気動車

従来のタイフォンが撤去された釧路地区の キハ40 1742

今日は家族から頼まれた用事ばかりで右往左往した一日でした。

頼む方は気軽に言いますけど、そのためにクルマを出さなければいけないし、行き先はバラバラだし、1回で済まないことも。

主夫というのは自分のことが後回し… こういう日は精神的に結構辛いです。

 
毎日がこうではないですから、やってられますけど…

というか、こうならないように今日は家族のための雑用の日と決めて、朝から夕方まで頼まれた用事を今日一日に詰め込んだからです。

そうしないと、好きなことに集中できる日が確保できないですからね。

 
 * * *

 
気を取り直して、今日はブログのためにレタッチしてあった形式写真をアップしたいと思います。

釧路運輸車両所(釧クシ)に配置されているキハ40形で見られる一般的な1700番代で、車体妻部のタイフォンが撤去されている キハ40 1742 です。

 
キハ40 1742

キハ40 1742(釧クシ)  2017年5月25日 白糠駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

釧クシのキハ40形は野性動物との衝突対策のため乗務員室(運転室)上部助士席側の屋根に警笛が取り付けられています。少し見にくいですが、ホイッスルカバーが確認できると思います。

このため、従来から装備していたタイフォンが使われなくなったので、最近は工場入場時にタイフォンが撤去されています。

 
先月の北海道遠征で半日近く白糠駅に滞在してキハ40形を5〜6両目撃しましたが、在来のタイフォンが残っていたのは キハ40 1778 の1両だけでした。

運用の関係などでたまたまタイフォン撤去車ばかり白糠駅に入線したのかも知れませんが、撤去工事は着々と進んでいるので、釧路・帯広地区からタイフォン装備のキハ40形はいなくなるものと思われます。

 
キハ40 1742(左)とキハ40 1778(右)の連結部

キハ40 1742(左)とキハ40 1778(右)の連結部

 

釧クシ車の特徴として貫通扉の愛称板受けが挙げられますが、これはトイレが設置された後位側(根室方)のみとなります。今回のように下り列車を後ろから狙うと、愛称板受けが装備された状態は撮影できません。

また、釧クシのキハ40形は幌が他区所と反対側に取り付けられているので、トイレのない前位側に幌が取り付けられています。

幌の下部には車番が書かれているのも釧クシ車の特徴ですが、これは同部分を拡大しないと確認できません。下の写真くらいの拡大でも難しいです。

 
キハ40 1742 の前位側(下回り)

キハ40 1742 の前位側(下回り)

 

キハ40系は全国区最後の国鉄形車両ですが、まだまだ活躍線区に応じてバリエーションが増えています。



この形式写真に関連するタグ: JR北海道 , キハ40系

鹿衝突対策のクッションを取り付けたキハ85-1108(クルマ購入の話し①)

もう4ヶ月も前の話しですが、この2月にクルマを買いました。

 

ゴルフ ヴァリアント TSIハイライン(富士山をバックに)

VOLKSWAGEN GOLF Variant TSI Highline(道の駅朝霧高原にて)

 
いきなりクルマの写真で申し訳ないですが、先月末の週末、富士山麓へドライブに行ったときの写真です。カタログの見開き写真みたいになってしまいましたが… いい感じでしょ。

 

少々ずんぐりむっくりなシルエットですが、要所要所にシャープさが付加されているデザインなので気に入っています。

フロントグリルを大形化した厳ついデザインではないのでね…
あれ苦手なんです。

 
※ 今日の形式写真をご覧になりたい方はどんどん下へスクロールしてください。きちんとアップしていますので…

 
* * *

 
遠征報告が立て込んでいたので書きそびれていましたが、もうすでに納車して4ヶ月が経っています。
こちらで報告したように、この春はクルマで撮影遠征に結構出てましたので 5月末までの3ヶ月で 9,000km以上も走りました。

