3月ダイヤ改正で引退予定のN183系「北斗」のグリーン車(キロ182-505)

鮮度落ちの情報かも知れないですが、先週の金曜日(12/16)に2017(平成29)年3月ダイヤ改正の概要についての発表がJRグループ各社からありました。

JR各社および支社からの発表(PDFファイル)に直接リンクを貼りましたので、是非ご活用ください。

 
JR北海道

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JR西日本(米子支社)
JR西日本(岡山支社)
JR西日本(広島支社)
JR西日本(新幹線管理本部・福岡支社)

JR四国

JR九州

JR貨物

 
 * * *

 
JR各社の発表を見たところ、昨年までのように新幹線開業にともなう在来線特急の廃止や第三セクター化などの大きな動きが落ち着いたので、列車の運転時刻や停車駅の見直しが多い印象です。

全体的におとなしい内容のダイヤ改正ですが、JR北海道だけでは、今後の日本のローカル鉄道を占うような少し後ろ向きな改正になっています。

 
ただ、クルマ社会がこれだけ進んでいる状況と、都市部以外の急激な人口減少を考えると、今までのような至れり尽くせりの鉄道網を一民間の鉄道会社に委ねていいのか?という根本的な問題に突き当たるように思っています。

 
難しい話しは専門家に任せるとして、2017(平成29)年3月4日のダイヤ改正に合わせて、函館〜札幌間の特急「北斗」のうち機関(エンジン)未換装のキハ183系500番代(通称N183系)で運用されている「北斗19・6号」の1往復がキハ261系に置き替えられます。

これによって、函館運輸所(函ハコ)に配置されているキハ183系のうち120km/h運転対応車(N183系)は引退となりますが、130km/h運転対応車で機関換装が行われたキハ183系7550・8550・9550番代(元NN183系)の3往復はダイヤ改正後も残ります。

さらにキハ261系1000番代の増備が進んで函ハコのキハ183系がすべて置き替えられたときに「オホーツク」(ダイヤ改正後は一部「大雪」に変更)のキハ183系0・200番代が完全に淘汰されるのでしょうね。

 
キハ183系7550・8550・9550番代を「オホーツク」「大雪」に転用してもグリーン車のキロ182形7550番代が3両しか在籍していないので、今回のダイヤ改正で「北斗」運用から外れるN183系のキロ182形500番代の今後が注目されます。

キハ183系7550・8550・9550番代は130km/h運転のためにブレーキ装置の圧力が変更されたためキハ183系従来車(0・500番代など)と連結できないので、キロ182形500番代などのN183系車両の一部はブレーキシリンダー圧力切替弁を取り付けるなどの対策が今後取られることになるでしょう。
キハ183形4550番代(一部はキハ183形9550番代に再改造)がまさにその従来車混結対応車で、キロ182形500番代なども同じような仕様に改造されるかも知れません。

そうすれば、「北斗」からキハ183系が完全に撤退したときに「オホーツク」「大雪」に転用されても、キハ183系7550・8550・9550番代に交じってキロ182形500番代などのN183系車両が使用できるようになります。

老朽化したキロハ182形を使い続けるとは思えないので、N183系車両は何らかの改造が行われると思うのが妥当でしょうね。

 
今回はキハ183系500番代のハイデッカー・グリーン車のキロ182形500番代、キロ182-505(函ハコ)をアップしたいと思います。

 
キロ182-505

キロ182-505(函ハコ)  2015年7月1日 函館駅付近

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この形式写真に関連するタグ: JR北海道 , キハ183系 , プレス発表

“白ボウズ”と呼ばれている先頭車化改造車の通路側(キハ183-104)

昨日(12/8)は久しぶりに都内で用事があったので、帰りにイカロス出版に寄ってできあがったばかりの「国鉄特急形直流電車 形式183・185・381系」を受け取ってきました。

 
いつもこの瞬間が緊張のときですね。

形式写真がきれいに印刷されただろうか、見逃したタイプミスはないだろうか、など不安になります。
細かいことは気にしてもしょうがないのは分かっていますが、それでも結構ブルーになりますよ。

 

書棚に置いてもらった「形式183・185・381系」

 

今回の執筆は、初秋の時期に1,000冊以上の買い取りがあった関係で、事務所が片付けられないうちに〆切り1.5ヶ月前の最後の追い込みに入ってしまったので、作業スペースの確保が大問題でした。

主夫もしている関係で集中して時間が確保できないので、途中で事務所の片付けは最低限度だけに妥協しましたが、それでも資料を広げるスペースが確保できなかったのが頭痛のタネ。

