線路設備モニタリング装置を追設した盛モリの クハ700-1015

先月(6月)の北海道・東北遠征の報告が停滞していますが、今回は“大人の休日倶楽部パス(東日本・北海道)”の最終日(5日目)、6/25(月)の話しです。

 
この日は前日(6/24)に撮影できなかった快速「はまゆり」のキハ110系0番代がターゲット。

朝5時過ぎにはホテルを出て盛岡駅に向かい、同列車に優先的に充当されるリクライニングシート装備車が運よく撮影できましたが、露出不足のため色調調整にもっと時間を掛けたいレベルの出来の撮影でした。
決して失敗ではないのですが、安全を見て余裕があるときにレタッチしたいと思います。

 
早朝の撮影後、釜石線のドン行で釜石に向かいましたが、ピーカンになってしまったので撮影機会は訪れませんでした。

帰りに北上駅に寄ってキハ100形を撮影するつもりで新花巻で下車し、北上まで「はやぶさ」で移動。
曇天の下で、いい形式写真が撮れそうでしたが、在来線ホームに行ってみると撮影不可能な1番ホームにキハ100形が停車していたので、撮影できず。

すぐに停車中の「はやぶさ」に戻ってそのまま東京まで戻り、夕方には帰宅しました。

最終日の「はまゆり」後はロケハンの心づもりだったので、乗りテツを楽しんだ1日でした。

 
大人の休日倶楽部パス(東日本・北海道)

 

初めて“大人の休日倶楽部パス(東日本・北海道)”を使って遠征してみましたが、鉄道移動に拘りすぎた感があり、そのために成果が上がらなかったような気がしています。

今回は特急「ライラック」の789系0番代を撮る気持ちが強かったので、それが裏目に出たのかも知れません。

 
こんどの遠征は数日先の天気予報は当たらないものとして、もっと短期間で少ない撮影場所を巡る遠征に軌道修正してみたいと思います。

 
 * * *

 
上記のとおり遠征最終日(6/25)に撮影した写真はすぐに用意できないので、今回はその前日(6/24)に撮影した盛岡車両センター(盛モリ)の クハ700-1015 をアップしたいと思います。

盛モリには線路設備モニタリング装置を追設したクハ700形が2両いますが、クハ700-1015 はそのうちの1両です。

 
クハ700-1015

クハ700-1015(盛モリ)  2017年6月25日 盛岡駅

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JR東日本はJR東日本管内を走行している営業車両の一部に線路設備モニタリング装置を搭載し、線路状態の変化をモニタリングしています。

線路設備モニタリング装置は、下写真のように軌道材料モニタリング装置と軌道変位検測装置から構成されています。
この装置を搭載した編成が走行(営業運転)するたびに、軌道状態の小さな変化や異常を確認することができます。

 
クハ700-1015 の線路設備モニタリング装置

軌道材料モニタリング装置(左側)と軌道変位検測装置(右側の2つの機器)

 

軌道材料モニタリング装置は、レールや枕木を押さえる締結装置などの材料状態を濃淡カメラで撮影するものです。車上装置内のSSDに画像データが収録されるので、定期的に取出し解析して線路設備関係材料の変化を抽出しています。

一方、軌道変位検測装置は、加速度計とレーザー照射により線路の歪みなどの状態を検査するものです。
収録された測定データは無線通信によってクラウドサーバーに随時転送されるので、その後の解析によって軌道変位が進展した箇所が特定できるようになっています。

 
East i・E と East i・D の2編成の電気・軌道総合試験車だけでJR東日本全線の線路状態を常に把握することはできないので、“MUE Train”での試用を皮切りに線路設備モニタリング装置の搭載が進められました。

これまで、モニタリング装置の取り付けは701系、E231系、E233系、E235系、E129系などのJR世代の車両で見られましたが、最近になって205系(600番代)にも線路設備モニタリング装置が取り付けられました。

 
この数年のうちにJR東日本管内すべての電化区間を網羅するように線路設備モニタリング装置が取り付けられるのでしょうね…



この形式写真に関連するタグ: 701系 , JR東日本

北上線運用に入っているパイプスカートのキハ100形1次車(キハ100-7)

半月以上も遅れて北海道・東北遠征の記録を書いていますが、今回は4日目、6/25(月)の続きの話しです。

 
前回は話しの流れからEH500形量産車のトップナンバー機(EH500-1)をアップしましたが、遠征4日目の目玉はEH500形ではなくてキハ110系でした。

 
キハ110系はJR東日本が開発したローカル線用気動車で、投入線区に応じて両運転台または片運転台、車体長も16m級と20m級と多彩なバリエーションを持ったグループです。

