「トレインブックス」の新入荷情報や形式写真撮影の活動成果を掲載

ミニベロでしまなみ海道を縦走してきました ①(写真はJR四国の 8503)

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奥さんから遅れること2年、今年(2021年)の6月に念願のブロンプトン(Brompton M6R)という折りたたみ自転車を購入しました。

 
Brompton M6R

 

これまでは、小さく折りたためるブロンプトンと一般的な2つ折りの自転車(SAVANE Carbon FDB 20inch)の2台体制だったので、夫婦2人でちょっと遠出してポタリングする際はクルマ移動が大前提でした。

クルマで出掛けて現地で軽く2人でポタリングする分には何ら問題ありませんが、クルマ移動の場合は必ずポタリングが終わったあとにクルマを駐めた場所まで戻らないといけないといけません。

一つの街を散策するくらいならいいのですが、30kmや40kmも走るようなルートだととても戻っていられないです。

 
こんな経緯からブロンプトンを購入しましたが、まだ身体の自由が利く50代のうちに寝台特急「サンライズ瀬戸」とサイクリングの聖地“しまなみ海道”を絡めて輪行してみたい、と思うようになりました。

ボ〜ッとしていても具体的に話しが進まないので、この夏ごろから奥さんの意見を聞きながら検討を開始しました。

このときに参考したのは、「おりたたみ自転車はじめました」というコミックエッセイ(星井さえこ著)。

 
おりたたみ自転車はじめました

 

折りたたんで電車に乗せれば、ご近所から日本全国、どこでもサイクリングが楽しめる!という内容です。

 
寝台特急「サンライズ瀬戸」のB個室寝台(ソロ)

 

当初は、徳島行きのフェリーにクルマを積んで… みたいなことを考えていましたが、ブロンプトンなら鉄道利用の輪行もアリなので、このエッセイのように「サンライズ瀬戸」「いしづち」を乗り継いで愛媛県の今治に入り、自転車でしまなみ海道を通って広島県の尾道に抜けて新幹線で帰る、という行程で列車の指定席とホテルを押さえました。

決行は、暑さが落ち着いた10月中旬!!!

 
ところが、書庫(事務所)が豪雨で浸水したため、急遽引っ越しすることに…

しかも、1人で棚作りから古本の運搬までやらないといけなかったので、しまなみ海道どころではなくなってしまい、結局、予定を半月遅らせて10月31日(日)の出発にしました。

「サンライズ瀬戸」で寝るよりもホテルでゆっくり寝たかったので、往路は岡山乗り換えの新幹線「のぞみ」と「しおかぜ」に変更。そして、尾道に2泊して市内観光をゆっくりする贅沢なプランに変えました。

 
初日(10/31)は、しまなみ海道の四国・愛媛県側の起点、ホテルを併設しているサンライズ糸山まで移動。

こんな感じ〜

 
しまなみ海道ツアー初日(2021年10月31日)

 

2日目(11/1)と3日目(11/2)の2日間でしまなみ海道を縦走し、3日目の夕方に尾道に入り、4日目(11/3)は自転車をホテルにおいて徒歩で尾道観光。

5日目(11/4)はお昼過ぎの新幹線まで自転車で尾道観光。

 
あとは、しまなみ海道に行く前に引っ越しの目途を付けるだけ、ということで、出発日(10/31)の朝までひたすら本を運び、そして片付けながら留守中の雨対策を施し、何とかしまなみ海道行きの出発に間に合いました。

 
自宅から東急田園都市線のつきみ野駅までは自転車。

きっぷ売り場の近くで自転車をたたみ、これ以降は折りたたんだ自転車を肩に掛けて、田園都市線(つきみ野 → 長津田)、横浜線(長津田 → 新横浜)、新幹線「のぞみ15号」(新横浜 → 岡山)、特急「しおかぜ9号」(岡山 → 今治)と乗り継ぎました。

 
今治駅で下車して自転車を組み立てて、今回のツアーに向けて購入した「BROMPTON × LIBERTY」のコラボバッグをそれぞれ装着し、記念写真を撮影!