 
そんなとき、Facebookの地元コミュニティーで電源カフェが近所の中央林間にあることが紹介されていました。
しかも、自習する人や資料整理をする人向けにカウンター・テーブルが広く、しかも奥行きに余裕があるとのこと。

JR車両の1形式1区分の説明文を書くだけでも、数冊用意しないとならない身にとっては打って付けの環境のようでした。

 
これまで喫茶店やカフェとは無縁の人生を送ってきましたが、背に腹は代えられない。一念発起でFBで紹介されていた「デスクカフェ中央林間店」に行ってみました。

 

デスクカフェのロー・カウンター

 

お店の空いている昼間なら1人2席くらいなら問題ないようだったので、資料を広げながら MacBook Pro 15㏌ をパタパタ…

しかも、2席に1ヶ所くらいの割合で2口のコンセントが用意されているので、バッテリー不足も問題なし。

 
いや〜、助かりましたね。

本当に…

Photoshop CC のレタッチはカラーマッチングしたモニタを使うので事務所作業でしたが、それ以外の執筆作業はほとんどこちらでやりました。

 

ディスクカフェのテーブル席と書棚

 

一時期はほとんど入り浸りでお世話になりっぱなしでしたので、できあがったばかりの「形式183・185・381系」を1冊寄贈させていただきました。

 

早速、デスクカフェの店主さんが書棚に紹介文付きで置いてくれましたので、嬉しくなって記念に書棚まわりを撮ってみたのが上の写真です。

よ〜く見ると「形式183・185・381系」が鎮座しているのが分かると思います。
嬉しいですね…

でも、誰が手に取るのだろうか???と申し訳ない気持ちになりますが、これからもお世話になりますよ、の証しとして置かせてもらおうと思っています。

 
* * *

 
形式183・185・381系」に掲載できなかった写真を、と思ってましたが、今回は183系違いのキハ183系の変わり種をアップしたいと思います。

特急「オホーツク」の遠軽方先頭車の予備車として使用されている キハ183-104(札ナホ)です。

 

キハ183-104

キハ183-104(札ナホ)  2016年7月31日 岩見沢駅

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昨年(2015年)の北海道遠征のときに運よく撮影できて感動した“白ボウズ”こと キハ183-104 ですが、今夏に再訪したときは「オホーツク」の網走運用に入っていたので気軽に撮れてしまいました。

逆に、何度挑戦しても雨か晴れで撮れず仕舞いだったキハ183形1550番代が、この キハ183-104 が定期運用に入っていたために撮れなかった、という困った状況に閉口してました。

過ぎてしまえば笑い話ですが、交通費を考えると装頻繁に行けない北海道ですから、こういう一般的な車両はきちんと押さえておきたかったのでね…

 
以前アップした キハ183-104 の形式写真は機器室側の2-4位側(公式側)でしたが、今回は通路側の1-3位側(非公式側)ですので、これで変わり種車両の両サイドが記録できたことになります。

JR北海道のキハ183系は慢性的な車両不足と老朽化で予断を許せない状況ですので、春になったらもう1回渡道していろいろな車両を記録していきたいと思っています。



この形式写真に関連するタグ: JR東日本 , キハ183系

特急「サロベツ」で限定運用されているキハ183形200番代(キハ183-220)

2週間近くも更新が疎かになってしまい、申し訳ありませんでした。

この間に、足の踏み場がないほどになった古本の山を片付け、そして週末からまたまた北海道に遠征してきました。

 
去年から北海道行きを加速させて現役のJR北海道の車両をだいぶ撮ってきましたが、今回は未撮影の形式区分のうち特に余命が短そうなキハ183系などを一気に撮影してしまう意気込みで行ってきました。

しかし、今回の遠征はいつも以上に天気予報がハズレてばかり。
何を信じて、何処に向かって、どの車両を撮りに行けばいいのか?

