「トレインブックス」の新入荷情報や形式写真撮影の活動成果を掲載

「はまかぜ」の大阪・鳥取方先頭車(キハ189-2)

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キハ181系時代最晩年の特急「はまかぜ」で使用されていた キハ181-27 をアップしましたので、今回は現在「はまかぜ」で使用されているキハ189系の大阪・鳥取方先頭車、キハ189-2(近キト)をアップします。

 
キハ189-2

キハ189-2(近キト)  2013年3月3日 和田山駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

今回は、形式写真について書いてみます。

 
駅のホームなどで撮る場合に限られるかもしれませんが、形式写真というのは特別な撮影技術が必要ないので、すごく簡単に撮影することができます。

しかも、焦点距離 50mmの標準レンズだけ持っていれば大丈夫なので、レンズ沼にはまる心配がありません。

 
上の写真は Nikon D800E で撮影していますが、この Nikon のカメラに付けられるレンズは “COSINA Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF.2” の1本しか持っていません。

しかも、このレンズはマニュアルフォーカス。自分でピントを合わせるレンズです。

 

撮るのも簡単です。

だいたいの構図が決まっているので、

(1) 撮りたい構図になるように自分が移動し、
(2) 三脚をセットし、
(3) 雲台で構図を微調整し、
(4) ピントを合わせ、シャッタースピードや絞りを合わせ、
(5) シャッターを切る。

 

三脚を使わなければ、(2)と(3)は不要ですし、撮影条件をカメラ任せにすれば(4)も要りませんので、(1)と(5)だけ、つまり、撮りたい場所に移動してシャッタを切る。

これだけで形式写真が撮れます。

 

でも、きれいに撮るとなるとそれなりに工夫が必要になってきます。

 
車両の手前から奥まで全体にわたってピントを合わせようとすると、絞り込む必要があるので、シャッタースピードが遅くなります。

上の写真の撮影データは以下のとおりで、この条件を手持ちで撮影するとなると難しいものがあります。

 

シャッタースピード:1/25秒
絞り値:f/10
露光補正量:+0.6EV
ISO感度:100

 
このときは明るい曇り空のときで、1/25秒でシャッターが切れましたが、雲が厚いときや小雨が降りそうなときは1/4秒で切るときもあるので、そのようなときに手持ち撮影は不可能です。

 

上の形式写真を撮るために三脚をセットした状態を撮影しましたが、こんな感じです。

 
和田山駅でキハ189-2を撮影する光景

 
このときは太陽の位置が写真の右上で、もし晴れていたら車体の手前側面が影になる半逆光でした。

 
もし、晴れた日に順光できれいに撮ろうとすると、和田山駅の4番線ホームは必ず逆光または半逆光になるので、撮影場所としては不適切となります。

しかし、上の写真のように空が曇っているときに撮ると、先頭部がほかより少し明るくなる程度で、車体側面(非公式側)にも光が回ってくるので、痛い写真にはなりません。

 
だから、いつも「曇りの日に撮影」できるように天気予報をチェックしながら、出撃先を決めているのです。

 

今日は新潟まで遠征する予定でしたが、天気予報が不安定でしたので見送りました。

 

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