秋田港駅に留置されている DE11 1032

30年来、途中非テツの時期はありましたが、国鉄形車両など去りゆく車両をメインに追いかけてきました。
何とか記録していかなければという気持ちから、ここ数年ほど精力的に遠征を続けてきた結果、ようやく最近になって新車を追いかける余裕が生まれてきました。

と言いつつ、新車だけのために遠征するのはもったいないので、数年後に引退が見込まれる車両と抱き合わせるようにしています。

今回はそのような心配がない地域に遠征してきました。

 
今回は、秋田地区の男鹿線に投入された蓄電池電車EV-E801系を撮りに行ってきました。

鉄道だけではアクセスの悪い地域を巡るつもりでしたので、久しぶりにクルマだけを使った遠征。

 
実際は秋田だけを遠征先に選んだのではなく、取り敢えず東北地方にクルマで出掛け、現地に入ってから天気予報を確認しながら、撮影地を決めるという車中泊ならでは機動性のよさを活かした遠征になりました。

結局、曇ってくれたのは当初から行きたいと思っていた秋田だけ。
そんなクルマ遠征でした。

 
遠征初日は4/15(土)。

「レトロ花めぐり号」の折り返し留置で旧形客車が撮れると見込んで郡山に行きましたが、昨年までのような車両撮影会のような留置にはならず、完全に失敗。
お昼過ぎに郡山に着くような行程で、郡山の失敗を跳ね返すような撮影場所が近所になかったので、遠征初日はほとんど成果なし。

今回の遠征は酒田駅を絡めた2泊3日くらいを想定していたので、その日のうちに日本海側に移動して車中泊しました。

 
遠征2日目、4/16(日)、山形県内全域は概ね晴れ予報。

前日に立てた計画を変更し、秋田地区で1日粘ることにしました。

先ずはEV-E801系を撮りに土崎駅へ移動し、ロケハンを開始。
意外に形式写真がきれいに撮れそうな駅構造だったので、午前中は土崎と秋田の両駅を行ったり来たりして撮影枚数を稼ぐことにしました。

その途中、土崎駅はJR貨物と秋田臨海鉄道の秋田港駅にほど近いことが分かったので、クルマで寄ってみることに。

 
なんとなんと、秋田港駅はDE10形タイプのディーゼル機関車が連なって留置されていました。

 
秋田港駅に留置されているディーゼル機関車群

秋田港駅に留置されているディーゼル機関車群

 

国鉄末期によく見た光景です。

機関車や客車の余剰車(第二休車)がこの何十倍もの規模で整理統合で廃止となった旧配置区所や操車場に留置されていました。

当時は現役を引退した事業用客車を追いかけて色んなところにお邪魔しましたので、このような光景を見るのはそれ以来です。

 
このディーゼル機関車群のうち一番手前側に止まっていたのが、DE11形1000番代。

絶滅危惧種です。

 
留置されているそばに事務所がありましたので、許可をもらってから撮影したのが DE11 1032 です。

 
DE11 1032

DE11 1032  2017年4月16日 秋田港駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

DE11形はDE10形を基本として操車場などの重入換用に特化したディーゼル機関車で、0・1000・1900・2000番代の4種類の区分が合計116両製造されました。
初期に製造された0・1000番代(111両)は大規模な操車場に集中配属され、入換用として残っていた蒸気機関車の置き替えました。

しかし、1984(昭和59)年2月改正で貨物輸送がそれまでのヤード式から直行輸送式に変更されて大規模操車場が廃止されたため、DE11形0・1000番代の多くは用途を失い廃車となりました。

 
国鉄分割民営化以降も車籍が残ったDE11形0・1000番代はわずか16両。

高崎に配置されていた3両の0番代は1990(平成2)年に廃車となりました。

DE11形1000番代は客車入換用として10両がJR東日本に引き継がれましたが、客車列車の減少によって廃車が進んだためJR東日本所属車は現在3両のみとなっています。
2010(平成22)年以降にJR東日本で廃車となった車両のうち4両がJR貨物に譲渡されましたが、それもすでに半数は廃車されています。

 
今回撮影した DE11 1032 は宇都宮運転所(宇)の配置を最後に2014(平成26)年に一度廃車された車両です。JR貨物に譲渡されたあとに車籍復活し、岡山機関区(岡)に配置されました。

