「謹賀新年」のヘッドマークを掲出した真岡鐵道の C12 66

以前から気になっていた機関車を撮りに下館(茨城県筑西市)まで出掛けましたので、約3週間遅れになりますが、今回はそのときの成果をアップしたいと思います。
現在ではC12形として唯一の動態保存機で、真岡鐵道の「SLもおか号」を牽引している C12 66 です。
C12 66(真岡鐵道) 2025年1月12日 下館駅
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C12形は国鉄の本線用国産制式蒸気機関車の中でもっとも小さいタンク式機関車で、1932(昭和7)年から終戦後の1947(昭和22)年にかけて293両が製造されました。
C12形と同時期にC11形が製造されましたが、C11形が支線などの旅客貨物用だったのに対し、C12形はそれよりも簡易なローカル線向けに設計されたため、C12形はC11形よりも一回り小さく設計されました。
C12形は動輪径も1,520mmのC11形に対して1,400mmと小さく、動輪軸距もC11形より300mm短くなっており、高速運転を想定しておりません。
そのため、C12形は基本的に除煙板(デフレクター、通称デフ)を取り付けませんでした。
デフのないスタイルが一般的なイメージなので、C12形はほかの蒸気機関車とは違う独特なシルエットをしています。
数年前に C11 325 が東武鉄道に譲渡されたように、いつまでも保存機が同じ環境で居続けるかどうか分からないので、オハ50系と抱き合わせで撮りに行きました。
残念ながらオハ50系は乗車待ちの列と被ったため撮れませんでしたが、C12 66 の方は蒸気が邪魔にならない瞬間を押さえることに成功〜
新年の運転だったので、「謹賀新年」のヘッドマークも装着。
こんどは、白帯に戻った茶色塗装のオハ50系を撮りに出掛けてみたいですね〜
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