「雷鳥&サンダーバード列伝」の執筆が終わりました(写真はモハ681-205)

「雷鳥&サンダーバード列伝(列伝シリーズ04)」というムック本が2/21(木)に発売されます。

 
いつも“列伝シリーズ”でJR/国鉄車両の形式解説パートを執筆させていただいておりますが、今回は特急「サンダーバード」で活躍している681・683系とその改造車289系の全形式区分を解説いたしました。

今回はすべてJR西日本オリジナルの特急形車両ですが、車内設備ごとに番代区分された形式ばかりなので盛りだくさんな内容です。

 
形式図だけで42枚。

形式写真はなんと77枚。

まるで、形式ガイドブック…
すごいですよね。

我ながら、よく掲載できたな〜、と大満足な内容です。

 
特急「雷鳥」をタイトルに入れたムック本ですが、車両解説については国鉄時代の485系車両を振り返るのではなく、「サンダーバード」用として開発された681・683系を採り上げています。

ですから、懐古的な内容だけに終始するのではなく、JR西日本の特急形車両にもフォーカスをあてたムック本になっています。

 

 

この写真は、誤字脱字のチェックをしていたときを撮影したものですが、実際に出版される「雷鳥&サンダーバード列伝(列伝シリーズ04)」はすべてカラーページになっています。
当時の北越急行所属車についてはスノーラビット色をまとっていた時代のものが掲載されています。上の写真はチェック用のモノクロ印刷になっていますが…

編成の変遷も可能なかぎり細かく掲載しましたので、先行試作車の編成組み替えや方転がどのように行われたのかも描きました。

 
最近は国鉄車両を懐古する内容の鉄道本ばかり書店に並んでいますが、いま走っているJR車両にも注目してもらいたいので、これからも積極的に解説しく場を設けていきたいと思っています。

 
2/21(木)には書店に並ぶと思いますので、是非手を取っていただきたいと思っております。

 
 * * *

 
この流れを活かして 681・683系 のかっこいい先頭車をアップしたかったのですが、すでに見られなくなった形態の中間車をご覧いただくのもこのブログらしいと思いますので、少々地味な中間電動車、車掌室・事業用室付きの モハ681-205(金サワ)を選ぶことにしました。

北陸新幹線金沢延伸開業の直前は特急「はくたか」用の付属編成(サワW01編成)の8号車に連結されていました。

 
モハ681-205

モハ681-205(金サワ)  2014年11月3日 高岡駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

モハ681-205 は1995(平成7)年4月に川崎重工業で製造された基本編成(サワT05編成)用の中間電動車でした。

 
金サワ T05編成

金サワ T05編成

 

681系が特急「スーパー雷鳥(サンダーバード)」で営業を開始した当初は、車掌室・事業用室付きのモハ681形200番代は6両基本編成の3号車に連結されていました。
となりのサハ681形200番代にプチカフェテリアが設けられていたので、基本編成が単独で運転される場合は唯一の車掌室が当車(3号車)に配置されたというわけです。

しかし、2001(平成13)年に改良増備された683系は車掌室の連結位置を4号車(サハ683形300番代)に変更したため、サワT05編成は気密性向上などの160km/h運転対応工事を施したうえで特急「はくたか」専用編成(サワW04編成)に転用されました。

 
約13年間、モハ681-205 はサワW04編成の3号車で活躍しましたが、北陸新幹線金沢延伸開業で「はくたか」から名古屋発着の「しらさぎ」に転用するため、2014(平成26)年10月にその準備としてサワW11編成の モハ681-8 と差し替えが行われました。

 
金サワ W04編成とW11編成の差し替え

金サワ W04編成とW11編成のモハ681形の差し替え

 

今回アップした写真は2014(平成26)年11月の撮影なので、編成組み替えが行われた直後に撮影したものになります。

 
それまでの基本編成3号車から付属編成8号車に移動しましたが、「しらさぎ」の付属編成は米原〜金沢間の区間増結がメインの活躍場所で車掌室は基本編成のサハ681形300番代を使えばいいので、付属編成に連結される当車の車掌室は要らなくなったようです。