復活後は新南陽駅(山口県)や広島貨物ターミナル駅の入換で使用されましたが、それも長続きしなかったようで、2015(平成27)年9〜10月には秋田港に回送されました。

どのような目的があって秋田港駅に留置されているのか分かりませんが、この機関車のそばには部品取りで無残な姿になったDE10形のダルマが置いてありましたので、留置されているディーゼル機関車群の行く末が気になります。

 
JR東日本の新形式を撮りに行った東北遠征ですが、珍しい国鉄形車両が撮影できて大満足な遠征となりました。

期待せずに行ったのでこんな気持ちになれたのでしょうね…



この形式写真に関連するタグ: DE10・DE11・DE15形 , JR貨物

JR発足当初に増備されたEF81形450番代初期形(EF81 451)

昨日(3/1)、税理士に一通り用意した帳簿類を渡してようやく普通の生活に戻りました。

時間的に厳しいとかはなかったのですが、一つのことしかできない無能力者なので、ついついブログの方が疎かになってしまいました。

 
実は、ダイヤ改正前にキハ31形の撮影と実車調査をしたかったので、1週間前の話しですが、現地 2/22(水)〜2/23(木)の1泊2日で九州に遠征してきました。

今回は現地に朝入りしたかったのと、直前に九州行きを決めたため飛行機のチケットが間に合わなかったので、新神戸までは新幹線、三ノ宮からは夜行バスという少々無茶な行程で行ってきました。

 
阪急観光バス

 

ちょうど小倉に降り立った翌日(2/23)に今回乗車した「ムーンライト号」が3月末を以て運行休止となると発表がありましたので、私にとっては最初で最後の乗車になりました。

といっても、いつものように降車する小倉までまったく寝られなかったので、いつものように夜行バスを利用しなければよかったという後悔でいっぱいの乗車に終わりました。

 
現地1日目(2/22)は高速道路の火災事故の影響で少し遅れてのスタートでしたが、日田彦山線で田川後藤寺に寄ってキハ147形が撮れるか確認し(残念ながら撮影できず)、後藤寺線を経由して先月もお邪魔した直方に行きました。

お昼過ぎにキハ31形が構内回送で1分くらい駅ホームに停車するので、それまで813・817系のうち前回訪問のときに撮影できなかった区分を一通り曇天のもとで撮影。

そのうちに雨が降り始めたため、キハ31形の撮影をあきらめて筑豊本線(若松線)の二島に移動しましたが、雨があがらないためここでは撮影できませんでした。DENCHA のクモハBEC819形を撮り直したかったのですが、ダメした。

 
こんどは黒崎に移動。

1月訪問時は晴れベースの天気だったので下車せずに駅ホームからED76形を撮りましたが、こんどは太陽が顔を出す心配がなかったので下車して敷地外で待機。

運よく雨はあがってくれましたが、今回は手前に止まった貨物列車のコンテナ車の連結両数が長いため撃沈。
でも、入線してきた牽引機が所定のED76形ではなくEF81形450番代のトップナンバー機 EF81 451(門)だったので、あきらめずに急いで駅に戻って前照灯が点灯する前に2カットほど撮影。

雲の流れが変わってしまったので少し雨が降り始めてしましたが、気にせず撮ったのが今回アップする写真です。

 
EF81 451

EF81 451(門)  2017年2月22日 黒崎駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

1991(平成3)年に関門トンネル通過用のEF81形400番代の増備車として落成したEF81形450番代の1両です。

このとき EF81 451・452 の2両が日立製作所で製造されました。1989(平成元)年に日本海縦貫線用として増備されたEF81形500番代を基本に重連総括制御装置を追加した仕様ですが、EF81 451・452 は前照灯と尾灯(標識灯)を一体のケースに収納して前面下部に配置した独特の顔立ちとなりました。

平成4(1992)年に EF81 453~455 が増備されましたが、こちらの3両はEF81形500番代と同様のデザインに戻されて従来車のイメージへ変更されましたので、おでこの両サイドに前照灯のない見慣れないデザインは EF81 451・452 の2両だけの特徴となりました。