天気予報不信になるには十分すぎるくらい散々な遠征でした。

 
岩見沢駅に入線する臨時特急「旭山動物園号」

岩見沢駅に入線する臨時特急「旭山動物園号」  2016年10月10日 岩見沢駅

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この3連休に合わせて遠征したのも臨時特急「旭山動物園号」用のキハ183系を撮りに行ったのに、岩見沢駅に入線する直前に晴れ。

これまで何度もフラれっぱなしだった特急「オホーツク」のキハ183形1550番代。
「オホーツク」が来れば簡単に撮れるはずの遠軽方の先頭車ですが、何故かこれが来ると晴れか雨。

元「礼文」用のキハ54形500番代の急行仕様車が運よく留萌線運用に就いていたので、客扱い前の落ち着いた状態を深川駅で撮ろうと三脚をセットするも、一気に雲が流れていって晴れ。

 
こんな調子で不運続き。トホホ…

しかも曇りベースだった道内の天気予報が滞在中に晴れベースに変わってしまったので、特急「北斗」の183系500番代(N183系)も撮影できず仕舞い。

 
粘って粘って何とか稀少形式区分は撮影できたので無駄な遠征にはなりませんでしたが、不完全燃焼の北海道遠征でした。

今年度下期に入ってキハ261系1000番代の増備車が函館に配置されているようなので、機関換装の非対象車になっている「北斗」の183系500番代は撮っておきたかったのですが…

 
ということで、北海道での撮影は10/10(月)と10/11(火)の2日間だけで打ち切り!

今回は10/9(日)の晩に現地入りしたので、3日間という短い北海道遠征でした。

 
 * * *

 
以前にも書きましたが、特急「サロベツ」は北海道新幹線開業にともなう車両転配の関係で札幌方の先頭車(3号車)がスラントノーズ車のキハ183形200番代に変更されました。

「サロベツ」のキハ183形200番代は「オホーツク」と共通で使用されているようなことが何処かに書かれていましたが、少なくとも「サロベツ」については車掌室に改造されたグループ(元「とかち」用のキハ183-218〜220)が限定的に使用されているようです。

「オホーツク」は3号車のグリーン普通車(キロハ182形)に車掌室が設置されているので、札幌方先頭車(4号車)には車販準備室付きに改造されたキハ183形200番代(キハ183-208〜215)が連結されています。

 
「オホーツク」は2015(平成27)年4月に車内販売を廃止しており車販準備室の有無は運用上重要ではありませんが、指定席定員の関係で先頭車の向きをほぼ固定して運用しています。

そのため、反対側の遠軽方(1号車)はキハ183形1550番代と予備車の キハ183-104 が連結されます。

苗穂運転所(札ナホ)には電源装置を搭載していない先頭車 キハ183-503・504 も配置されていますが、こちらは「サロベツ」の中間車の予備車としてしか活躍の場がありません。
キハ184形が全廃となった現状では先頭に立つことはないでしょうね。

 
今回は、北海道遠征の初日(10/10)に撮影した「サロベツ」の3号車、キハ183-220(札ナホ)です。

このときも入線直前に通り雨があって下が濡れていますが、レタッチしてみるとあまり問題がないようなので、これでヨシとします。

 
キハ183-220

キハ183-220(札ナホ)  2016年10月10日 深川駅

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“秋の臨時列車のお知らせ”の発表リスト(キハ183-1001)

チェックをし忘れていましたが、8/24(水)に“秋の臨時列車のお知らせ”がJR各社から発表されていましたので、リストにしてまとめてみました。

JR各社および支社の発表にリンクを貼りましたので、是非ご活用ください。

 
JR北海道

JR東日本(全体)
JR東日本(盛岡支社)
JR東日本(秋田支社)
JR東日本(仙台支社)
JR東日本(新潟支社)
JR東日本(高崎支社)
JR東日本(水戸支社)
JR東日本(千葉支社)
JR東日本(八王子支社)
JR東日本(長野支社)

JR東海

JR西日本(全体)
JR西日本(金沢支社)
JR西日本(和歌山支社)
JR西日本(福知山支社)
JR西日本(米子支社)
JR西日本(岡山支社)
JR西日本(広島支社)
JR西日本(新幹線管理本部・福岡支社)

JR四国

JR九州

 
このリストには入っていませんが、昨日(8/31)付けでJR九州からキハ183系1000番代「あそぼーい!」が博多〜ハウステンボス間で運転されることが発表されました。長崎デスティネー ションキャンペーンの開催に合わせての運転だそうです。

 
今回の秋臨の発表の中では、この「あそぼーい!」が気になるところです。

この5月にキハ183系1000番代の4両は一通り撮影したので、これだけのために九州に行くことはないと思います。
でも、今回の運転区間は形式写真を撮るのに好適な場所なので、これをみすみす逃すのはもったいなぁ〜、という気持ちになってしまいます。

 
 * * *

 
今回は「あそぼーい!」の1号車の キハ183-1001(熊クマ)をアップしたいと思います。

 
キハ183-1001

キハ183-1001(熊クマ)  2016年5月15日 門司港駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