結局、モハ681形200番代の車掌室・事業用室部分に設けられている下降窓は「しらさぎ」転用後に埋められてしまいました。

 
北陸新幹線金沢〜敦賀間が予定どおり2023年春に開業すると683系が大量に余まることになるので、681系がこれだけ活躍する姿が見られるのもあと4年ちょっとです。

一般に国鉄形車両に比べるとJR車両はあまり注目されませんが、「しらさぎ」転用後の681系も地道に撮影していきたいと思っています。

いつの間にか区分消滅していた元北越急行所属車のサハ681形2200番代

「JR電車編成表」を購入していたので2018(平成30)年10月1日現在のJR車両の動向をチェックしていたところ、いつの間にか消滅していた形式区分があるのに気が付きました。

以前、こちらで「区分消滅の可能性が高い『しらさぎ』のサハ681形200番代(サハ681-207)」と題してプチカフェテリア付きのサハ681形200番代のことを採り上げていましたが、このサハ681形200番代ではなくて北越急行所属車のサハ681形2200番代です。

2015(平成27)年3月の北陸新幹線金沢延伸開業までは在来線の特急「はくたか」(金沢〜越後湯沢間)で使用されていていた車両です。

 
北陸新幹線の長野〜金沢間開業で在来線の「はくたか」が廃止された際、「はくたか」に使用されていた681・683系はすべて特急「しらさぎ」に転用となりました。

このときに北越急行所有の681系2000番代と683系8000番代はJR西日本に譲渡されて、編成単位で方向転換が行われ、その前後に車体塗色も赤帯を巻いた“スノーラビットエクスプレス”色から“しらさぎ”色に変更されました。

 
「しらさぎ」への転用を見越して「はくたか」時代の末期にモハ681形を差し替える編成組替が行われましたが、このため車掌室のない6両基本編成が生まれてしまったので、これを解消するためにプチカフェテリア付きのサハ681形200・2200番代を車掌室付きの300・2300番代に改造する工事が行われています。

683系4000番代のリフレッシュ工事で金沢総合車両所が手一杯だったのか分かりませんが、サハ681形の車掌室設置工事は進捗がものすごく遅く、サハ681形200番代はまだ区分消滅にはなってません。

一方、元北越急行所属車のサハ681形2200番代はあっさりと2両とも2300番代に改造されてしまったのです。

 
というか、10月の北陸遠征のときに敦賀駅で現車を見るまで、そのことに気が付きませんでした。

 
2015(平成27)年3月にJR西日本に譲渡されたサハ681形2200番代は2018(平成30)年3月には廃区分になっていたのです。JR西日本の所有となってわずか2年で廃区分です。

“しらさぎ”色をまとったサハ681形2200番代は2年弱しか存在しなかったということです。

 
残念ながら短命だった“しらさぎ”色時代のサハ681形2200番代は撮影してませんので、北越急行時代のサハ681形2200番代、N01編成の サハ681-2201 をアップしたいと思います。

 
サハ681-2201

サハ681-2201(北越急行)  2014年11月16日 高岡駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

姫新線の岡山支社管内で使用されているキハ120形300番代(キハ120-330)

10月に入ってから首都圏は曇りがちな天気が続いているので、金曜日(10/12)に埼玉県までプチ出撃してきました。

ここで撮影した形式写真を掲載しようと思いましたが、パーツ写真も含めたかたちに整理してからアップした方がよさそうな気がしたので、別の機会に回したいと思います。

 
ということで、撮影後に放置していたカットを見られるレベルまでレタッチして救ってみた形式写真をアップしてみたいと思います。

岡山気動車区(岡オカ)に配置されているキハ120形300番代、キハ120-330 です。
同区のキハ120形は、津山線、因美線(智頭〜津山間)、姫新線(佐用〜新見間)、伯備線(新見〜伯耆大山駅間)、芸備線(新見〜備後落合間)で使用されています。