 
不思議なデザインのEF81形。九州地区でしか見られない珍しいこのブログに相応しい車両ですので、撮れたときは他人に見られないように小さくガッツポーズ。

 
九州遠征の現地1日目(2/22)は、直方駅で筑豊本線(福北ゆたか線)を走るJR九州の電車が一通り撮影できたので、久しぶりに成果の大きい1日でした。こういう日は気持ちがいいですね…



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九州地区で活躍するED76形1000番代更新機(ED76 1022)

九州遠征の2日目(1/23)は、前日に雪で撮れなかったJR九州の架線式蓄電池電車(DENCHA)BEC819系がメインターゲットでした。

 
前回アップした写真のように筑豊本線(若松線)の二島駅でBEC819系量産先行車の2両を撮影しましたが、今のところDENCHAの運用は昼間の4往復のみ。

15時前には現地での撮影を終えたので、小倉から東京行きの「のぞみ」に乗ってゆっくり休みながら帰ろうと鹿児島本線のドン行で移動していたところ、黒崎駅の側線に20ftコンテナ用のコキ200形が数両停車しているのを目撃したので急遽途中下車。

コンテナ車の形式写真をゆっくり1両ずつ撮影できる環境はありがたいですからね…

 
10分くらい駅ホームに滞在していると、こんどは門司機関区(門)の ED76 1022 が入換作業のため入線。
そのうち、コキ200形に連結、そして、待機。

門司区の電気機関車の運用はまったく下調べしてなかったので、ED76形の登場は完全にサプライズ。

なのに、こういうときに限って雲が切れる。

 
黒崎駅に停車中のED76形1000番代

 

二島駅にいたときよりもたくさん雲が浮かんでいたのに、何故か太陽のまわりだけ雲がありません。

しかも、太陽との位置関係から、曇ってくれないと ED76 1022 の車体正面は真っ黒。

このまま黒崎駅で待つか悩んだのですが、予約してあった「のぞみ」まで1時間ほど余裕があったので、接続する列車の1本前まで粘ることにしました。

それまでに曇ってくれなかったら、縁がなかったというだけ…

 
そんな状況でもめげずに駅ホームで45分ほど粘ってみたところ、車体のテカリがほとんど消えるまで雲が厚くなってくれたので、絶滅間近となった少数派形式のED76形1000番代、ED76 1022(門)が撮影できました。

 
ED76 1022

ED76 1022(門)  2016年1月23日 黒崎駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

今回は1泊2日の短い九州遠征でしたが、〆はエクスプレス予約のグリーンプログラムで人生初の新幹線グリーン車を堪能し帰路に就きました。



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北海道新幹線開業の陰で地味にデビューしたEH800形(EH800-9)

撮影3日目(10/12)から青森地区で撮影を開始した北海道遠征ですが、4日目(10/13)は羽越本線の酒田駅で撮影する予定にしていました。

酒田は新幹線から乗り継ぎ後の在来線が比較的長いので、つきみ野から行くには面倒だし、帰りに新庄に出ればついでに山形新幹線も完乗できそう。

そんな感じで25年ぶりに酒田に寄る予定にしてましたが、今回も天気予報が定まらず、行くべきか判断ができませんでした。

 
そういうときは無理をしないのが一番。

このまま青森地区に滞在していればEH800形と「リゾートしらかみ」用車両が撮れるかも知れないですしね…

ということで、撮影4日目(10/13)も青森地区で撮影することに決めました。

 
この時期は天気が不安定なのが普通なんでしょうかね?

10/13(木)も天気が不安定。
天気予報はどの機関も概ね曇りの予報だったのですが…

 
青い森鉄道の東青森駅と奥羽本線・五能線の川部駅を行ったり来たりしてましたが、川部駅で「リゾートしらかみ2号」の“くまげら”編成が来ると雨。まったく撮影できませんでした。

奥羽本線と青い森鉄道を乗り継いで東青森に移動すると、こんどは晴れ。

がっかりする暇もなく川部に戻ると、こんどは遠くに雲が見える程度でピーカン。

待ち時間が結構あったのでその間に曇ってくれましたが、秋田方面が晴れていたみたいで「リゾートしらかみ1号」のHB−E300系“橅(ブナ)”編成はブライドが見苦しい状態。