納車当時のことは忘れかけていますし、人生初のクルマ購入なので少しそのときのことを記録に残してみようと思います。

 
何てことのない… 買ったのは新車ではなくて中古車です。

これまで車種さえ選ばなければクルマが手に入る環境にあったので、今回は自分にとって初めてのクルマ購入。

 
神奈川県の片田舎、大和市つきみ野在住ですから、通勤通学などで田園都市線に乗る以外はすべてクルマ移動が基本です。

この辺りはクルマが必需品なのです。

でも、1人クルマ1台ほどの地域ではありません。我が家の場合だったら、家族4人が乗れることが第一条件になります。

 
古本屋を生業にしているので、本を引き取りに行ったときに1,000冊程度の鉄道雑誌が積めないといけません。

撮影遠征に出たときは、布団を敷けば車中泊ができる。

今までは軽自動車のワゴンR(5代目)だったので、こんどは比較的重心の低いクルマがいいなぁ~、みたいな…

となると、最近の日本車では絶滅危惧種になってしまった感の強い“ステーションワゴン”

 
レガシー・ツーリングワゴン、アコード・ワゴン、ステージア、カルディナ…
この他にもたくさんのステーションワゴンがありました。

でも、現在国産のステーションワゴンは、マツダのアテンザワゴンとスバルのレヴォーグくらい…

トヨタにもステーションワゴンのラインナップがありますが、フロントのデザインが深海魚みたいで下品なのと、トランスミッションがCVTなので除外。

 

アテンザ ワゴン(MAZDA ATWNZA WAGON XD Proactive)

アテンザ(MAZDA ATWNZA WAGON XD Proactive)
(全長:4,805mm、全幅:1,840mm)

 

レヴォーグ(SUBARU LEVORG 1.6GT-S EyeSight)

レヴォーグ(SUBARU LEVORG 1.6GT-S EyeSight)
(全長:4,690mm、全幅:1,780mm)

 

と、2〜3年前からここまでは考えていたのですが、ワゴンRに乗っていて困っていなかったので、クルマ選びは棚上げ。

国産Dセグメントのステーションワゴンが実質2車種しかないのに、レヴォーグは4WD(四輪駆動)のCVT…

そうなると、アテンザワゴンの1択かなぁ〜、と。

 
国産ステーションワゴンの惨状を知ってしまうとクルマ選定はストップしてしまうので、欧州車のステーションワゴンも調べてみましたが、何とか手が届きそうな価格帯のモデルがあることに気付きました。

新車にこだわる必要もないですし、場合によっては認定中古車を手に入れるという考えもアリです。

それにしても、クルマ離れなんて訳の分からないことが言われていますが、いざ調べてみると欲しい日本車がないんですよね。ステーションワゴンを欲しいと思うこと自体が時代遅れか…

 
欧州車のDセグメントにはたくさんのステーションワゴンが用意されていますが、やっぱり庶民には買えない価格設定です。当たり前ですよね。

何とか予算内に入るのはフォルクスワーゲンのパサート・ヴァリアントぐらい。BMW 3シリーズ ツーリング(BMW 3−series touring)が格好よくて気に入ったのですが、やはり手が出ません。

 

パサート(VOLKSWAGEN PASSAT Variant TSI Highline)

パサート ヴァリアント(VOLKSWAGEN PASSAT Variant TSI Highline)
(全長:4,775mm、全幅:1,830mm)

 

BMW 3シリーズ ツーリング(BMW 3−series touring)

BMW 3シリーズ ツーリング(BMW 3−series touring)

 

また、この時点でクルマ選びを放置。

急いでクルマを変える必要がないですからね…

 
クルマ選びのことを忘れかけていた1月末の週末、大和駅前にできた大和市立図書館(大和市文化創造拠点シリウス)まで約4.5kmを1時間ほど夫婦2人で散歩していたところ、フォルクスワーゲン大和があるのを発見しました。

つきみ野在住歴21年の大和市民ですが、大和駅方面は用事がないのでほとんど知りません。もちろん、フォルクスワーゲンのディーラー(フォルクスワーゲン大和)があるのをそのときまで知りませんでした。

せっかくの機会だったのでお店に入ってみることにしました。

 

フォルクスワーゲン大和

フォルクスワーゲン大和

 

