飯田線のインバータ冷房車 クモハ119-5012
週末の日曜日(1/22)に飯田線の東栄駅で1日粘った成果、今回は2枚目をアップします。
今回の飯田線出撃の最大の目的だった、クモハ119形5000番代です。
特別な車両ではありませんが、前回の出撃時(11/5)に唯一逃した119系電車の形式区分です。
11月下旬から飯田線に213系5000番代と313系3000番代が順次投入されて、真っ先に119系ワンマン対応改造車(119系5300番代)のR編成が置き替えられてしまったため、現在では119系で最大両数を誇るインバータ冷房改造の非ワンマン対応車です。
東名高速道路を浜松ICで降りて、浜松市を抜けて県道9号線で山越えをすると愛知県に入って東栄駅に行けるのですが、これは地図上の話しで、最悪の経路を選択してしまいました。
この国道、峠を越える部分はクルマ1台分がやっとの悪路。
東栄駅下り1番列車の7時27分を目指してましたが、路肩が崩れていたり、大きな石が崖から落ちていたりで、急いで運転すると危険な道だったので、東栄駅に着いたのは8時過ぎ。
大失敗でした。
7時27分の天竜峡行きを逃すと、次にやって来る119系は 12時30分。
そもそも、東栄駅は下り列車しか形式写真が撮影できない駅で、明るい時間にやってくる列車は5本しかないのに、です。
しかも、曇り予報を信じて愛知県まで来たのに、実際の天気は “晴れ” 。曇ったのは9時頃まで。いつものパターン、、、
そんな状況で落ち込んでいたときに kazumaさんからTwitterで「15時代の列車は山の陰になるらしいので粘ったらどうでしょう?」というありがたいメッセージをもらったので、15時24分発まで時間を潰すことにしました。
もちろん12時30分発はピーカンでNGでしたが、15時24分には駅が山影に入ることを期待して待つことにしました。
東栄駅は無人駅ですが、駅舎部分に喫茶店「ちゃちゃカフェ」があるので暖まりながら時間待ちができる貴重な駅です。
しかし、当日はテレビで取りあげられたか何かで、50〜60歳代の人たちで店内が一杯。しかも入れ替わり立ち替わりで、撮影時だけ席を立って、あとは店で粘る、なんてことはできない状況でした。
喫茶店で食事ができるものだと思っていたので、待ち時間はクルマの中で空腹とも戦ってましたが、15時過ぎからは撮影モードに気持ちを切り替えて、準備開始。
いつものようにホームに三脚をセットするのではなく、地面にセットして車両を見上げる位置になるので、背の高い SLIK グランドプロ CF-4 を使ってできるだけ視線を持ち上げることにしました。
雲台もいつもの3ウェイではなく、自由雲台の ケンコー FP‐120 ZSN。
これは梅本製作所のOEM品らしいのですが、標準ズームを付けた マミヤ645 AFD II には華奢だったためお蔵入りにしてました。
でも、今回は35mmカメラの キャノンEOS 5D Mark II での撮影だったのと、壁際に三脚をセットしたので操作スペースが確保できなかったためです。
いろいろと長く書きましたが、東栄駅に着いてから7時間後にようやく出撃の目的を果たすことができました。
正面の手掛けの取り付け位置が低くなっている初期形のクモハ119形5000番代、クモハ119-5012(海カキ)です。
クモハ119-5012(海カキ) 2012年1月22日 東栄駅
東栄駅に留まるように助言していただいた kazumaさん、撮影地情報をくださった Yokoyamaさん、川崎さん、MAGRITTEさん に感謝いたします。
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