なかなかうまくいかないものです。

 
今回の遠征は4日間すべて天気が不安定で、完全に消化不良な状態で終わりました。

安定的に曇ってくれる日が1日くらいあってもよかったのですが、天気予報不信を深める残念な4日間でした。

 
 * * *

 
東青森駅は、青函トンネルを通過する貨物列車の牽引機を付け替える場所になっています。

青森信号場と役割を分担しているので電気機関車が頻繁にやって来るわけではありませんが、うまく時間帯を選べば数種類の電気機関車が撮れるようなので、今回はそのロケハンを兼ねて行ってみました。

 
今回は、東青森駅で撮影できた電気機関車のうち初めて撮影できた最新鋭の交流電気機関車EH800形をアップしたいと思います。

2016(平成28)年3月の北海道新幹線開通にともない青函トンネルが新幹線(交流25kV/50Hz)と在来線(交流20kV/50Hz)の共用区間となったため、複電圧など双方の交流区間の設備に対応するため新たに開発されたJR貨物の交流電気機関車です。

 
EH800-9

EH800-9(五)  2016年10月13日 東青森駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

営業運用に入ってからのEH800形の形式写真を見たことがなかったので撮れるかどうか心配でしたが、貨物列車の出発する時間帯に合わせて訪れれば今回のようにきれいの撮れることが確認できました。

首都圏から遠く、しかも第三セクターの無人駅なので気軽に行くことはできませんが、こんどは試作車の EH800-901 を狙いに行ってみたいと思います。

 
ED79形50番代と100番代が現役だったときに行けなかったことが悔やまれます…



この形式写真に関連するタグ: EH800 , JR貨物

広島更新色で活躍する新鶴見機関区の EF65 2127

こちらのブログの右サイドバーに “人気の投稿” のベスト10 を掲載しています。

今月に入って オロ12 10 などJR四国に在籍していた12系客車に関連する投稿のアクセス数が増えていますが、これは東武鉄道のC11形運転開始にともなう車両譲渡や甲種回送に関係したものです。

このブログも開設して5年が経ち、掲載しているJR車両もかなり網羅的になってきましたので、全国でJR車両に関わるできごとがあるとアクセス数というかたちで響いてきます。

 
一方で、鉄道とは何ら関係なく一定のアクセス数を稼いでいるのが、「三脚を買い替えました、3か月前の話しですが(クモハ211-5619)」「スポンジグリップを取り付けた GITZO GT3542LS(クモハ114-1518)」の2つです。

現在常用している三脚、GITZO GT3542LS を購入したときと、この三脚に格安のスポンジグリップを取り付けたときの投稿です。

 
やはり、ジッツオ(GITZO)の三脚は人気があるんですね。

GITZO はこれ1本しか持っていないのですべての GITZO を語ることはできませんが、少なくとも GITZO システマティック・シリーズはとても使いやすい三脚です。

値段が10万円以上と高いので気軽に試すことができないから、こちらの投稿をご覧になるのだと思いますが、使ってみると分かりますが、セットしたときの安定性と脚を拡げたり伸ばすときのトルクは絶妙で、しかもまったくヘタリがありません。

三脚は使っていればヘタるものだと思っていましたが、GT3542LS にはその兆しが感じられません。

 
でも、一つだけ問題があります。

これは金属製スパイク石突がすぐにすり減ってしまうことです。

小さな消耗品ですし、いざとなったらゴム製石突きをはめればいいのですが、もう少し一般的な硬性の高い金属を採用してもよかったのでは、と思っています。

 
GT3542LSの金属製スパイク(使用前)

GT3542LSのスパイク石突き(GIZOホームページより)

 
GT3542LSの金属製スパイク(使用後)

使用後の金属製スパイク石突き

 

 * * *

 
以前アップしていたはずなのに、過去ログを見返してみても見当たらない形式写真がありました。

現在、右サイドバー “人気の投稿” の10位にランクインしている「広島更新色の塗り分けで活躍するEF64形1000番代(EF64 1049)」と同じように岡山時代の広島更新色をまとっている新鶴見機関区(新)の EF65 2127 です。

 
これを撮るためだけに新小岩に行っているので、すぐにアップしたと思うのですが…

 
EF65 2127

EF65 2127(新)  2015年8月10日 新小岩信号場

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。



この形式写真に関連するタグ: EF65・EF67形 , JR貨物