クルマをこれまで買ったことがなかったので、ディーラーに入るのは初体験です。

 
新入社員の女性店員さんに対応してもらい、パサート・ヴァリアントの説明を一通り受けて、運転席シートに座って座り心地を確認。

残念ながらパサートはシート形状がまったく体型に合わなかったらしく、座っていても心地が悪く、しかも座ったときの目線でインテリアを見ると落ち着きすぎでつまらない。Dセグメントの余裕がデザインに表れているのでしょうが、何か今ひとつ。

それでもせっかくの機会だったので、欧州車では一般的になっているダウンサイジング・ターボの走りを確認してアテンザワゴンを試乗するきっかけを作っておこう!そう思って試乗をお願いしたところ、パサートが出払っていたみたいだったので、同一エンジンを搭載するゴルフ・ヴァリアント TSIハイラインに試乗しました。

 
1.4Lのダウンサイジング・ターボの走りを初体験です。

運転してみると1.4Lとは思えないほどのトルクで運転しやすい(1,500~3,500回転で250Nmのトルクを発生しているとのこと)。
7速DSGのトランスミッションはギアの繋ぎ目が分からないほどスムーズ。
インテリアもピアノブラックを多用して落ち着いた感じ。

後部座席を前に倒して車中泊するときを想定して横になっても、168cmの身長でも足が伸ばせるほどの広さ。

実用性は十分です。

 
ゴルフというクルマは30年以上前に運転したことがありますが、とにかく悪いイメージしかありません。
その流れを組む後継車だから否定的な思い込みのまま試乗しましたが、車体幅が広いこととアイドリングストップから出だしがもたつくくらいしかウィークポイントが見つからない。完全に否定的なイメージが払拭されてしまいました。

Cセグメントのためやや車体長が短いので車中泊に向かないと思い込んでいたのも思い過ごし。パサート・ヴァリアントをやめてゴルフ・ヴァリアントにするのもアリになってきました。

 
フォルクスワーゲン大和は試乗コースに大和厚木バイパス(国道246号線)が含まれているので、短距離ながらも高速運転が試せます。

シートが固めでホールドがよく、サスペンションが固めでロールが少ない、そして低回転域で最大トルクが出るチューニングなので加速がよくエンジン回転数も低い。

これなら片道500kmくらいの撮影遠征でも軽い気持ちで出られるかも知れない、そう思って“ゴルフ ヴァリアント TSIハイライン”を第一候補として検討することになりました。

それまで次に乗るクルマはマツダのアテンザワゴンかな〜 と思っていたのに、すっかりゴルフヴァリアントに魅了されました。

 

ゴルフ ヴァリアント TSI ハイライン(VOLKSWAGEN GOLF Variant TSI Highline)

ゴルフ ヴァリアント TSI ハイライン(VOLKSWAGEN GOLF Variant TSI Highline)
(全長:4,575mm、全幅:1,800mm)

 

で、よくよく聞いてみると試乗したクルマが認定中古車で、諸経費込みでも予算範囲内とのこと。

高額な買いものというのは気持ちよく販売員に騙されて買うのがよいと常日頃から思っているので、即決してその場で見積を出してもらうことにしました。もちろん、輸入車なので1年間の延長保証も付けましたよ…

2016(平成28)年12月登録で2年落ち、
走行距離は25,000kmで、
外装はほとんどキズなし。

もともと“TSIハイライン”というグレードは安全装備付きが標準仕様なので、本皮シートとパワーシート以外はすべて装備されている印象。もう文句なしです。

 
この時点で買う決断を下しましたが、ワゴンRと妻の実家(←クルマ屋さんなので)との調整が必要だったのと、ゴルフヴァリアント現行モデル(当時)の評判をネットで確認しておきたかったので、数日後にもう1回試乗して気になった部分を確かめたうえで購入することにしました。

