常磐線“赤電”ラッピングとなったカツK423編成の サハE530-2023
何らかのイベントや何周年記念みたいな期間限定の塗色変更車は、基本的に撮らないようにしています。
一個人がすべてを形式写真として記録するのは無理なことですし、その多くは改造などを伴うものではないので、撮りたいと思う気持ちが芽生えない限り塗色変更車には関わっていません。
しかし、勝田車両センター(都カツ)のE531系“赤電”ラッピング車両は短期的どころか、少なくとも5両編成(カツK451編成)と10両編成(カツK423編成)の2本が少なくとも5年間は走ることになったので、重い腰を上げることにしました。
E531系をかつての常磐線中距離電車“赤電”色(赤13号とクリーム色4号の前面警戒色)にラッピングしたのは、5両編成のカツK451編成が始まり。
2021(令和3)年11月から常磐線友部~原ノ町間・水戸線(小山~友部間)のローカル運用に充当されましたが、その後、上野にも乗り入れるようになりました。とはいえ、今もワンマン運転区間が主戦場です。
2023(令和5)年4月には10連のK423編成にも“赤電”ラッピングが施され、K423編成とK451編成が併結した15両編成が品川に入ったこともありました。
その後、5連のK451編成は再びローカル運用に戻ったので、“赤電”ラッピングの15両編成は幻となりました。
K423編成はグリーン車を組み込む10両基本編成なので、おもに品川〜土浦間に充当。
コロナ禍の影響で昼間の時間帯は完全に土浦で系統分離されてしまったので、以前より乗客が少ない状態で形式写真が撮りにくくなったのはいえ、5連のK451編成よりは比較的簡単に撮影できます。
それでも、“赤電”ラッピングの全形式区分をコンプリートするとなると至難の業。
基本編成の9号車と付属編成の14号車がともにサハE531形0番代と重複していますが、細かく見ると同一形式区分でも車体側面の安全確認カメラの有無に違いがあるので、15両すべてを記録しないとコンプリートとはなりません。
E531系 カツK423編成(“赤電”ラッピング車両)
上の編成図をクリックすると大きく表示されます。
約2週間前、先月(5月)中旬のことですが、運用の都合で鶴見線のE131系ナハT8編成が撮れなさそうなときに曇り☁️の日があったので、久しぶりに土浦方面まで出掛けてきました。
ということで、今回はカツK423編成の6号車に連結されている電動空気圧縮機(CP)搭載の サハE530-2023(都カツ)をアップしたいと思います。
CPと反対側から撮影したためCPそのものは見えませんが、圧縮空気を溜めておく元空気ダメと呼ばれるタンクが後位台車の近くに搭載されています。これが公式側(2-4位側)から見たときのサハ531形との大きな差異です。
また、カツK423編成は約8年ぶりの2014(平成26)年9月に増備されたため、前位側(写真右側)の屋根上にあったAM/FMラジオ受信アンテナが廃止されています。
サハE530-2023(都カツ) 2024年5月19日 荒川沖駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
5連のK451編成は当初2022(令和4)年度末までの運行予定でしたが、2026(令和8)年度初頭まで“赤電”ラッピングの期間を延長しました。また、10連のK423編成についても2026(令和8)年春ごろまで期間が延長されました。
しばらくは“赤電”ラッピングが見られることになりましたが、こういう色モノは早めに撮っておいた方がいいので、撮ると決めた以上、可能なら2024(令和6)年いっぱいで撮り終えたいと考えています。
401・403系や415系が走っていた時代を知っているだけに、E531系の“赤電”ラッピングはちょっと微妙な感じがしますが… そこはあまり気にしないようにしないとね。
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