撮るつもりでしたが、朝6時前に片浜駅に着けば、ゆっくり帰ってきても夕飯の仕度に支障を来しませんからね〜
ということで、何年も前から行きたいと思っていた午前中の豊橋駅に行って、車内整備がされてカーテンがきれいに整った状態の373系を撮ってきました。
クハ372-1(静シス) 2018年3月19日 豊橋駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
373系は、急行「富士川」(静岡・三島〜甲府間)とJR東海が受け持っていた急行「東海」(東京〜静岡間)を特急化するために投入されました。
165系で運行されていた“大垣夜行”を置き替えるかたちで1996(平成8)年3月から夜行快速列車「ムーンライトながら」にも使用されていましたが、「東海」の廃止(2007年3月)や「ムーンライトながら」の臨時列車化(2009年3月)で首都圏では存在感の薄い存在になってしまいました。
2012(平成24)年3月までは東京に乗り入れる普通列車に細々と充当されていましたけどね〜
現在、373系は特急「ふじかわ」「伊那路」と静岡地区の「ホームライナー」で使用されていますが、朝の通勤通学時間帯は普通列車にも充当されています。
373系が使われる列車をうまく狙えば“魔の静岡”も少し楽に抜けることができますので、“乗り得列車”を堪能してみては如何でしょうか?
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