人生初のクルマ購入でしたが、購入検討にたくさんの時間を掛けたくない性格だったので、呆気なく決めてしまいました。

しかも、輸入車に憧れがあったわけでもないのにアッサリと…

とは言っても、大衆車ゴルフの派生車ですけどね…

 
もともと50歳の自分にご褒美をと思ったのがきっかけでクルマ選びを始めましたが、途中で放置したこともあってそのこと自体を忘れてました。

が、なんとなんと不思議なことに納車日は50歳の誕生日。

自分へのご褒美をディーラーの女性店員さんが一緒に祝ってくれて無事納車に至りました。
こんなこともあるのですね…

 
ということで、今年(2017年)の2月以降はクルマ遠征に出ずっぱり。
上述のとおり、3ヶ月間で9,000kmも走ってしまいました。

乗っていて楽しいクルマというのはいいですね。

高速道路での長距離運転のときの燃費がいいので、ローレル時代のように給油が怖いなんてこともありません。

燃費は、街乗りだと10〜14km/L、高速道路では17〜20km/L程度。
新東名のような起伏の少ない高速道路で95〜100km/hで巡航運転すると、だいたい23km/Lで走ります。

 
ワゴンRのときよりも気軽にクルマ遠征に出られるようになったので、これからも車中泊を多用してJR車両を撮影していきたいと思います。

こんどは納車後のことを少し書いてみようと思います。

 
* * *

 
最後に少しだけ鉄道ニュースに絡んで形式写真をアップしたいと思います。

 
JR東海から、同社管内を走る特急「ひだ」「南紀」で使用されているキハ85系の後継車についての発表がありました。

キハ85系後継車としてハイブリッド方式を採用した特急形車両を4両新製し、2019(平成31)年末より試験走行を開始するとのことです。計画では、2022(平成34)年度を目標に量産車を投入するようです。

 
キハ85系の量産先行車が登場したのが1989(平成元)年です。
当時は国鉄形のキハ80系の置き替えとスピードアップが急務だった時代です。

発表資料に次期特急車両の外装デザインや車両設備などが公開されていますが、こんどの置き替えはスピードアップよりも接客サービスの向上と環境負荷の低減、メンテナンス性の向上が主目的になっています。

 

JR東海 次期特急車両

JR東海の次期特急用ハイブリッド車両

 

こんどは置き替えられる立場になったキハ85系ですが、すでに落成してから20年以上経っているので、一部の車両は後年改造により外観が変化しています。

「南紀」で運用されるキハ85形は、野生動物との接触事故対策のためスカートにスポンジゴム製の衝撃緩和装置が取り付けられています。

非貫通形のキハ85-8・10は大形のものが取り付けられていますが、貫通形のキハ85-1108・1109・1111・1114の4両は下の写真のように小さく分割されたスポンジゴムが取り付けられています。いずれも2012(平成24)年に施工されました。

 
キハ85-1108

キハ85-1108(海ナコ)  2017年5月10日 津駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

この衝撃緩和装置はきちんと特許も取得しており、正式名称も“多層構造跳ね飛ばし衝撃緩和装置(特許5832268)”となっています。

スカート部分を拡大してみると、スポンジゴム製がきちんと取り付けられるようにスカート部分にアングル材が溶接されているのが分かります。

 

キハ85-1108の衝撃緩和装置

キハ85-1108の衝撃緩和装置

 

数年前に登場したキハ25形1000・1100番代などはスカートの表面に緩衝材が貼り付けられていますので、キハ85形での試験も一定の成果があったということなのでしょう。

この鹿衝突試験のクッション取り付けは一時的なものと思っていましたが、次期特急用ハイブリッド車両が量産されて置き替えられるまでは見られそうです。



この形式写真に関連するタグ: JR東海 , キハ85系 , プレス発表

新塗色で落成したLED式ヘッドマーク・ワイパー2本装備の キロ261-1109

前回の撮影報告で北海道遠征を終わらせるつもりでしたが、もう1両だけ地味な成果がありましたので、遠征最終日(5/27)に撮影した写真をアップしたいと思います。

 
この日は、前回書いたとおり小樽で721系1000番代(サウF-1009編成)を撮影してましたが、ちょうど3両を撮り終えたところで雨に降られてしまいました。

ロケハンでもいいつもりで行ったのに珍しい車両が撮れたのですから、もうこれで十分。

小樽に長居は無用と思って岩見沢に行きたかったのですが、空知地区はあいにく予報どおり雨。
道南方面に行くと雨が上がっている模様。

かといって最終日に函館まで長距離移動する余裕はなかったので、新千歳空港まで戻ることを考慮して雨が上がりそうだった苫小牧に行くことにしました。
岩見沢で789系0番代を撮りたかったのですけどね… 今回は縁がありませんでした。