平成2(1990)年に試作車が登場し、16m級車体のキハ100形と、急行「陸中」用として回転リクライニングシートを装備した20m級車体のキハ110形の2形式がこのときに起こされました。

このときに落成した試作車はブラックフェイスで、当時の鉄道ファン誌(1990年4月号)の表紙を飾るほどの斬新なデザインでした。

 
鉄道ファン 1990年4月号(No.348)

鉄道ファン 1990年4月号(No.348)

 
1990(平成2)年ごろは追いかけていた救援車(客車)がほとんどが解体され終わった時期で、次なる被写体を求めていたときでした。

ちょうどその頃に登場したのがキハ100形。
ブラックフェイスのキハ100形が気になったので北上駅に行ったことがありましたが、量産車1次車(キハ100-5〜8)が落成したあとで、行ってみたらすでに現在のおとなしい塗り分けになって空振りでした。

今回はそのとき以来の北上訪問ですから、約25年ぶりです。

 
北上線を受け持つ一ノ関運輸区(盛イチ)はその後の増備でパイプスカートを廃止した量産車2次車ばかりになってしまったので、キハ100形の試作車(キハ100-2・4)または量産車1次車(キハ100-5〜8)を撮影するのは至難の業。

そんななか、遠征4日目の早朝に2両も量産車1次車が北上駅に来てくれたのですから、なかなかの強運です。

試作車の キハ100-2・4 が来てくれたらよかったのですが、北上駅では特徴側となるトイレ側を撮ることができないので、これについては別の機会を考えた方がいいようです。

 
遠征4日目(6/25)はEH500形量産機のトップナンバーを撮る前に地味な成果がありましたので、今回はそのときに撮影した キハ100-7(盛イチ)をアップしたいと思います。

 
キハ100-7

キハ100-7(盛イチ)  2017年6月25日 北上駅

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この形式写真に関連するタグ: JR東日本 , キハ110系

パンタグラフを上げた状態の蓄電池電車 EV-E301系(EV-E301-1)

今回は、タイミングを逸していた形式写真をアップしてみたいと思います。

 
子どもたちが育って手が掛からなくなってきたので、昨年(2016年)の秋以来、可能な限り撮影に出るようにしています。

いつ意図せぬ事態で以前のように出られなくなるか分からないので、ここ数年は悔いの残らないように心掛けています。
もう50歳ですから、何があるか分かりません。

撮影後の写真の整理が追いつかなくて、こちらでのアップも後手後手になっていますが、他では見られないような形式や、非電化区間または交流電化区間を走る車両をメインに引き続きアップしていこうと思います。

 
こういう前置きをしておいて何ですが、今回は既出の直流電車をアップします。

 
烏山線のキハ40形1000番代を書き替えた直流タイプの蓄電池電車(愛称:ACCUM)、EV-E301系の EV-E301-1(宮ヤマ)です。

 
EV-E301-1

EV-E301-1(宮ヤマ)  2017年5月14日 宇都宮駅

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前回は非電化区間の下野花岡駅で撮影したものをアップしたのでパンタグラフが降下していましたが、今回は電化区間の宇都宮駅構内で撮影したものなのでパンタグラフが上昇しています。

ちょうど架線柱と重なってしまったので見にくいですが、直流電化区間では架線からの電力により走行すると同時に主回路用蓄電池の充電を行っています。

 
これまでにいろいろな方式の鉄道車両が開発されましたが、ノスタルジーで旧式の車両ばかりを追いかけるは勿体ないと思っています。

量産されたばかりの架線式蓄電池電車に立ち会ってしまった訳ですから、これからも聡明期の車両の形式写真を積極的に記録していきたいと思っています。

 
なお、現在JR各社で見られる架線式蓄電池電車は次の車両になります。

EV-301系(JR東日本 ACCUM)
EV-801系(JR東日本 ACCUM)
BEC819系(JR九州 DENCHA)



この形式写真に関連するタグ: EV-E301系 , JR東日本

陸羽西線に投入されたキハ110形200番代の最終増備車(キハ110-238)

今回は、タイミングを逸していた形式写真をアップしてみたいと思います。

 
キハ110系の両運転台車のキハ110形200番代のうち陸羽西線用として小牛田運輸区(仙ココ)に投入された キハ110-238 です。

 
キハ110-238

キハ110-238(仙ココ)  2016年2月13日 石巻駅

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キハ110-238 は、1999(平成11)年12月の山形新幹線新庄延伸に合わせて陸羽西線に投入されたキハ110系最終増備車のうちの1両です。