 
キハ120-330

キハ120-330(岡オカ)  2014年6月7日 津山駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

岡山地区では当たり前に見られる暖色系のカラー帯をまとったキハ120形です。

岡山駅にも乗り入れているので簡単に撮れるといいのですが、背の高いテイモクが立ってしまい気軽に撮れなくなりました。
なので、2014(平成26)年の四国遠征のときに曇りエリアを探して津山駅に立ち寄ったときの写真です。

 
津山駅に到着したときは形式写真日和だったのですが、駐車場待ちをしているあいだにゲリラ豪雨をもたらしそうな雨雲が近づいてしまい、空は真っ黒。

空が暗くても露出そのものはシャッタースピードを下げれば何とかなりますが、まわりが暗くなったのでキハ120形の室内灯が煌々と輝くバランスの悪い写真になってしまいました。

豪雨になる直前に撮れたのに、これではね〜 みたいな。

 
レタッチに時間を掛けて救うほどのカットではないと思って放置してましたが、体質改善工事が終了する2021年度までに岡山色のキハ120形を撮り直しできそうもないので、室内灯の輝きを抑えるレタッチを試みてみました。

どうでしょうか?

自然な感じでしょ?

「雷鳥」の晩年に活躍したパノラマ形グリーン車(クロ481-2001)

時間は嫌なことを忘れさせてくれると言いますが、まさにそのとおりで、事務所が床上浸水してから2週間が過ぎてだいぶ気持ちが楽になりました。

 
水没したものの処分がほとんど終わったこともありますし、先日(9/5)のブログ投稿を境に、今月下旬に発売される「列伝シリーズ03 踊り子列伝」の追い込みに戻らざるを得なかったので、それどころではなくなったいうのが正直なところ。

そして、今回は仕事場が床上浸水したのであって、生活の場所が奪われたわけではないですから、フィルムの救出さえ終われば最悪の場合は投げ出しても大丈夫な状況でしたらね…

 
でも、浸水被害に気付いた日(8/28)から9日間はとにかく大変で、浸水したものの運び出しで腰がいたくなるほどでした。

運び出しの作業中に証拠として何枚か撮影しましたが、水を吸ってダメになった本の山はこんな感じでした。

 
廃棄した本の山

廃棄した本の山(一部)

 

このカットの約2.5倍ほどが水濡れしました。

きちんとカウントしてませんが、廃棄した本はぜんぶ約500冊でした。

 
左側に2013(平成25)年に出した「形式485系」のカバーが見えますが、ちょうど「踊り子列伝」の執筆中だったので、机の足元に置いてあった国鉄特急形電車に関する資料が全滅しました。

国鉄時代からの電車編成表や、たまたまスキャン準備のために床置きしていた2009年以降の「Jトレイン」…

合本ファイル収納時の開き癖を取るために床置きしていた鉄道ピクトリアルの1990〜2002年は増刊号を含め全滅。1960年代の鉄道ジャーナルも…

 
ただ、トレインブックスの整理済みの在庫は本棚に収まっていたので、販売にはほとんど影響がなかったのが不幸中の幸い。

たまたま整理途中で浸水してしまった在庫がありますが、これについては確認ができしだい「カゴへ」ボタンを外しています。

 
やっぱり、一番悔やまれるのは、救出できなかったネガ・ポジフィルムの3本ですね…

 
水洗救出中のポジフィルム

水洗救出中のポジフィルム

 
乾燥中のネガ・ポジフィルム

乾燥中のネガ・ポジフィルム

 
どう頑張っても救出できなかったポジフィルム(120フィルムの645サイズ)

・2001(平成13)年の敦賀訪問(おもに485系、419系、クハ455-701)

・2000年代の佐倉訪問(千マリの113系AU712形搭載車、E217系未更新車)

・2000年代の平塚訪問(東チタの113系2000番代)