 
今治駅にて

今治駅にて記念写真 2021年10月31日

 

今治駅からサンライズ糸山までは約7km。

夕方までにチェックインすればいいので、海水を引き込んだお堀に囲まれた今治城などを散策してからサンライズ糸山に向かうことにしました。

 
今治城で2時間ぐらい時間を潰しても大丈夫だったので、駐輪場に自転車を駐めて観光ボランティアガイドが待機している案内所に向かうことにしました。

 
今治城 2021年10月31日

今治城 2021年10月31日

 

が、ここで、自転車から取り外したバックパックが異様に軽いことに気付きました。

 
自転車を組み立てているときは初めての長距離輪行で興奮していて分かりませんでしたが、普段から持ち歩いているノートパソコンを「しおかぜ9号」の車内に置き忘れていたみたい。

しかも、買ってから1ヶ月の …

開封の儀から間もないホヤホヤの MacBook Air (M1, 2020) …

 
MacBook Air (M1, 2020)

 

ストレージのデータは常に“box”にバックアップされているし、パソコンの起動もパスワードか Touch ID(指紋認証)が必須なので大事には至らないとはいえ、精神的なショックは MAX。

 
急いで今治駅に戻って駅員に事情を説明し、(乗ってきた8000系のマツL2編成を追跡してもらって)忘れ物としてパソコンが届けられていないか確認してもらいました。

「しおかぜ9号」の終点松山駅で「しおかぜ22号」となって折り返すときに発見されなかったので、予讃線の高架下にある駅前交番にも遺失物届書を提出し、気もそぞろのままサンライズ糸山に向かいました。

 
サンライズ糸山までの道中、今治駅から1kmくらい進んだときに駅から電話があり、「しおかぜ22号」が高松駅に到着したときにパソコンが発見されたとの連絡を受けました。

すぐに今治駅に戻ってパソコンの受け取り方法などについて説明を受けました。

 
しかし、高松駅を発車する忘れ物の輸送便はすでに終わっていて、しまなみ海道ツアーを敢行してしまうとパソコンが受け取れないことが確定したので、自宅宛に着払いで送ってもらうことにしました。

松山駅でパソコンが見付からなかった時点で諦めていたので、対応してくださった今治駅の駅員さんには本当に感謝しております。

若い女性の駅員さんでしたが、本当にありがとうございました。

 
すぐに駅前交番にも寄って遺失物届書を取り下げ、改めてサンライズ糸山に向かいました。

 
国道317号線と県道161号線(糸山公園線)で行くのが最短ルートでしたが、​穏やかな瀬戸内の海沿いをポタリングしたかったので、しまなみ海道(西瀬戸自動車道)の来島(くるしま)海峡大橋を望む大浜漁港を経由し、途中で記念写真を撮ったりしながらノンビリ移動しました。

 
来島海峡大橋を望む大浜漁港

来島海峡大橋を望む大浜漁港 2021年10月31日

 

日の入り前にサンライズ糸山に到着。

チェックインしてから、来島海峡大橋を望むビューポイントに向かい夕日に映える第三大橋を撮影してから客室に入りました。

 
夕日に映える来島海峡第三大橋

夕日に映える来島海峡第三大橋 2021年10月31日

 

前日(10/30)から一睡もせず、移動中の車内でも寝落ちしなかったので、翌日(11/1)からの“しまなみ海道”縦走に備えて夕飯も食べずに就寝しました。

 
 * * *

 
いつも以上の長文になってしまいましたが、普段どおりにJR車両の形式写真もアップしたいと思います。

今回のパソコン置き忘れ事件の舞台となった特急「しおかぜ」や「いしづち」で運用されているJR四国の8000系付属編成の非貫通形先頭車(Tc1)、S2編成の 8503(四マツ)です。

 
8503(JR四国)

8503(四マツ)  2015年5月24日 松山駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

乗車したマツL2編成の1号車、8002 または8000形(Thsc)をアップしたかったのですが、条件のいい撮影場所がなく未撮影なので反対側の先頭車にいたしました。

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