 
遠征の初日(5/24)、3日目(5/26)と「スーパー北斗」は見飽きてましたが、撮影可能時間帯の本数が少なくて何度挑戦してもキハ261系1000番代のキロ261形が撮れなかったので、夕方の上り「スーパー北斗」で先頭車を狙うことにしました。

もう夕方で露出が厳しい状況でしたが、曇りとはいえちょうど順光だったのと、乗客がほとんどいなくて車体揺れがなかったのでうまい具合に撮影できました。

しかも、やって来た2両のキロ261形は5次車で“HET 261”ロゴ付きの旧塗色車と、6次車の新塗色車。

撮りたかった2タイプ…

 
北海道遠征の最終日は雨を避けた行程だったので6両しか撮れない1日でしたが、最後の最後まで地味な成果を積み重ねることができました。

18時過ぎには新千歳空港に入り、成田行きの遅いジェットスター便で帰途に就きました。

 
札幌フリーパス

 

これが出発前日まで申し込み可能な格安ツアーのオプションだった“札幌フリーパス”です。

今回の北海道遠征は4日間有効のものを購入しましたが、5,000円ちょっとの追加で済みました。
特急列車には乗れませんが、札幌近郊を快速列車で行き来するにはちょうどいいフリーきっぷでした。

 
* * *

 
いまのところキハ261系1000番代では最新鋭となる6次車の キロ261-1109(函ハコ)をアップします。

キハ261系1000番代のうち6次車以降の増備車は当初よりこの新塗色で落成しています。
因みに、2009(平成21)年に落成した3次車の キロ261-1103こちらにアップしてあります。

 
キロ261-1109

キロ261-1109(函ハコ)  2017年5月27日 苫小牧駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

キロ261-1109 は、キハ183系500番代が使用されていた「北斗」の1往復を置き替えるために2016(平成28)年に増備された6次車のうちの1両です。

6次車の先頭車は、愛称表示装置(ヘッドマーク)が幕式からフルカラーLED式に変更され、運転席窓のワイパーが1本から2本の装備に変更されています。

 

キロ261-1109 の先頭部

 

写真を拡大してみて分かったのですが、キハ261系のワイパーは自動車分野で有名な“PIAA”を使っているのですね…

この程度の拡大と分からないですが、等倍で見てみるとブレード部分に“PIAA”のロゴが見えます。馴染みのメーカーなので親近感が湧いてきます。

 

キハ261系1000番代は、落成と入場時期の関係で「スーパーとかち」で使用されている札幌運転所(札サウ)配置の初期車から順に新塗色に塗り替えられています。

これらの初期車は最近になって先頭車のヘッドマークが6次車のように幕式からフルカラーLED式に変更されています。また、1つ形態のバリエーションが増えました。

 
3月ダイヤ改正で「スーパー北斗」が札サウから函館運輸所(函ハコ)に移管されて新塗色の初期車が「スーパー北斗」に充当されなくなったので、キハ183系「北斗」のキハ261系化が完了するまでは新塗色の「スーパー北斗」は少数派となりそうです。



この形式写真に関連するタグ: JR北海道 , キハ261系

1区分1両が多い721系のなかで特に忘れ去れがちなクハ721形2000番代

今回は北海道遠征4日目、最終日(5/27)の話しです。

ゆっくりと遠征記録を書き過ぎましたね、もう10日以上も前のことになりました。

 
この日は全道で雨予報だったので、早朝起床はやめてゆっくり寝坊しました。

毎日6時には札幌駅にいて、ホテルに戻るのも夜中でしたので寝不足が続いてましたので、久しぶりに気持ちよく朝を迎えました。

でも、外は予報どおり雨…

 
どこに行っても無駄だろうと雨雲レーダーをチェックしていたら、雨の降っていないエリアを発見!後志の小樽地区です。

もし雨が降っていたとしても小樽駅の発着番線がチェックできるから無駄足にはならないだろう。そう思って札幌運転所(札サウ)の状況をチェックしつつ小樽に向かいました。

 
小樽駅に着いてみたら目を疑うような光景が…

“uシート”先頭車 クハ721-1009 を含むF-1009編成が側線に留置されていたのです。
何とラッキーなことでしょうか。

 
札サウ721系 F-1009編成(右側が岩見沢・新千歳空港方)