基本構造は従来のキハ110形200番代と同じですが、トイレが車イス対応の洋式に仕様変更されています。
客窓のカーテンが省略されており、その代わりに窓ガラスが熱線吸収ガラスに変更されています。

 
投入当初は、片運転台車の キハ111-213〜221 と キハ112-213〜221 は陸羽東線用、キハ110-237〜245 は陸羽西線用と運用が分かれていましたが、現在はこの線区別の運用は解かれ、キハ40系を置き替えるかたちで石巻線や気仙沼線でも使用されています。

キハ110形は当初陸羽西線向けとして投入されたため側窓下部に“最上川のもたらす豊かな恵み”を示す黄色の帯が入っています。赤帯を配したキハ111・112形とは塗色が異なるので、遠目からでもすぐに形式を確認することができます。



この形式写真に関連するタグ: JR東日本 , キハ110系

きれいに撮るのが意外に難しいクモハE721形0番代(クモハE721-4)

長い連休が取れる人なら4/29(土)から9連休という人もいると思いますが、大企業やメーカー系以外の多くの人や学生さんたちは昨日(5/3)から5連休に突入というのが一般的なのでしょうか?

我が家は義母が倒れてから向こうの実家が大変なことになっているので、この9連休を利用して奥さんが栃木に行ったきりでシングルファーザーの日が続いています。

義母が倒れても何も家事をしない男連中の世話のために我が家が散り散りになっている、こんな状況に疑問を持ちつつ、家事の合間に仕事をする毎日が続いています。

 
こうなることは予想できたので、ゴールデンウィーク直前に駆け込みで福島県北部沿岸と宮城県南部沿岸にJR車両を撮りに出掛けてきました。

4/26(水)の話しです。

 
今回のターゲットはE721系0番代(非ワンマン対応車)と4両編成のE721系1000番代です。

何てことのない車両のように思うかも知れないですが、この2グループをきちんと撮るとなると意外に難しいのです。

E721系0番代の多くは非ワンマン対応車です。
2両編成44本のうち2010(平成22)年9月に最終増備された5本だけはワンマン運転対応の編成でした(現在は磐越西線用にワンマン化対応に改造した編成もあります)。

数のうえではE721系0番代非ワンマン対応車を撮るのは簡単のように見えます。
しかも、E721系0番代は黒磯に顔を出すので気軽に撮れます。

しかし、黒磯駅で障害物なしで撮れる先頭車は上野方のクハE720形くらい。

2両また6両編成なら障害物なしで青森方のクモハE721形も撮れますが、現行ダイヤでは黒磯に入るE721系0番代はすべて2+2両の4両編成です。

 
ならば、郡山駅または福島駅に行けばいいのですが、両駅ともクモハE721形は跨線橋の下またはその近傍に停車します。

塗装された車体なら跨線橋の近傍でも問題ないのですが、ステンレス製の無塗装車体は鏡みたいなものなので、周りの状況によっては影が写り込んで車体の一部が暗くなってしまいます。

結構この問題は根が深く、頭の痛い問題。
開放的な場所で撮るしか解決できないと思っています。

同様の理由で、4両固定編成のE721系1000番代のクモハE721形1000番代も撮影が困難な車両と位置付けています。

 
でも、これは関東地方在住者の視点です。

E721系は運用範囲が広い。
宮城県まで行けば何とかなるので、クルマ遠征の車中泊で常磐線の亘理駅と浜吉田駅(いずれも宮城県亘理郡亘理町)に行ってきました。

 
亘理駅は717系0・100番代が現役のときにお世話になった駅です。

今回はクルマでの移動で駅近くにお店がなくても何ら問題がなかったので、亘理駅よりももっと開放的な浜吉田駅に移動してクモハE721形0番代を撮影しました。

 
クモハE721-4

クモハE721-4(仙セン)  2017年4月26日 浜吉田駅

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気象庁、日本気象協会、ウェザーニューズいずれも曇り予報だったので遠征を決行しましたが、この日は薄日が差す程度の心地よい天気。
アメダス的には日照時間が短い日だったのかも知れませんが、車体上部を絞ったステンレス製車体がテカってしまって撮影を見送ること度々… ストレスの溜まる1日でした。

 
それでも、非ワンマン対応のクモハE721形0番代はきれい撮れました。

非ワンマン対応のためドア横の出入口表示器が塞がれている状態もはっきりと確認できます。
跨線橋などの写り込みも見られないので、地味ながらも満足な1枚が撮れたと思っています。

 
5月に入ってからは「TRAIN SUITE 四季島」を追いかけたブログが多いようですが、こちらはマイペースに地味な成果を少しずつ報告していきたいと思います。



この形式写真に関連するタグ: E721系 , JR東日本