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Nikon シフト・ティルトレンズの試し撮り-2(クハ208-3004)

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先日の書き込みに引き続き、“PC-E Micro NIKKOR 45mm f/2.8D ED”で試し撮りした209系3000番代の偶数向き先頭車、クハ208-3001(宮ハエ)をアップします。

 
このときのプチ出撃は、このシフト・ティルトレンズを手に入れたから2度目の撮影でしたので、今から思うと完全な失敗作で、ティルト角の設定が悪かったので、2位側(前面のJPマーク側)のピントが呆けています。

あと、急いでたくさんの条件で撮影していたので、PLフィルターの効き具合にまで気が回りませんでした。

 
クハ208-3004

クハ208-3004(宮ハエ)  2014年4月29日 高麗川駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

そんな一部分ピントが外れた失敗作品ですが、35mmフルサイズの一眼レフデジタルカメラでは最高画素数の Nikon D800E で撮影した写真ですので、等倍で観察するといろいろなことが分かります。

 

JR東日本の209系は主要部の寸法や仕様を設計段階で定めただけで、残りの部分については車両製造メーカー側の裁量で設計し、これによって製造コストを削減する方法が採られています。
このやり方は今でも採られており、このため細かい仕様が製造メーカーごとに異なっています。

 
川越・八高線用の209系3000番代は4両編成4本が製造されましたが、第1編成(ハエ61編成)のみ川崎重工業製で、残りの第2〜4編成(ハエ62〜64編成)は東急車両製造で製造されました。

そのため、製造メーカーの違いによる差異がハエ61編成とハエ62〜64編成のあいだで見られます。なお、その辺りのことについては、イカロス出版刊「E231/E233 Hyper Detail」に詳しく書かれています。

 
数ある相違点の中で一番ハッキリ分かる部分が2枚の形式写真を見比べるだけ分かりますので、その部分を拡大して並べてみました。

下の2枚の写真は、クハ208-3001(川崎重工業製)とクハ208-3004(東急車両製造製)の前位から2番目の両開き扉周辺を拡大したものですが、川崎重工業製のハエ61編成の4両はこの部分のみドアスイッチが横向きに取り付けられています。

また、両社は側窓の窓枠部分の処理方法が異なるため、東急車両製造製(ハエ62〜64編成)は窓枠が目立つような外観となっています。

 
クハ208-3001の扉操作ボタン

【クハ208-3001】 横形のドアスイッチと、丸みが緩やかな窓枠

 

クハ208-3004の扉操作ボタン

【クハ208-3004】 縦形のドアスイッチと、丸みがきつく車体側板と表面処理が異なる窓枠

 

上の写真の右側の側窓は、後年改造により大形の固定窓から開閉可能な構造に改造され、このときに縦サンが設けられましたが、川崎重工業製のハエ61編成はステンレス未塗装のものが取り付けられ、東急車両製造製のハエ62〜64編成は黒色焼き付け塗装のものとなりました。

 
この違いがメーカー差に基づくものなのか、たまたま改造時期などの関係でそうなったのか分かりませんが、興味深い違いで、しかも模型作りでは拘りどころとなるような違いだと思います。

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