ホロ改造にともない貫通扉が移設されているキハ110形0番代(キハ110-1)

今回は岩手遠征の3日目、8/11(金)の話しです。

 
遠征2日目(8/10)に試作車の キハ110-3 が撮れて安心しましたが、肝心のキハ111形0番代については撮れず仕舞いでした。

盆暮れなどの多客期だけ顔出しで撮れるキハ111形0番代を狙っての遠征なのに、不慣れな撮影地で臨んだため三脚の位置決めなどで時間が掛かってしまいました。
ローカル駅のため停車位置が適当だったということもありますが、それに対応できなかった自分に不甲斐なさを感じました。

 
遠征3日目(8/11)は、前日と同じような行程で土沢駅に向かいキハ111形0番代の撮影に再挑戦。でも、その前に盛岡駅でキハ110形のトップナンバー車が撮影できましたので、今回はその写真をアップしたいと思います。

前日の「はまゆり4号」の3両編成に増結用として花巻方に増結された キハ110-1(盛モリ)です。

 
キハ110-1

キハ110-1(盛モリ)  2017年8月11日 盛岡駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

キハ110系0番代は収納式のホロを装備し、片運転台車はクロスシートの座席幅の関係で後位側(連結側)も先頭部と同じ狭幅のホロを装備しています。

その後増備された100番代以降は車端部がロングシートになっているのでホロが広幅に変更されて混結ができなくなったので、盛岡〜石巻間の速達列車は急行「陸中」時代から0番代だけで組成されていました。

しかし、2007(平成19)年にキハ110形0番代の一部車両が快速「南三陸」の指定席車用として小牛田(仙ココ)に転属しました。
その際、仙ココに転出した キハ110-1・2・4・5 だけでなく「はまゆり」用として残った車両も従来ホロを装備するキハ110系100番代と連結する必要性が生じたためホロの改造が行われました。

 
ホロの改造については、もともと装備されていた収納式ホロを撤去して従来ホロの台座を取り付けているだけと思っていましたが、同部分を拡大してみると他のキハ110系先頭車とはかなり印象が異なります。

 

キハ110-1 の先頭部(後位側)

キハ110-1(盛モリ)の先頭部

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

鉄道ファン 1990年4月号(No.348)の表紙に掲載されているブラックフェイス当時の キハ110-1 と見比べると、塗色とホロの他にも何か大きなものが違うように感じます。

 

鉄道ファン 1990年4月号(No.348)

鉄道ファン 1990年4月号(No.348)

 

キハ100形は今でも収納式ホロを装備していますが、同じ時期に落成した試作車の キハ100-2 と見比べても現在の キハ110-1 とは何かが違います。

 

キハ100-2 の先頭部(後位側)

キハ100-2(盛イチ)の先頭部

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

単に収納式ホロが撤去されただけとは違う、何かが…

 
一応、従来ホロ(台座)を装備している キハ110-131 と見比べてみます。

 

キハ110-131 の先頭部(後位側)

キハ110-131(盛モリ)の先頭部

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

こちらは簡単な構造をしていますね。でも、何かが…

 
なんだろう???

う〜ん、分かりました。

やっと、キハ110-1 を見たときの違和感の正体が分かりました。

 
そうです。

キハ110-1 は前面貫通扉が車体内側に移設されているのです。

 
桟板(渡り板)の取り付け位置を見ればよく分かりますが、妻面よりも少し引っ込んだ部分に貫通扉と渡り板が取り付けられています。

収納式のホロを取り外すと「北斗星」用のオハネフ25形のように貫通扉が取り外したホロ部分より出っ張るのですが、キハ110-1 の場合は新たに取り付けられたホロの台座よりも貫通扉が引っ込んだ部分に移設されています。

 
何故このような改造が行われたか不明ですが、ホロ枠を取り付けるために構造的な競合や強度の観点で補強が必要だったために貫通扉を移設したのでしょうか?

現在、快速「はまゆり」用として盛岡車両センター(盛モリ)に配置されているキハ110系0番代はすべてこのように貫通扉が移設されているようです。もちろん、「TOHOKU EMOTION」に転用された2両も同じような形態に改造されています。

 

すでにJR第一世代のキハ110系も車齢25年に達しました。
ジョイフルトレインに改造される車両も生まれています。
ここまで来ると後年改造にもバリエーションが生まれ、活躍する地域ごとに仕様が異なってきています。

画一的と思われた車両もいつしか個性的になってきますので、その辺りの変遷をこれからも記録に残していきたいと思います。

 
国鉄形、国鉄形と騒いでいるうちに、人知れず消えていくJR第一世代がこれから増えると思いますので…



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