「トレインブックス」の新入荷情報や形式写真撮影の活動成果を掲載

残り少なくなった485系ジョイフルトレイン( “ジパング” の クハ484-704)

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「形式485系」を執筆した2012(平成24)年当時、485系のジョイフルトレインはこんなにたくさんありました。

 
NO.DO.KA(新潟支社)
リゾートエクスプレスゆう(水戸支社)
(東京地域本社)
(東京地域本社)
ニューなのはな(千葉支社)
・きらきらうえつ(新潟支社)
(長野支社)
リゾートやまどり(高崎支社)
・ジパング(盛岡支社)

 
この他に“リゾートやまどり”“ジパング”の種車となって消滅した“やまなみ”“せせらぎ”も高崎支社に在籍してましたので、485系ジョイトレは一つのグループを形成するほどの存在感がありました。

しかし、JR東日本管内の485系一般車の引退とともに保守部品の確保が難しくなったため、485系ジョイトレもその数を徐々に減らしてきました。

 
このリストのうち現在も現役の485系ジョイトレは“宴”“華”“きらきらうえつ”“リゾートやまどり”“ジパング”の5編成です。

“きらきらうえつ”はHB-E300系ベースのハイブリッド車“海里”の登場に合わせて引退する可能性が高いので、来年(2019年)の後半以降は残り4編成となりそうです。

 
現役の485系ジョイトレはほぼ撮影済みですが、“宴”の クロ484-3(1号車)と“ジパング”の クハ484-704(4号車)は橋上駅舎の下に停車ことが多かったので、これまで撮ることができませんでした。

東京地域本社の“宴”は首都圏で活躍しているので待っていれば撮れるような気がしますが、盛岡支社の“ジパング”は「ジパング平泉号」などの臨時列車がメインで、しかも稼働日数が少ないので未撮影のまま引退てしまいそうです。

 
“ジパング”の クハ484-704 を撮るには盛岡駅の3番ホームに入線する列車をウォッチングすればいいのですが、なかなかね〜

と思っていた矢先、11/8(木)に常磐線の浪江までの団体臨時列車の送り込みがあり、原ノ町駅で30分近く停車することが鉄道ダイヤ情報に掲載されていたので、これを撮りにクルマで遠征することにしました。

“ジパング”の撮影が失敗しても無駄な遠征にならないように福島県浜通りに11/7(水)から11/8(木)まで2日滞在し、湯本、いわき、四ツ倉、木戸、原ノ町の各駅で撮影することにしました。

 
保険を掛けて福島入りした初日(11/7)は天気予報がハズレて、概ね晴れ。

2日目(11/8)もいわき市内は概ね晴れでしたが、原ノ町駅のある南相馬市は前日の予報どおり曇ってくれたので、大本命の“ジパング”の3両だけはうまく撮れました。

 
これが撮れれば十分…

ということで、今回は“ジパング”の4号車、偶数向き制御車の クハ484-704(盛モリ)をアップしたいと思います。

 
クハ484-704

クハ484-704(盛モリ)  2018年11月8日 原ノ町駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

書類上では、1969(昭和44)年製の クハ481-35 を“やまなみ”に改造した クロ484-6(1999年施工)が種車です。

このときの改造工事は新製した車体構体に485系の部品を取り付けたものでしたので、クハ481-35 の面影はまったくありません。

2012(平成24)年に現在の クハ484-704 に再改造されましたが、内装の改装と車体塗色の変更が中心だったので、2階建て車両とほぼ同じ形状の車体断面や特徴的な前頭部の形状は“やまなみ”時代と変わっていません。

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