門司港〜博多間を臨時特急「あそぼーい!」が走るということで、この日は列車の周りに人集りができていて、入れ替わり立ち替わり記念撮影が行われていたので、記念撮影の人たちを除いて撮ることができませんでした。

しかも、曇ってくれる瞬間はごくわずかでしたのでね。



この形式写真に関連するタグ: JR九州 , キハ183系 , プレス発表

中間車なのにスノープラウを装備している キサロハ182-5101

とあるクイズ番組で、先頭車に取り付けられている排障装置(スカート)の役割は何か?ということが問題になっていたことがありました。

一つは床下機器類の損傷防止のため、二つ目は障害物などが車輪などに巻き込まれないようにするため、そして三つ目は見せる必要のない機器を隠す(デザインの)ため、というのが答えだったような気がします。

確か、正解を京急の車両の前で説明していたと思います…

 
スカートとは違いますが、降雪が見込まれる地域を走る鉄道車両には“スノープラウ”という除雪装置がスカートと一緒に取り付けられています。

通常、スノープラウは先頭車両に取り付けられるもので、スカートの下部にチラッと見えるスノープラウがその車両の重心を低く見せてくれるので、JR車両を撮るときに構図が安定します。

 
雪で苦労している地域の人たちには申し訳ないですが、雪を掻く装備がその車両に付いているだけでも浪漫を感じ、そして北国を連想させてくれるんですよね。

 
そんな北国仕様の基本中の基本となる装備のスノープラウですが、JR北海道にはスノープラウが取り付けられている中間車というのが存在します。

 
JR北海道の苗穂工場で1990(平成2)年12月に製造されたリゾート車両「クリスタルエクスプレス トマム・サホロ」の3号車の キサロハ182-5101(札ナホ)です。

 

キサロハ182-5101

キサロハ182-5101(札ナホ)  2016年8月1日 岩見沢駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 
1989(平成元)年12月に「クリスタルエクスプレス トマム・サホロ」のキハ183系5100番代が登場しましたが、このときはハイデッカー仕様(普通車)の3両編成のみで構成されていました。

1990(平成2)年12月に日本初の2階建て気動車として キサロハ182-5101 が増備されて、「クリスタルエクスプレス」は4両編成となり、グリーン個室やセミコンパートメント(普通席)、ビュッフェ、ラウンジなど多彩な車内設備を誇る編成に成長しました。

最近は「クリスタルエクスプレス」の稼働率は低下傾向にありますが、初夏から秋にかけては札幌〜富良野間の臨時特急「フラノラベンダーエクスプレス」に使用されています。

 
キサロハ182-5101 は1階部分に4人用個室が3室配置されています。

4人用個室はグリーン室の扱いとなっていましたが、現在は普通車の個室として販売されるようです。
しかし、この写真を見る限りでは、カーテンがすべて閉ざされているので一般販売が行われなかったみたいです。

 

キサロハ182-5101 は上述のようにスノープラウを取り付けた珍しい中間付随車です。

これは、1階個室が配置されている低床部構体に氷雪が衝突するのを防ぐために取り付けられました。

なお、1991(平成3)年に落成した「スーパーとかち」用の2階建てグリーン普通車のキサロハ182形550番代は、低床部構体の端部(台車近接部分)にバンパーのようなものを取り付けて氷雪の衝突を防いでいます。

 
キサロハ182-5101 のTR69D台車

キサロハ182-5101 のTR69D台車(後位側)

 

この台車(TR69D)はサハネ581形の廃車発生品を再利用したものです。

サハネ581形は国鉄末期に青森運転所(盛アオ)から札幌運転所(札サウ)に転入してきたB寝台付随車で、当初想定していた改造種車として活用されることはなく、1990(平成2)年に札サウの7両すべてが廃車されてしまいました。

しかし、1両分の台車だけがこのように再利用され、その際にスノープラウの取り付けや一般的な耐雪耐寒対策が施され、さらに滑走制御装置と車輪踏面清掃装置の取り付けとブレーキテコ比の変更が行われました。

 
秋田車両センター(秋アキ)の583系も残りわずかと言われていますが、581・583系のサハネ581形からもらった台車を履いた キサロハ182-5101 は本家引退後もしばらく使われるかも知れません。

でも、近年は「クリスタルエクスプレス トマム・サホロ」も稼働率が低下傾向ですので、キサロハ182-5101 が今後も安泰とは言い切れませんね…



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