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JR貨物になってから増備されたEF81形450番代(EF81 453)

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団体臨時列車「カシオペアクルーズ」「カシオペア紀行」が走るたびにEF81形が牽引する長大編成の走行写真がTwitterやFacebookのTLに溢れて賑やかになります(今週は EF64 37 に牽かれて信州に行ってましたが…)。

寝台特急「カシオペア」時代の末期にEF510形500番代が牽引していたのは何だったのだろう、なんて思ったりしますが、北斗星色のEF81形が先頭に立つ姿を見るとやっぱり応援したくなりますね。

見慣れている、ただそれだけなのですが、やっぱりね…

 
でも今回は、このブログらしくJR東日本エリアでは絶対に見られないEF81形をアップした方が面白いと思いましたので、乗務員扉をローズピンク(赤13号)にしたJR貨物標準色をまとったEF81形450番代をご覧いただきたいと思います。

関門トンネルを通る本州〜九州間の貨物列車の増発に合わせて1991・1992(平成3・4)年に増備されたEF81形450番代、EF81 453(門)です。

 
EF81 453

EF81 453(門)  2016年2月22日 田代駅(鳥栖貨物ターミナル駅)

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

国鉄末期に関門トンネル通過用として転用改造されたEF81形400番代の増備車になりますが、こちらはJR貨物になってからの落成車で、旅客列車の牽引を考慮していないので電気暖房装置は搭載していません。

動力性能などの基本仕様は、ほぼ同時期に登場したEF66形100番代やEF81形500番代と同じように国鉄時代に落成した最終増備車を踏襲していますが、各部の機器類は当時の状況に合わせて新しいものに変更されています。

また、塗色もJR貨物標準色に変更されており、前面の飾り帯が廃止され、車号ナンバーが切り文字式に戻されて、ナンバーの取り付け位置も変更されました。

運転室の居住性向上のため落成当初から冷房装置が搭載され、助士側の側窓下部にルーバーが取り付けられています。このため助士席は廃止されて、同部分の窓が下降式から内開き式に変更されています。

 
1991(平成3)年製の EF81 451・452 は、前照灯と尾灯(標識灯)を一体のケースに収納して前面下部に配置してましたが、平成4(1992)年に増備された EF81 453~455 は従来車のイメージに近いEF81形500番代と同様のデザインに戻されました。

EF81 451・452 が撮影できていれば異色なデザインの不思議ちゃんがアップできたのですが、未撮影ですのでこんど九州遠征のときに狙ってみたいと思います。

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