札サウ721系 F-1009編成(右側が岩見沢・新千歳空港方)

 

クハ721-1009モハ721-1009 は撮影済みですが、この編成の小樽方に連結されている クハ721-2009 は未撮影。

721系の未撮影区分は快速「エアポート」用の721系5100・5200番代のみだったと以前書いていましたが、1つ忘れてました。1区分1両のクハ721形2000番代(クハ721-2009)です。

F-1009編成は“uシート”なのに先頭車という クハ721-1009 にばかり目が行ってしまいますが、反対側の クハ721-2009 もレアな車両です。見た目は地味ですが…

 
ということで、小樽駅の1番ホームから クハ721-2009 を撮影しようと三脚をセット。
でも、雨が上がったばかりで車体の水滴が目立っていたので乾くの待つために時間潰しをしていたら、いつの間にかF-1009編成は余市側に引き上げてしまいました。

奥側の側線に移動してしまうのかと心配しましたが、嬉しいことに2番ホームに入ってきました。

F-1009編成を目撃してから30分以上経ったので、車体の水滴も乾いてサッパリ。
しかも、充当列車の発車時刻にはまだ余裕があるので、我先に乗車するお客もいない。

完全に1人撮影会状態… こんなことがあるのですね。

 
今回はそんな状況で撮影した クハ721-2009(札サウ)をアップしたいと思います

 
クハ721-2009

クハ721-2009(札サウ)  2017年5月27日 小樽駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

クハ721-2009 が落成したのは1994(平成6)年です。
このときは千の位の数字(奇数または偶数)が連結方向を示してました。

2010(平成22)に721系0番代をVVVFインバータ制御に改造したときにクハ721形2100番代(←クハ721形0番代)とクハ721形2200番代(←クモハ721形0番代)が誕生しましたが、こちらは百の位が連結方向を示しています。

この前後に登場した「エアポート」用の721系3100・3200番代、4100・4200番代、5100・5200番代は、百の位を見れば連結方向が分かるようになっています。
でも、同時期の誕生したクハ721形5000番代は例外的にどちら側の先頭車も方向転換が不可なのに同じ区分を名乗っています(クハ721-5001・5002)。まるで昭和40年代の国鉄形式のようです。

とは言え、最近は百の位が連結方向を示している例が多いので、これが定着したのかと思っていましたが、2016(平成28)年に登場した「はこだてライナー」用の733系1000番代は千の位が連結方向を表すかたちに戻りました。
クハ733形1000番代の反対側に連結されているのはクハ733形2000番代、という区分です。変ですよね…

 
JR北海道の721系は車両形式と番代区分の付け方が滅茶苦茶で感覚的に理解するのが難しいのですが、現場では混乱しないのでしょうか?

 
もう少し今後のことを考えて形式や区分を割り当てた方がいいと、素人目に思ってしまいます。
余計なお世話ですが…



この形式写真に関連するタグ: 721系 , JR北海道

重要機器取り替え工事により誕生したインフレ区分車の キハ183-8563

今回は北海道遠征3日目(5/26)の話しです。

ゆっくりと遠征記録を書いてますので、もう1週間以上も前のことになります。

 
遠征3日目こそ岩見沢に行くぞ!と、特急「ライラック」の789系0番代を撮る気満々でいましたが、前日(5/25)の時点で天気予報が好転。

道央・空知地区が曇ってくれないのなら“札幌フリーパス”のフリー区間を飛び出して旭川近郊の車両を撮るつもりでいましたが、道南方面に行かないと雲に掛からない予報でした。
札幌の連泊なので函館に行っても撮影時間が限られるし… と色々と考えましたが、3日目も登別駅に詰めることにしました。