… 本当に悔やまれます。なんですぐに水洗しなかったのだろうか、と …

 
ネガ・ポジフィルム52本(15枚フィルム換算)は水没破棄は免れましたが、ベースフィルムがひどく波打ってスキャンできる状況ではないので、何らかの対策をしないといけないと思うと頭が痛いですね…

一時ほどではないですけども、しばらくは気が休まりそうもないです。

 
列伝シリーズ03 踊り子列伝」は赤入れが終われば脱稿なので、もう少しフィルムの完全救出について考えてみようと思います。

 
2001(平成13)年の敦賀訪問のときは、“青さぎ”と化した485系塗色変更車の撮影がメインでした。

パノラマ形グリーン車が“青さぎ”カラーに変わったときは驚きましたが、まさかその2年後にウソ電のような国鉄特急色になるとは夢にも思いませんでした。

 
今回は、そのウソ電のような国鉄特急色のパノラマ形グリーン車、クロ481-2001(京キト)をアップしたいと思います。
隔週刊「鉄道 ザ・ラストラン 第10号」に提供した写真です。

 
クロ481-2001

クロ481-2001(京キト)  2009年11月6日 敦賀駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

先週のゲリラ豪雨で床上浸水してしまいました(写真は モハ380-1044)

私ごとですが、先週月曜日(8/27)の20:30過ぎのゲリラ豪雨でトレインブックスの書庫として使っている事務所が雨漏りで床上浸水してしまいました。

 
鉄筋コンクリートの事務所ビル(3階建て)の3階で、お隣も浸水していたようです。

 
一番酷いときの水位は2〜3cmだったようでしたが、床に置いてあった本が約500冊がダメになり廃棄、床に敷き詰めていたタイルカーペットはすべて水没し、この30年間撮りためていた形式写真のネガ・ポジフィルムの一部が天井からの水滴で被害を受けてしまいました。

浸水被害に気付いた日(8/28)から毎日昼夜を問わず復旧作業を行い、ようやく一昨日(9/3)からフィルムの片付けに取り掛かれるようになりました。

が、水に濡れたフィルム・ファイルのバインダーを開けると信じられない光景が…

 
水没被害を受けたポジフィルム

水没被害を受けたポジフィルムの一部

 

なんと、なんと…

一部のポジフィルムの乳剤(色素層)が溶け出していました。

 
慌てて残りのフィルムを2晩ほぼ徹夜して水洗いして、何とか救い出しましたが、ベースフィルムがふやけてしまってしまい平面が取れないほどになってしまいました。

 
フィルムの色素層が溶出してしまった120サイズのポジフィルムは3本ほど。

水洗が必要なほど水没してしまった120サイズのネガ・ポジフィルムは52本(15枚フィルム換算)。35mmサイズのモノクロネガフィルムは2本。

水没は免れたがファイルが濡れてしまって交換が必要なフィルムは200本ほど(120サイズの15枚フィルム換算)

 

ビルの屋上の配管が詰まっていたために行き場を失った雨水が天井を突き抜けたようで、天災と人災の合わせ技です。

床上浸水に気が付いた先週の火曜日(8/28)からは毎日毎日片付けの繰り返し…

 
かなり疲弊しきっていますが、ここで報告できるまでは回復しましたので、あと数ヶ月掛けて残りの片付けをしていこうと思っています。

 
 * * *

 

こういう写真をたまたま撮っていたからバチが当たったのでしょうか?

 
モハ380-1044

モハ380-1044(福フチ)  2014年8月16日 天橋立駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

何てことのない、短期間だけ活躍した381系の特急「こうのとり22号」の中間電動車、モハ380-1044(福フチ)です。

 
実は、この モハ380-1044 を含むフチFE63・FE631編成はこの写真を撮影した約3時間後に、福知山線丹波竹田駅にて集中豪雨に見舞われ冠水してしまい、電気機器の水没のため復旧されずに廃車となってしまいました。

 
このような曰く付きの車両を撮影した影響が、巡り巡って降りかかってきたのでしょうか?

これからは気を付けて謙虚に過ごしていこうと思っています。