登別もフリー区間外ですが、片道1,000円以内の距離なので、まぁ〜何とか許容できるレベル。

苫小牧駅では撮れない札幌方に連結される車両がここでは撮れるので、片っ端から撮るつもりで望みました。

 
当日は、苫小牧以南は安定的な曇り。

苫小牧では撮れないキハ261形1200番代とキハ260形1200番代を狙って三脚をセットしましたが、修学旅行生でいっぱいの車内。流石に撮る気が失せてしまったので、この2区分は次の機会に先延ばしすることに。

でも、今回の遠征はキハ183形3550・4550番代の重要機器取り替え工事(機関更新など)が完了した後だったので、特急「北斗」のキハ183形8550・9550番代もきっちり撮影しました。

昨年までの遠征では未改造車が運用に入っていたので、機関更新車を狙うのが大変だったのでね…

 
ということで、今回はキハ183形3550番代に重要機器取り替え工事を施工して番号が8550番代となった キハ183-8563(函ハコ)をアップしたいと思います。

写真の キハ183-8563 は、1990(平成2)年5月に キハ183-1563 として新製されましたが、1993(平成5)年4月に「北斗」の130km/h運転に対応するために キハ183-3563 に改造されました。そして今回、重要機器取り替え工事により キハ183-8563 に改番されました。

 
キハ183-8563

キハ183-8563(函ハコ)  2017年5月26日 登別駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

重要機器取り替え工事が施工された元130km/n運転対応車は従来の番号に5000がプラスされたため、先頭車のキハ183形は8550・9550番代に、中間車のキハ182形とキロ182形は7550番代にそれぞれ改番されました。

この工事により駆動用機関(エンジン)はキハ261系1000番代と同系統の N-DMF13HZK(460ps/2,100rpm)換装され、変速機も N-DW16A に変更されました。
先頭車のキハ183形は330PSから460PSに出力アップとなりましたが、中間車のキハ182形とキロ182形は660PSから460PSに出力ダウンとなったため、工事完了後は編成としての機関出力が若干低下しました。

これを受けて130km/n運転対応車系統の「北斗」の速度種別が“A25(125km/h)”から“A3(103km/h)”に変更されたため、130km/h運転が不可能な列車運用となりました。

しかし、ジャンパー連結器上部の車体妻部には“130”の標記があります。

 
キハ183-8563の“130”標記

キハ183-8563の“130”標記

 

重要機器取り替え工事が行われる前は最高速度を意味する数字でしたが、現在は“130”という数字の意味合いが変わっています。

130km/h運転を開始したときにブレーキ装置の圧力が変更されことを意味しており、キハ183系の従来車(110・120km/h対応車)とは混結できないことを表しています。

 
キハ183系従来車と連結できるようにブレーキシリンダー圧力切替弁を取り付けたキハ183形9550番代(元キハ183形4550番代)は、これまでどおり“130/120”と標記しています。
キハ183形9550番代は「北斗」の予備車として函ハコに残っているキハ183系500番代(N183系)と連結できますが、N183系の定期「北斗」がなくなった現在はブレーキシリンダー圧力切替弁を活用する場面はなくなりました。

 
キハ183-9560の“130/120”標記

キハ183-9560の“130/120”標記

 

それほど大きくないキハ183系というグループに、最高速度とブレーキ装置の違いで3種類もの車両が存在しているのが事態をややこしくしています。
でも、このような非効率的な車両運用も「北斗」からキハ183系が撤退し、重要機器取替工事車が「オホーツク」「大雪」に転用されるまでの辛抱です。

国鉄形車両ファンとしてはキハ183系の活躍を期待したいところですが、ノスタルジーだけでは解決しない問題ですので、キハ261系の増備で以て車両運用の問題が解決されることを期待したいと思います。

 

なお、今回はブログ“北海道の鉄道情報局”を参考にさせていただきました。



この形式写真に関連するタグ: JR北海道 , キハ183系